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2010年02月12日

会派視察「昭和のまちづくり」・「国体への取り組み」



9時 会派の調布創政会で大分県豊後高田市を訪問。視察のテーマは「昭和のまちづくりについて」
豊後高田市は、かつて宇佐神宮を結ぶ宇佐参宮鉄道の終点として、また国東半島一円のバス路線の起点であったことから人々が集う賑やかな場所でした。しかし、鉄道が昭和40年に廃止となり、人口減少や車社会の進展等により人の流れに変化が起こったこと等から中心市街地は急速に衰退していき、さらに、郊外への大型店の進出や、金融機関の撤退が拍車をかけ、さびれていきました。
そんな豊後高田市が、今や年間30万人の観光客を迎える新たな観光スポットとして全国から注目されています。

キーワードは「昭和のまち」!
平成4年、地元商工会議所が、衰退する中心市街地の起死回生をかけて東京の大手広告代理店に依頼し再生プランを作ります。巨大な文化センターとスポーツセンターを建設し周囲に商業集積を図るという非現実なプランで失敗。

この失敗を機に、「商業まちづくり委員会」を立ち上げ、自分たちの手による再生が始まります。まず手がけたことは「まちの個性探し」。商店街が最も元気だった「昭和30年代」を「まちの個性」としてアピールできれば、面白いまちづくりができることにたどり着きます。実際に調査してみると、商店街の建物の7割が昭和30年代以前に建てられ、多くの店舗が現在の看板を外し、少し手直しすれば「昭和の店」になることがわかりました。

平成13年に4店舗で「昭和のまち」がスタートします。参加店が増える一方、歴史や面白さを伝える語り部としての「ご案内人」のアイデアが生まれ、そのガイドの面白さが評判となり、1日に何台も観光バスが来る様に。メディアに大きく取り上げられたこともあり、年々観光客が増加。年間5万人を見込んでスタートした「昭和のまち」は、15年度に20万人を超え、19年度には36万人を記録し、大分県を代表する観光地に!! 



現在38店舗が加盟し、外観だけ改装するのではなく、お店にはその店の歴史を伝えるお宝「一店一宝」が飾られ、昭和らしさをアピールした商品「一店一品」が用意されています(トップ&上写真)。



実際に、商店街と、観光拠点施設「昭和ロマン蔵」・「駄菓子の夢博物館」(上写真)を見学してみると、昭和35年生まれの私にとって「昭和30年代」を彷彿させる町並みと展示品に大興奮! 魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。

ちなみに、3月29日から始まるNHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」は昭和30年代の調布が舞台です。
調布市内の空き店舗を「昭和の店」にしてみたり、鬼太郎昭和グッズを販売してみるなど、我が市にもまちづくりに繋がる大切なヒントがあると感じました。




また、私は調布の特色を「映画・音楽・ゲゲゲの鬼太郎・FC東京・新選組のまち調布」と謳い、名刺にも記しています。昨年6月に議長に就任してからは、これらの特色を象徴する物を集め、議長室の机の上に並べ始めました。
今まで、FC東京フラッグ・映画のカチンコ・ 深大寺の「だるチャン」・鬼太郎フィギア・新選組フラッグ(上写真左から)などを集めて来ました。そんな中、音楽に関する物がなかなか見つからなかったのですが、今回、昭和のまちの雑貨や「悠遊館」で楽器の鉛筆削りを発見!早速買い求め、机の上に飾りました(上&下写真)。



blue_right豊後高田「昭和のまち」HP








14時 大分市を視察。テーマは「国体への取り組みについて」。大分県は2008年第63回国民体育大会を開催。大分市では、開会式・閉会式ほか、国体で陸上・サッカー・バスケットなど13競技、障害者スポーツ大会で8競技を開催しました。

大分市の特色は市民運動の取り組みにありました。①市民ボランティアは、総合案内所係や休憩所係など延べ2,300人が活動。②スタンド観戦運動には約161,000人が参加。市立小学生(4年生以上)・中学生は約16,000人が授業として観戦。③花いっぱい運動は「フラワーポット里親事業」を展開。

市立小中学校で1クラス1鉢フラワーポットに取り組んだり、13地区のふるさとづくり運動推進協議会に20鉢づつお願いするなど、約1,900鉢の花が市内を飾りました。④環境美化運動のうち「市民いっせいごみ拾い」には約10万人が参加、「国体クリーンアップ活動」には16団体・約1,700人が参加。目指すは「日本一きれいなまちづくり」で、現在も続いています(下写真)。



⑤おもてなしサポーターには約8,000人が登録しました。
市民との協働をここまで徹底して実践したことは大いに評価に値し、見習うべき点がたくさんあると感じました。

東京国体はいよいよ3年後に迫っています。2年後にはプレ国体が開催される予定になっています。調布市内では、味の素スタジアムで開会式、閉会式、陸上競技、サッカーの決勝戦を行う予定になっています。せっかく国体を地元で開催するのだから、市民と小中学生のスポーツ振興にどのように結びつけるのかが大きな課題です。また、一流のスポーツを身近に観られるチャンスでもあります。この貴重なチャンスをまちづくりにしっかりと生かさなければならないと思っています。



後日談がありました。花いっぱい運動に参加した市民が、国体後もフラワーポットの管理運営を手伝っているというのです。実際に大分駅前のフラワーポットがそうとのことで写真に撮りました(上写真)。市民が植え管理している花が出迎えてくれるなんて素晴らしいと思いませんか。

blue_right東京国体HP
green_right一般質問「多摩国体について」(H19年第3回定例会)
green_right委員会質疑「多摩国体の準備について」(H20年9月文教委員会)
green_right委員会質疑「国体開会式でのマスゲームについて」(H20年3月文教委員会)

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    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 00:01 │調布市外の出来事