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2011年08月19日

「思い出の宝物を持ち主に返そうプロジェクト」第2弾3日目

お世話になった宿は、前回に引き続き石巻グランドホテル



「思い出の宝物を持ち主に返そうプロジェクト」第1弾で7月に泊まった時(7/19ブログ)は、東日本大震災で津波の被害にあい、1階が改装中でした。

8月1日にリニューアルオープンしたばかりです。

前回テーブルひとつだったフロントはred_rightこの通り。


改装中だった所はred_rightきれいなレストランに生まれ変わりました。


入口には「がんばろう石巻」のステッカーがface15


グランドホテルの社長・後藤宗德さんは、青年会議所の先輩で、石巻観光協会会長・石巻商工会議所通運観光部会長を務めておられます。

5月26日に観光協会と商工会議所を訪ねた時(5/26ブログ)、調布の花火大会が中止になった話をしたら、「被災地のためにも復活してもらえるとありがたい。必要なら説得にいきます」と熱く語っておられました。

石巻復興の先頭に立ってこれからも頑張って下さいicon_bikkuri



ホテル前に停まっていたタクシーに「こころひとつに!!」ステッカーが貼ってあったので写真を撮っていたら、運転手さんが一枚くれました。


さっそくマイクロバスの後ろにペタリ。
今回もバスは調布病院さんの無償提供です(感謝!)face02



8時50分 ホテルを出発

昨日の夕方に男性一人が東京から駆け付けて、参加者が20名(男性11名、女性9名)となりました。


未だに信号はほとんどついていません。警官による手信号。



9時 作業場のある旧石巻市役所到着


ミーティング開始。前日からいるグループ、新たに来たグループ、それぞれの代表者がグループを紹介します。



最初の作業は、前日乾燥させた写真の取り込み(左)と、展示用のビニール袋入れ(右)。



その後、昨日と同じく、洗浄班撮影班に分かれます。



娘は洗浄班で、私と息子は今日も撮影班

箱からグループ毎に取り出して次々と撮影して行きます。アルバムはページ毎、ばらの写真は数枚ずつ撮影します。


洗浄すればほとんど消えてしまう写真も。大切に撮影・記録します。



被害の大きかった門脇町南浜町地区で見つかった写真には門脇小学校関連の写真が出てきます。

入学式(左)と移動教室(右)。


運動会




赤ちゃんの成長を記録した写真が少なくありません。

こちらのお母さんは、お腹の中のひと月毎のエコー写真から始まり、


毎月成長を記録。(右)1歳の誕生日。



こちらのお母さんは、誕生以降毎日撮り続けています。


5ヶ月と21日目(左)。5ヶ月と22日目(右)




時々、名前や住所など特定するための「ヒント」が出てきます。

保育園の「お誕生日カード」(写真一部加工)。


高校の学生証(写真一部加工)。


写真の裏に名前が。「のり子3ヶ月」


このような場合「ヒント」も撮影し、管理伝票にも記入します(写真一部加工)。




日和幼稚園の送迎バスの写真が出てきました。
日付は080314。地震の3年前です。
日和幼稚園は高台にあったのに、地震直後、園児を保護者に引き渡すために海側にバスを走らせてしまいました。門脇町にいた時に津波に襲われ、5人の幼い命が失われました。


幼稚園バスに津波 地震後発車、のまれる(河北新報3/27)

YouTube「日和幼稚園、叫び続けるも救助されず」(フジテレビ「特ダネ」)




データの管理・保存の担当はキャノンの齋藤さんです。


写真のデータ化は齋藤さんの熱意で先月から始まりました。
管理伝票のデータがそのままファイリングされていきます。


撮影した写真をパソコンに取り込んで保存終了です。




写真撮影に使っている機械は、写真専門家の英(はなぶさ)さんに作っていただいた特製です。
カメラは齋藤さんの熱意でキャノン提供の一眼レフ。




洗浄班の様子を見てみると・・・

一心不乱に写真の洗浄と乾燥をしていました。






12時 作業終了





一路調布を目指して帰ります。
途中で運転手が鈴木さんから、元自衛官の荻須ふーちゃんに交代。



20時 調布市役所西側市道に到着



無事帰ってきました。

みなさん、特に運転担当の鈴木さんとふーちゃん、お疲れ様でしたface02
  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01Comments(0)東日本大震災・味スタ避難所