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2016年05月09日

熊本地震支援活動(2)事前準備

10日に熊本県益城町災害ボランティアセンターまで軽トラックを届けることになりました。

その経緯については
blue_right2016.5.10ブログ「熊本地震支援活動(1)経過」
をご覧ください。


ここでは事前準備について書きます。

まずは、ホテルの予約です。

熊本まで休憩を入れると20時間以上はかかると思われます。
着く時間にもよりますが、可能なら11日に益城町、12日に熊本市でボランティアをする予定です。

なので、ホテルの確保が必要に。
「熊本市 ホテル」でインターネット検索してみると・・・
「じゃらん」でも「楽天トラベル」でもどこでも空室が全くありません。

まだ再開していないホテルがある上に、営業しているホテルは企業・団体・マスコミなどがまとめて押さえているせいでしょうか。




検索していると・・・予約ができるラブホテルがあることがわかりました。
いざとなったら
でも・・・一杯でした。




何回か検索すると・・・カプセルホテルに空きが出ました。
9日まで無料でキャンセルできるとあるので、とりあえず予約。



ただ、カプセルホテルは私特有の悩みがあるのです。
それは、いびきです。
自分で聞いたことがないのですが、家族を始め聞いたことがある人の話だと凄いんだそうです。

カプセルホテルは音が筒抜けです。
他の人の睡眠を妨げると思うと・・

一応、いびきの音を軽減する効果のあるブリーズライトを買ってきました。



その後も空室を調べ続けていると・・・8日夜、東横イン熊本駅前に空室が出たので超急いで予約。



やれやれ、ほっと一息です。



次は帰りの足です。

新幹線か飛行機のどちらかですが、調べると、格安航空便を使うと飛行機の方が割安です。

12日益城町着(熊本市泊)⇒13日熊本市でボランティア⇒夕方熊本発の予定なので、13日夜発の熊本発のソラシドエアか福岡発のスカイマークを探します。





最終か最終に近い便だと、格安航空特有のトラブルがあって飛ばないと困るので、福岡発18:40の便を予約。




次は、益城町災害ボランティセンターに軽トラックを届けたあと、熊本市までの足の確保です。

2016.5.10ブログ「熊本地震 災害支援活動(1)」に書いた通り、柴崎の神金自転車森田純一さんが無料で自転車を提供してくださることになりました。

自転車は熊本市災害ボランティセンターに寄附してくる予定です。




次は、ボランティア保険です。
総合福祉センター(小島町2-47-1)2階の社会福祉協議会で申し込みます。



300円のAプランから1,400円の天災Cプランまで6種類ありますが、多くの人はAプランかBプランを申し込むようです。


私は500円のBプランを選択。

blue_rightボランティア保険のご案内(東京都社会福祉協議会)




最後にその他の備品を用意します。

ちなみに私の備品リストはこちらです。

◯リュックサック
◯ヘルメット
◯作業帽 
◯マスク
◯作業服
◯革手・軍手
◯作業靴
◯着替え(下着、靴下、Tシャツ、ズボン)
◯タオル
◯ウェットティッシュ
◯ティッシュ
◯懐中電灯
◯携帯電話
◯携帯充電器
◯カメラ
◯カメラ充電器
◯名札
◯メモ帳
◯ペン(ボールペン、赤色油性ペン)
◯ビニール袋
◯老眼メガネ
◯食料・飲み物(スナック菓子、スポーツドリンク、ガムなど)
◯薬(血圧、下痢止め)
◯筋肉痛スプレー
◯ガソリンカード(ガソリン代自腹のため)
◯カッパ(上下別)※

※天気予報を確認したら大丈夫そうなので、カッパは持っていきませんでした。
  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:02Comments(0)災害支援・災害対策

    2016年05月09日

    熊本地震支援活動(1)経緯

    10日、熊本県益城町災害ボランティアセンターまで軽トラックを持っていくことになりました。

    災害ボランティア活動支援プロジェクト会議が被災地で使う車両提供を全国に呼びかけたところ、大月青年会議所シニアクラブ(OB組織)の土屋さんが7台のハイエースを調達。

