たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報調布市 調布市

2011年01月03日

テレビ広報ちょうふ「市議会議長年頭の挨拶」

ケーブルテレビ「テレビ広報ちょうふ」元日号「市議会議長年頭の挨拶」が放送されています。



放送は1月1日~9日の正午~、午後4時~、8時~の1日3回です。
地上デジタル放送対応テレビをお持ちの方は,「111ch、リモコン番号11ch」、アナログ放送は2chで見れます。
※初めてご利用の際は,チャンネル設定が必要です。

「テレビ広報ちょうふ」を見れば、市内で起きた1週間の主な出来事がよくわかります。
どうぞご覧くださいface02


収録は議長応接室で11月22日に行われました。




  
「年頭の挨拶」
       
明けましておめでとうございます。調布市議会議長の大須賀浩裕です。
市民の皆様におかれましては、健やかに、輝かしい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

年頭にあたり、市議会を代表して、ひとこと新年のごあいさつを申しあげます。
議長に就任して、二回目の新年を迎えました。
就任以来、市民の皆さんに、より開かれ、わかりやすく親しまれる議会を目指して取り組んでまいりました。
今年も調布市政発展と22万市民の福祉向上のために、微力ではありますが、全力を傾注して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年を振り返ると、まず、思い浮かぶのは、「猛暑の夏」です。
気象庁が30年に一度と伝えていたように、異常とも言えるほどの熱さでした。
熱中症で病院に搬送された方が少なくありません。
市内の小・中学校においても、授業中に体調を崩す児童・生徒が相次ぎました。
市議会としても普通教室の冷房化については、緊急の課題と認識しています。
近年、地球温暖化の影響でしょうか。世界的に見ても局地的な豪雨や猛暑、大寒波など、以前に見られなかった極端な気候の変動が、顕著に現われているように思います。
私たちひとり一人が、地球環境のためにできることを真剣に考え、日々の生活の中で取り組んでいかなくてはならないと考えています。

また、身元不明の100歳以上の方が数多く判明し、大きな社会問題になりました。戸籍や住民票登録の事務の検証もさることながら、近所にどんな人が住んでいるのかさえもわからないという状況の下、地域コミュニティの衰退をどのように食い止め、再構築していくのかが重要な課題です。

一方、明るい話題といえば、「ゲゲゲの女房」でしょう。
昨年3月から市内在住の漫画家水木しげるさんの奥様、武良布枝(むらぬのえ)さんの自伝的小説を原作としたNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送されました。
調布のことを全国の人に知ってもらうすばらしい機会となりましたが、「忘れかけていた大切なことを思い出させてくれた」貴重な機会にもなったと私は考えています。
ドラマには、水木夫妻と家族が支えあう姿、隣近所に暮らしている人たちが、助け合って生きている地域社会が描かれていました。
地域社会での人間関係は、当時に比べると大きく変わってしまったかもしれませんが、あいさつ・ふれあい・助け合いのある温かな地域、ぬくもりのある社会にするために、これからも市民の皆さんのお力添えをよろしくお願いいたします。

さらには、味の素スタジアムをメイン会場とした、国民体育大会と障害者スポーツ大会、「スポーツ祭東京2013」の開催がいよいよ2年後に迫ってきました。
この絶好の機会を生かして、市のスポーツ振興施策を積極的にサポートして行きたいと思います。

地方分権が進展するなか、地方自治体は、裁量が大きくなる一方で、自己責任が強く求められます。
従前の形式主義や漫然とした前例踏襲を繰り返していれば、まちに明るい未来はありません。
勇気ある変革への取り組みが必要です。
地方議会も同様に、従来のチェック機能に加え、議会自らが政策を立案・形成する能力が求められています。
市長とは違った立場や観点から、議会としての政策提案を行うことこそが、地方自治の本旨である真の二元代表制につながるものと、確信しています。

新たな年を迎え、私たち28人の議員は、22万市民の代表として、その役割と責任の重大さを自覚し、決意も新たに、市議会の活性化と改革に取り組み、調布市をさらに魅力ある「まち」にするために全力を尽くして参ります。
これからも御支援、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、新年にあたってのあいさつとさせていただきます。


(放送されている内容と一部が異なっている場合があります)

  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:18Comments(0)市議会水木しげる・ゲゲゲの鬼太郎&女房