2016年10月19日
新海誠監督と「君の名は。」と小海町と私
新海誠監督のアニメーション映画 「君の名は。」の興行収入が150億円を突破しました
(写真:フジテレビ)
観客動員数は1,184万人を超え、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭でアニメ作品部門の最優秀長編作品賞を受賞し、台湾・香港・イギリスなど89の国と地域での配給が決まるなど、世界でも注目を浴びています。
実は、新海監督、本名新津誠さんは、私と同じ長野県小海町の出身です。
(下地図:小海町ホームページより)
小海町の風景(2009.11.23ブログ「ふるさと小海町を訪ねて」より)
しかも、私の生まれた家と新海さんの実家は、歩いて3分の距離なのです(写真:Googleマップより)
私の兄の同級生が新海さんの親戚(たぶん叔父さん)なので、何回か新海さんの実家に遊びに行ったことがあります。
新海さんは1973年2月生まれ。
私が小海から調布に引っ越したのが1974年8月なので、ひょっとしたら赤ちゃんの新海さんと会ったことがあるかも知れません。
また、新海さんは、私の母校小海小学校の13年後輩で、同じくスケートクラブに入っていました。
10年前の小海町公民官報(平成18年6月23日発行 第410号)「私のひとりごと」を読むと、新海さんがアニメの中で描いている原風景が小海にあったことがよく分かります。
・「様々な感覚だけは心身に刻み込まれた。凍った湖を照らす朝日の美しさとか、巨大な氷にヒビが入るときの低く深い音とか」
・「小海中学校の校舎はまだ木造だった。数十年にわたり何千人もの生徒に踏みしめられ雑巾で磨き続かれてきた木造の廊下はつややかで、木枠の窓から差し込む太陽を様々な色に反射させていた。初めて建造物を美しいと感じた」
・「高校を卒業した春休み、上京を数日後に控えて、僕は毎日長い時間をかけて町を歩いた。山のかたちも河原の匂いも路傍のディティールも、全て記憶しようと思った。東京には行きたかったけれど、はっきりと小海のことが好きだった」
・「朝日を映して輝く小海の山々も、夕日を反射する都市の高層ビルも、等しく美しく驚異だと思う」
・「小海で目にしていたあの空の色をなんとか再現しようと、東京の仕事場で毎日コンピュータに向かって絵を描いている」
また、「君の名は。」のヒロイン・宮水三葉が暮らす架空の町「糸守町」にある大きな湖「糸守湖」は、長野県の諏訪湖をモチーフにしたと言われてきました。
私も映画を観た時、かたちと大きさからそう思いました。
(諏訪湖写真:諏訪市ホームページより)
しかし、昨日、新海監督がTwitterで「糸守湖の最初期のイメージは、僕にとっては小海高原美術館近くの松原湖や大月湖でした。」と明らかにしました
(下:新海誠さんTwitterより)
諏訪湖ではなく松原湖と大月湖だったのです
2つの湖はいずれも小海町にあり、ほぼ隣接しています。
(写真:Googleマップより、中央が松原湖、左が大月湖)
(松原湖写真:リゾートイン立花屋ホームページ)より
私も新海監督と同じくスケートシーズンには時々練習をしていました。
同じ集落(小海町土村)・小学校出身の人がこんなに素敵なアニメをつくるなんて、しかも小海のことをこれほど愛しているなんて、感激です
(写真:フジテレビ)
観客動員数は1,184万人を超え、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭でアニメ作品部門の最優秀長編作品賞を受賞し、台湾・香港・イギリスなど89の国と地域での配給が決まるなど、世界でも注目を浴びています。
実は、新海監督、本名新津誠さんは、私と同じ長野県小海町の出身です。
(下地図:小海町ホームページより)
小海町の風景(2009.11.23ブログ「ふるさと小海町を訪ねて」より)
しかも、私の生まれた家と新海さんの実家は、歩いて3分の距離なのです(写真:Googleマップより)
私の兄の同級生が新海さんの親戚(たぶん叔父さん)なので、何回か新海さんの実家に遊びに行ったことがあります。
新海さんは1973年2月生まれ。
私が小海から調布に引っ越したのが1974年8月なので、ひょっとしたら赤ちゃんの新海さんと会ったことがあるかも知れません。
また、新海さんは、私の母校小海小学校の13年後輩で、同じくスケートクラブに入っていました。
10年前の小海町公民官報(平成18年6月23日発行 第410号)「私のひとりごと」を読むと、新海さんがアニメの中で描いている原風景が小海にあったことがよく分かります。
・「様々な感覚だけは心身に刻み込まれた。凍った湖を照らす朝日の美しさとか、巨大な氷にヒビが入るときの低く深い音とか」
・「小海中学校の校舎はまだ木造だった。数十年にわたり何千人もの生徒に踏みしめられ雑巾で磨き続かれてきた木造の廊下はつややかで、木枠の窓から差し込む太陽を様々な色に反射させていた。初めて建造物を美しいと感じた」
・「高校を卒業した春休み、上京を数日後に控えて、僕は毎日長い時間をかけて町を歩いた。山のかたちも河原の匂いも路傍のディティールも、全て記憶しようと思った。東京には行きたかったけれど、はっきりと小海のことが好きだった」
・「朝日を映して輝く小海の山々も、夕日を反射する都市の高層ビルも、等しく美しく驚異だと思う」
・「小海で目にしていたあの空の色をなんとか再現しようと、東京の仕事場で毎日コンピュータに向かって絵を描いている」
また、「君の名は。」のヒロイン・宮水三葉が暮らす架空の町「糸守町」にある大きな湖「糸守湖」は、長野県の諏訪湖をモチーフにしたと言われてきました。
私も映画を観た時、かたちと大きさからそう思いました。
(諏訪湖写真:諏訪市ホームページより)
しかし、昨日、新海監督がTwitterで「糸守湖の最初期のイメージは、僕にとっては小海高原美術館近くの松原湖や大月湖でした。」と明らかにしました
(下:新海誠さんTwitterより)
諏訪湖ではなく松原湖と大月湖だったのです
2つの湖はいずれも小海町にあり、ほぼ隣接しています。
(写真:Googleマップより、中央が松原湖、左が大月湖)
(松原湖写真:リゾートイン立花屋ホームページ)より
私も新海監督と同じくスケートシーズンには時々練習をしていました。
同じ集落(小海町土村)・小学校出身の人がこんなに素敵なアニメをつくるなんて、しかも小海のことをこれほど愛しているなんて、感激です