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2012年11月22日

ふじみ衛生組合 新ごみ処理施設

10時 調布市議会でふじみ衛生組合新ごみ処理施設を視察しました。

ふじみ衛生組合は、調布市と三鷹市が燃やすごみ(可燃ごみ)及び燃やさないごみ(不燃ごみ)の共同処理をするための一部事務組合。

新ごみ処理施設は新たな「燃やすごみ」の処理施設です。




建物に入ります。

外構はまだ工事中。



3階の研修ホールで説明を受けます。

座席数は120席。社会科見学で訪れる小学4年生を十分に受け入れられます。
来年度から、使っていない時は地域住民に無料で開放される予定です。


建築概要
鉄筋コンクリート造、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造
地上5階、地下1階、高さ28m
煙突の高さ100m、太さ10.05m

設備概要
処理能力 288t/日(144t/日×2炉)
処理方式 全連続燃焼式ストーカ炉
総発電量 年間4,430万kWh(見込み=約12,000世帯分)

事業方式 
DBO方式(公設民営方式)
建設:平成22年2月~平成25年3月(3年間)
運営:平成25年4月~平成45年3月(20年間)


建設工事は、JFEエンジニアリング(株)と101億6,400万円で、20年間の運営業務は、JFEエンジニアリングが設立した特別目的会社であるエコサービスふじみ(株)と50億6,100万円で、合計152億2,500万円(消費税込み)で契約しました。



施設内を見学します。


ふじみ衛生組合議会議場。現在、調布の林議員が議長を務めています。



ごみを積載したパッカー車がピットへごみを投入するプラットホーム




ごみを溜めるごみピット



ごみクレーン操作室



監視モニター室。ちょうど打ち合わせ中でした。



蒸気タービン発電機
ごみを燃やして発生する燃焼ガスは、蒸気として熱回収されます。
蒸気は、余熱利用に用いられ、場内の給湯などに利用されるほか、蒸気タービン発電機にて発電を行います。
発電量は年間4,430万kWhで約12,000世帯分の使用量に相当します。約1/3を施設内で使用し、2/3を売電する予定ですが、売り上げは運営委託会社の収入となります。



ソーラパネルは3階に2枚、屋上に48枚、計50枚設置されています。


表示パネルで発電状況が分かります。現在5.5Kw。



屋上緑化にも力を入れています。




ふじみ衛生組合では、愛称を募集しました。
応募は103通。

その中から正式名称として「クリーンプラザふじみ」を選びました。

愛称は「最優秀賞」は該当なしでしたが、「優秀賞」の愛称を組み合わせて「三調(さんちょう)めのエントツくん」としました。





12月3日から、新ごみ処理施設で試験焼却が始まる予定です。

両市の市民に愛される施設となることを願いますicon01  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01Comments(0)今日の出来事