たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報調布市 調布市

2015年10月11日

飛田給自治会防災訓練

9時50分 飛田給自治会1丁目防災会2丁目防災会主催の防災訓練が、飛田給1丁目の飛田給ふれあいの家で行われました。

調布消防署と地元の消防団第1分団が協力。
私は、昨年3月に消防団を退団したので、一般の自治会員としての参加です。

共進野口倉庫での開催を予定していましたが、小雨のため、室内のふれあいの家に変更しました。




室内のため、「アルファ米での炊き出し訓練」や「訓練用消火器による初期消火訓練」などは中止となり、訓練内容も変更しました。

AEDによる心肺蘇生法の訓練

調布消防署員が手本を見せた後、胸骨圧迫(心臓マッサージ)担当とAED(Automated External Defibrillator=自動体外式除細動器)担当の2人一組で訓練。


AEDを担当してみました。


救急車が通報を受けてから現場に到着するまでの平均時間は、東京都内で約7分54秒(平成26年)を要しています。

居合わせた人が救命処置をした場合と救急車が来るまで何もしなかった場合では、命が助かる可能性がまったく違います。

何もしなければ、救急車が来る約8分間のあいだに、救命率は一気に10%にまで低下してしまいます。
1ヵ月後の生存率は、応急手当のあるなしで、15.1%と4.7%と3倍以上の開きがあります。

大切な命を救うためには、救急車が到着するまでに私たち一般の人がAEDを使用して、少しでも早く心肺を蘇生させることがとても重要なのです。

(出典:東京消防庁「応急手当の重要性」


三角巾による応急救護訓練




119番通報訓練 消防署の訓練オペレーターを相手に通報の仕方を練習。




家具転倒防止の説明 阪神淡路大震災犠牲者の死亡原因の約77%は家屋の倒壊や家具の転倒による「圧死」でした。家具の転倒防止は確実に危険から生命と身体を守ります。(出典:国土交通省「阪神淡路大震災の教訓に学ぶ〜震災の死亡原因」



住宅用火災警報器の説明 (写真:飛田給ふれあいの家の火災警報器)

警報器を設置している場合は、 設置していない場合に比べ、死者の発生は2/3、焼損床面積・損害額は概ね半減(出典:消防庁「住宅用火災警報器Q&A」)。
警報器は電池が切れると作動しなくなります。電池の寿命は多くが約10年程です。定期的に点検ボタンを押すなどして作動確認を行いましょう。(出典:日本火災報知機工業会「住宅用火災警報器交換のすすめ」



練終了後、飛田給ふれあいの家に設置されているAEDを実際に取り出してみました。



「注意:扉を開けると警報ブザーが鳴ります。」と書いてありますが、ブザーは鳴りませんでした。
消防署職員さんによると、扉を開けてブザーが鳴っても、締めると停まるそうです。


ふれあいの家は市内10カ所の地域福祉センターを保管するための地域コミュニティー施設として市内18カ所に設置されていて、利用者の多くは高齢者です。

私は「ふれあいの家」にもAEDを設置するように平成23年から何回も市議会文教委員会で質疑と要請をしてきましたが、ようやく、昨年の4月に設置されました。


文教委員会での質疑
「市は市民にAEDを学びましょうと言っているのに、ふれあいの家に置いていないのは説得力に欠ける。一日も早く設置すべき。(平成23年9月文教委員会

「地域のコミュニティー施設の中核であるふれあいの家にAEDが設置していないのはどうしてか。」(平成24年3月文教委員会


「毎年検討するといって(AEDが)設置されないままにいる現実があるが、どうなっているのか。」(平成24年9月文教委員会)


日本大震災から4年と7ヶ月が経過しました。
いざという時のために、必ず時々訓練をしましょう!
  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01Comments(0)今日の出来事飛田給の出来事