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2017年05月03日

FC東京・久保選手J1公式戦デビュー! 永井の移籍後初ゴールで勝利!!

ルヴァンカップ・グループステージ(Aグループ)第4節 FC東京vs.札幌戦が味の素スタジアムで開催されました。

前日、U-20(20歳以下)ワールドカップ韓国2017の日本代表に選出された、高校1年生・15歳の久保建英(たけふさ)選手が、J1公式戦デビューするか大変注目されています。

ウォームアップをする久保。



ボールパーソンは都立成瀬高校。


スターティングメンバーが発表されました。久保はベンチスタートです。


U-20ワールドカップ韓国2017の日本代表に選ばれたFW久保選手とGK波多野豪選手に、それぞれお母さんから花束が贈られましたface02



FC東京のスターティングメンバーが記念撮影をしていますが、ベンチに座っている久保を撮影するカメラマンの数の方が多いではないですかface08




15:04 キックオフ



前半31分 高い位置でボールを奪った中島翔哉がペナルティエリア左からクロスを入れると、永井謙佑がトラップで浮いたボールをそのまま振り抜いてシュート。見事にネット右隅に突き刺し先制icon_bikkuri 永井はFC東京に移籍後初ゴールicon_bikkuri2









1-0のまま前半終了
ハーフタイム。手に鯉のぼりを持ったドロンパが一輪車に乗って現れましたface02


ウォームアップをする久保。出番はあるのか?



後半開始


FC東京側のカメラマンの数は50人以上、札幌側はたった4人ですface08




後半9分 中島がペナルティエリア手前で相手ボールを奪いピーターウタカにパス。ドリブルで仕掛けたウタカがキーパーの股下にシュート。ゴール枠へ吸い込まれるボールを永井が押し込むが、オフサイドの判定icon_bikkurihatena え〜っface09face09






ついに、久保が篠田監督に呼ばれましたicon_bikkuri



後半21分 永井に代わって出場icon_bikkuri2


史上2番目の若さとなる15歳10ヶ月29日でJ1公式戦デビューを飾りましたface02





ピッチに立った直後の後半22分、左サイドでフリーキックを獲得。キッカーの小川諒也がクロスを上げると、ペナルティエリア右で収めた阿部拓馬が久保へバックパス。久保は左足を振り抜いてシュートを放つが、札幌DFにブロックされてしまう。
J1デビューの直後、ファーストプレイでシュートを放つのは、さすが天才たる所以かface02








後半41分 久保がドリブルで攻め上がると、ペナルティーエリア手前でファウルを受け、フリーキックを獲得。
東慶悟ら周囲からの勧めもあって自らキッカーにface08face08
ゴール左上を直接狙ったシュートはわずかに枠の上へ外れてしまいましたface10












久保を囲む札幌DF。


久保とウタカは息が合っていました。



試合終了。1-0で勝利icon22




ヒーローインタビューは移籍後初ゴールをあげた永井face02


永井と久保以外の選手がゴール裏サポーターに挨拶をしている頃、二人が遅れて登場。


久保はドロンパとがっちり握手icon23



永井と久保がゴール裏サポーターに挨拶して引き上げようとすると・・



カメラマンが二人を取り囲みますface08


仕方がなく、ゴール裏サポーターの方に走り寄って・・・


「シャー」をやることになったようですが、永井がやり方が分からないようで久保が教えていますface02


二人のダブルシャー。最初はタイミングがズレていましたが・・・


最後は息がぴったりicon09



【ハイライト映像】ルヴァンカップ第4節 5/3(水祝)札幌戦(fctokyochannel)



【選手・監督コメント】FC東京ホームページより)

《永井謙佑選手》
「初ゴールを決められて、ホッとしているというのが正直な気持ち。僕はもともと、移籍をした後に初ゴールを取るのが遅い。名古屋に移った時も、8月頃にようやく決められた(苦笑)。ただ、試合は続くので、この初得点を機に続けて得点できるように、リーグ戦でも取れるように頑張りたい。
これまでは自分自身、守備を意識し過ぎて、攻撃への切り替えが難しい試合が続いていたと思う。今日は成と話し合って、ある程度(マークを)ぼかしながら守り、前に出ていくことを意識していた。
ウタカと拓馬が上手く連動して、そこに翔哉や僕が絡んでいく形が作れたと思う。特に前線でウタカが時間を作ってくれると、そこを追い越して2つ目、3つ目の仕掛けができたし、僕が抜け出せば、そのスペースにウタカや拓馬が入ってくれた。
流動性があったし、そこから翔哉が狙う場面もあった。ゴールシーンも、ウタカと拓馬が相手DFを引っ張ってくれたので、エリア前が空いた。良い動きから攻めの形を作れたと思う。」


《久保建英選手》
「J1の試合に出場して、改めてレベルが高いと感じた。そこに自分もようやく一歩を踏み出せたというのが率直な感想です。
スタジアムに来た時は緊張感があったが、いざピッチに立つと、緊張している場合ではなかった。どちらかというとJ3のほうが球際の勝負は厳しいと思ったが、ボールスピードやワンタッチプレーは、やはりJ1だという印象。プレスをかけてボールを取りにいっても、かわされることが多く、何度も繰り返して取りにいくと息が上がり、難しかった。