    土屋さんが熊本までの運び手を募ったところ、調布青年会議所シニアクラブの有志が呼応。
    調布青年会議所シニア・現役チームが熊本市災害ボランティアセンターに2台、下石原の熊沢さんチームが南阿蘇村災害ボランティアセンターに2台、それぞれ約20時間かけて届けました。

    その後追加された軽トラックは調布から!復興支援プロジェクトの八島さんが28時間をかけ益城町災害ボランティアセンターに届けました。

    ◯詳しくはblue_right2016.5.4ブログ「調布から熊本へ直接支援」


    ところがもう1台軽トラックがあったのです。

    かなり使い込まれているマニュアル車ですが、常総市の水害対応でも活躍した車両で、重機ボランティアが使用するためのものだそうです。


    現地で役立つ軽トラックがある・・
    運べる人がいない・・・
    私の10日からの日程は、健全育成推進飛田給地区委員会定例会などの予定が入っているが、説明すれば多分理解してもらえる・・・・

    う〜ん・・・・

    ということで、私が行くことにしました。

    益城町災害ボランティアセンターに届けたあと、到着時間によりますが、可能ならボランティアをしてくる予定です。


    ただし、益城町災害ボランティアセンター「よくあるご質問」では・・・

    Q4 車を持っていないので公共交通機関で行きたいのですが、方法を教えてください。

    ・現在、益城町内の公共交通(バス)の多くは運休しています。
    ・熊本市電「健軍電停」からタクシーで約 15 分(熊本駅~健軍電停約45分以上 震災のため徐行運転中)
    ・熊本空港からタクシーで 15 分
    ・高速バスひのくに号「益城インター口」からタクシーで約 10 分
    ・産交バス「戸島駐車場」から南に 2km、徒歩約 25 分(本数に限りがあります)

    となっていて、タクシー以外はあてにならず、現地での足が心配です。

    また、宿泊場所を何とか熊本市内に確保しましたが、Googleで調べると益城町から車で40〜50分かかりそう。


    そこで、折りたたみ自転車を買って持っていこうかと柴崎の神金自転車
    森田純一さんに相談すると、「だったら代車として使っている自転車を持っていっていいよicon_bikkuri」と無料で提供していただけることになりました。

    自転車を受け取りに行ったところ・・
    タイヤ、ブレーキ、ベル、鍵などを新品に換え、私が乗っても大丈夫なように整備してくださっていました。


    感謝・感謝です。
    自転車は現地で使ったあと、ボランティアセンターに寄附してくる予定です。



    午前中、義理の母の件でカミさんと一緒に慈恵医大第三病院に行ってから出るので、出発はお昼頃になりそうです。
      

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01Comments(0)今日の出来事災害支援・災害対策

    2016年05月09日

    赤坂勝之さん 熊本地震支援活動

    私の知り合い、NPO法人 災害救難活動赤坂勝之さんが4月16日に調布を出発し、熊本地震の被災地で支援活動をしてきました。

    レポートをお願いしたところ、送っていただいたので転載します。


    当NPO法人は調布より立ち上げ、災害救難活動と称します。
    活動内容は、国内における大規模災害が発生した際、被災地へ出向き、救助活動、情報収集、支援物資搬送、避難所運営の協力などを行うNPO法人です。
    平常時は、災害活動に備えた訓練や学習をおこなっています。

    熊本地震レポート

    4月14日
    21時26分熊本県地方地震発生、M6.4 震度7
    ●出向は見合わせ



    4月16日
    1時25分熊本県地方余震発生、M7.1 震度6強
    ●同日3時30分 出向決意及び準備開始
    ●出向先は日中の情報収集による。

    13時 調布出発 参加者1名/ハイエース自走/車中泊自己完結
    ※ある程度の活動資機材は車載してあるものの、生活資材を夜中から準備しはじめ、しかもワンマン自走であるため、走行中に何度も睡魔に襲われる。2回の休憩と1回の就寝をとる。

    26時 山陽自動車道 佐渡川PA 就寝



    4月17日
    7時10分 山陽自動車道 佐渡川PA 出発
    ●出向先について知人である民間災害救助団体に連絡を取るも「南阿蘇にて災害救助犬団体と活動中とのことのみで、他の情報は一切入らない」とのこと。また現地は既に警察、消防、自衛隊による捜索活動実施中とのことで、合流は見合わせる。
    ●東京大学の災害用ドローン研究者(知人)に連絡するも、現時点引き揚げ中とのこと。
    ●民間救助団体で、水陸両用車を所有し、広島県土砂災害で活動した団体(知人団体紹介)に接触しようと試みるも、熊本県天草市に待機との情報、但し、現時点情報錯綜し、音信不通とのこと。
    ●上記より天草市へ向かう。

