たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報調布市 調布市

2009年11月06日

商工会優良事業所表彰/地域文化祭/三中50周年式典・祝賀会

9時 調布市商工会で行われた調布市工業・建設業優良事業所表彰審査会開会式で市議会を代表して挨拶。開会式終了後、審査委員による審査訪問が行われ、市長賞に「フタバマーク㈱」、議長賞に「京浜建設㈱」、商工会長賞に「首都圏工業㈱」が選ばれました。







11時 北部公民館で第21回北部地域文化祭を見学。

動画レポート「北部地域文化祭」








12時 東部公民館で東部地域文化祭を見学。

動画レポート「東部地域文化祭」








14時30分 第三中学校開校50周年記念式典と祝賀会。式典で市議会を代表して祝辞。


  
議長祝辞(要旨)
      
みなさんこんにちは。調布市議会議長の大須賀浩裕です。市議会からたくさんの議員が出席させていただいておりますが、代表して、お祝いのご挨拶をさせていただきます。
 本日、調布市立第三中学校が開校五十周年を迎えられ、このように盛大な記念式典が開催されますことを心からお慶び申し上げます。
調布三中は、調布市政施行後、初の中学校として、昭和三十四年に開校しました。徐々に人口が増え始め、周辺に大型団地の建設計画も浮上するなかで、多くの方々の期待を担ったその誕生でした。
それから半世紀、この間の道のりは、決して平たんではなく、多くのご苦労があったことと思います。生徒数四百三十三人でスタートした学校は、昭和六十年代には、総勢千三百人を超える都内有数の大規模校になりました。十一ものクラスを率いての修学旅行は、どんなに賑やかであったことか、引率の先生方はさぞかし大変だったことでしょう。一方、大規模校であるがゆえ、学校は、生徒たちのエネルギーに満ち溢れ、運動部は、いずれ劣らぬ強豪揃いであったと伺っています。
また、学校が荒れ、廊下にたばこの吸い殻が散乱していたとき、「教育は学校だけでやるものではない。」との信念から、積極的に情報を発信し、学校と保護者、地域とのきずなを より一層深めることで、秩序ある学校生活を取り戻したともお聞きしています。
これらすべてが三中の歩みであり、こうした豊富な経験の中から良き伝統が生まれ、今日の中学校教育に生かされているものと思います。生徒たちを支え、喜びも悲しみも分かち合ってこられた歴代校長先生をはじめ教職員の皆さん、そして側面から学校を支えてこられた保護者や地域の皆さんの御理解と御協力に心より感謝を申し上げます。
さて、在校生の皆さん、今日は皆さんに、逆境の中で夢を実現したイギリスのオペラ歌手の話をしたいと思います。
その人の名前は、ポール・ポッツ。テレビ番組で紹介されたので知っている人もいるでしょう。彼は生い立ちがあまり恵まれていなかったため、小さい頃からいじめを受けていました。十歳から教会の聖歌隊で歌い始め、「歌っている時だけ唯一自分に自信が持てた。」と後に語っているように、彼の人生は常に劣等感との戦いでした。
ポール少年は、十六歳の時に世界三大テノール歌手の一人であるホセ・カレーラスの美しい声に魅了され、「いつか彼のように満員のオペラハウスで歌いたい。」という夢を持ちます。
しかし、容姿に対する劣等感からプロの道を断念します。ヨーロッパでは、プロのオペラ歌手は、歌声はもちろんのこと、容姿も問われるからです。それでも歌うことの好きな彼は、仕事に就きながら、アマチュアのオペラ劇団で学び、ボイストレーニングを続けていました。
しかし、交通事故により、長期の入院を余儀なくされた彼は、職を失い、多額な治療費のため、歌のレッスンも断念しました。その後は、生活のために職を転々とし、歌からも遠ざかってしまいます。でも心のどこかにオペラへの断ち切れない想いがあったのでしょう。駄目なら歌を諦める覚悟で、イギリスのタレント発掘のオーディション番組に出場します。どうなったと思いますか? 冴えない中年男は、その歌唱力で観客と審査員を魅了し、会場を熱狂の渦に巻き込んでしまいました。そして、ついにはオーディション参加者五万人の頂点に立ち、プロのオペラ歌手としてデビューします。たった一度きりのチャンスを掴み取ったのです。彼は今、世界各地のオペラハウスで、満員の観客の前で、歌っています。
ポール・ポッツが成功し、夢を成し遂げることができたのは、まず、叶えたい夢をもっていたこと。そして地道な努力によって実力を身につけ、夢を実現するためにチャレンジする勇気を持っていたからなのです。
在校生の皆さん、人生は一度きりです。あなたならではの素敵な夢を持ち、その実現のために努力をし、挑戦する勇気を持ってください。私たち大人は、あなたたちの夢をいつまでも応援していきたいと思っています。
さて、開校以来五十年、永い歴史の中でこれまで様々なかたちで三中にかかわってこられた多くの方々が、それぞれの感慨をもって、この五十周年をお祝いしていることと思います。節目の年に、その歴史を振り返り、伝統の重みを噛み締めながら、また、明日から新しい未来に向かって、着実な一歩を踏み出していただきたいと思います。調布市立第三中学校の、また三中生の輝かしい未来を心から祈念いたしまして、私のお祝いの挨拶といたします。




動画レポート「ミュージックデュオBellyLove in調布第三中50周年記念祝賀会」
  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01Comments(0)今日の出来事