(出場にあたって)
篠田監督からは、『(札幌の選手交代で)マークが変わっているのでそれを選手に伝えること』と、『攻撃の最後の部分で頑張ってほしい』と指示を受けていた。相手も味方も疲れている時間帯だったので、走らないと自分が出場する意味がないとも思っていた。

(FKについて)
決めなければいけないチャンスだった。ニアの上を狙ったが、あと一歩だったので本当に悔しい。

(FKにつながった一連のプレーについて)
あそこで仕掛けなければFWじゃない。相手が来ているのが見えていたが、仕掛けた。結果的に倒れたが、どうせならシュートも打とうと考えて、打ったが、その直前のプレーが相手のファウルになった。

(今日の試合で、J1で通用することや、まだまだだと感じたことは?)
自分の力を出し切れたようには思わないので、そこはわかりません。

(スタンドのコールについて)
少し聞こえていました(笑)。最初はスタンドの応援の声が大きくて、プレーに集中できるかな……と少し心配だったが、良い具合に耳に入れて、声援をしてもらって気持ちよくプレーできたと思う。

(“シャー” について)
永井選手が初めてだとのことで、『教えて』と言われた。僕は何度かやっていたので、それを伝えた。

(札幌MF小野選手について)
これまでに映像でプレーを見ていたし、先日のルヴァンカップのボレーもすごかった。W杯に出場した選手でもあり、オーラがあったし、プレーの質も高い。一つ一つのプレーが正確で、トラップは足に吸い付いているようでした。

(今日の試合出場を踏まえて、今後について)
この1試合で終わった訳ではないし、サッカー選手である以上、どんどん上をめざしていきたい。J1のレベルになって、さらに上を目指し続けたい。自分が同年代のプレーヤーより半歩前に行っているという実感はある。ただ、スタートが早くても、ここから失速しないように、スピードを止めずに成長していきたい」


《篠田 善之監督の会見要旨》
勝点3を獲れたことは良かった。少しだけホッとしているが、追加点を取らないとどうなるかわからない展開だったと思う。
いくつかポジティブな面もあったが、ゴールを割るためにエゴイストな部分を出す時と、エゴイストを利用して人を使って入っていくなどの判断の部分をもう少し良くしていきたい。
2点目を前半のうちに取ることが出来れば、もっと押し込むことが出来たし、自分達がボールを握って良いシーンをたくさん見せられたのではないかと思う。やはり、ゴールを割るためにボールを握っているので、もう少しチーム全体で課題を見つめてやっていきたい。
ただ、ポジティブな面もたくさん見ることが出来たし、今日は相手よりも走ることが出来たと思うので、また前を見て進んでいきたい。

《質疑応答》
Q=久保選手の交代のタイミングと評価について

1-0という試合展開だったので、交代するタイミングが少し遅れたのかなと思うが、後半開始から出場しても出来ただろうし、もしかしたらスタメンから使えるのではないかと思うくらいの技術と戦術眼を持っていると感じる。
ただ、チームに帯同する時間も少なったし、J3でも試合に出場していたので、あれくらいの出場時間がチームにとっても、彼にとっても良かったのではないかと思う。
技術的なところは見て分かる通り、物怖じしないで前を向ける。
試合後、彼と話をしたが、スルーパスを出すタイミングがあったところや、FKのところは、「自分の間合いが出せず、悔しいです」と話していた。これからたくさん高いレベルの試合で彼の姿を見られると思うので、まずはU-20日本代表で頑張ってもらいたい。

Q=札幌に走り勝ったという表現をされたが、前線の阿部拓馬と中島翔哉への評価は?

阿部は、相手選手の間でボールを受けて運びながら、ゲームをコントロールしてくれたので、とても良い評価をしている。サイドにボールがいった時でも、守備に走ってくれた。
ただ、得点を決めるチャンスはあった。そこが今の彼の課題だと思う。ただ、今日見せてくれた姿勢とプレーはとても良かったと思う。
中島に関しては、1対1のところまでは素晴らしい。そこから人をどう使うのかというところが、彼の課題だと思う。
彼には、積極的にシュートを打つことは、続けていって欲しい。ただ、その中で人をいつ、どこで、どうやって使って中に入っていくかというところを改善しないと、他の選手がノッキングするかもしれない。今日は、もっと長い時間使いたかったが、ボールを失う場面が増えてきたので交代した。
ただ、2人とも貴重な存在なので、引き続きトレーニングからやって欲しいと思う。




久保選手は2016年11月5日のJ3・長野戦でJリーグ最年少出場記録を更新(15歳と5ヶ月1日)。さらに17年4月15日のJ3・C大阪U-23戦で公式戦初ゴールを挙げて、Jリーグ史上最年少ゴール記録を15歳10ヶ月11日に更新しました。

J1公式戦デビューを飾りましたが、20日に韓国で開幕するU-20(20歳以下)ワールドカップの日本代表にも最年少で選ばれています。

今後の久保選手の活躍に大いに期待しますface02

今日は久保選手を中心に写真を撮りました。撮影した枚数は1,888枚icon_bikkuri

  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 18:00Comments(0)今日の出来事FC東京