    15時15分天草市 到着
    ●至って何もなし。平穏状態。接触団体は尚も音信不通。

    15時15分 熊本市内へ移動開始

    18時15分 熊本駅到着 視察
    ※到着時はまだ明るい。1日平均利用客は27500人程だが、駅前には5人程しか見当たらない。
    ※電気通電、ガス普通、水道断水、電波通信可

    18時45分 避難所 熊本県財務管理局 視察

    19時30分 益城町 視察
    ●益城町役場、先行ボランティア発見
    ※ボランティア 「私も先行して千葉県船橋市から来たが、役場内が混乱していて指示ができない状態。早く熟練ボランティアを投入すれば回るのに」
    ●益城町内 入浴施設営業 施設、駐車場ともに大混雑。店前道路渋滞

    21時30分 益城町内 田んぼのあぜ道脇にて就寝



    4月18日 
    9時00分 菊池市役所 掲示物情報収集

    11時50分 菊池市北中学校 実態の把握
    ●避難者は30名程、手伝いは足りている。

    12時50分 菊池老人福祉センター 手伝い受け入れ
    ●電気通電、ガス無し、水道濁り(飲料不可)、電波通信可、暖房可
    ●避難者130名前後、市役所員3名、施設スタッフ2名
    ※作業内容。昼食準備、方付け、施設内の実態把握、支援物資集積場への物資輸送、夕食準備。
    ※避難者からの聞き込み。

    22時00分 近隣公園 就寝



    4月19日 
    5時00分 起床
    ※作業内容。朝食準備、方付け、施設内清掃、昼食準備、方付け、調布JC前理事炊き出しの相談、地元学生ボランティア アドバイジング、高齢避難者散歩、夕食炊き出し準備、夕食準備、方付け、避難者聞き込み。

    22時30分 施設駐車場 就寝



    4月20日 
    5時00分 起床 
    ※作業内容。朝食準備、方付け、巡回診療付添、施設内清掃、昼食準備、方付け、調布JC前理事炊き出しの相談、地元学生ボランティア アドバイジング、支援物資集積場への物資輸送、高齢避難者マッサージ、夕食炊き出し準備、夕食準備、方付け、避難者聞き込み。

    22時00分 施設駐車場 就寝



    4月21日 
    5時30分 起床
    ※被災者へ帰郷の挨拶

    9時00分 菊池市老人福祉センター 出発
         熊本県 知人挨拶

    21時30分 関門橋 壇ノ浦PA 就寝



    4月22日  
    4時00分 起床 

    4時30分 出発

    19時30分 帰着


    (写真:赤坂さん撮影)






    反省点及び気付き、今までの経験と比較

    ●トリアージタグについて
     避難方法、慢性疾患、管理、巡回診療

    ●避難者受付について
     A4白紙記載要領、避難所スペース、ペット

    ●支援物資集積場との伝達について

    ●心身障害の方、及び家族への対応について

    ●高齢者へ散歩の説得について
     エコノミー症候群、折り紙、ボランティア、歩行機
     近隣高齢者施設への情報提供と協力

    ●炊き出し告知の注意点について
     協力者、アレルギー

    ●女性専用室について

    ●老若男女 生理用品について

    ●余震に対する避難所の見直し

    ●未成年ボランティアへのお願い

    ●避難者とコミュニケーションの重要性

    ●嘔吐の対応
     防護、処理、消毒

    ●マットレスについて

    ●災害備蓄用毛布の袋について

    ●発電機について

    ●備蓄備品の見直し

    ●市職員の勤務体制及び引き継ぎについて


    以上、熊本地震救援活動レポートでした。

    NPO法人 災害救難活動
    赤坂勝之



    ※詳しくお聞きになりたい方は、赤坂さんに直接お尋ねください。
    ⇒nrb06041@nifty.com
      

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 14:56Comments(0)災害支援・災害対策