2010年07月13日
波形てすり「クネット」
13時 調布駅を北口から南口に移動するため駅の階段を降りると、アンケート調査をしている人たちがいました。
何のアンケートか聞いてみると、駅の階段に付けた手すりについてのアンケートだと言うのです。京王電鉄の人かと思ったら、手すりをつくっている「クネット」という会社の人でした。自分たちが設置した手すりについて、自らアンケートを取っている姿勢は感心しました。
最近、波形てすりを設置するところが増えています。
市役所も今年3月、前庭広場の外階段に設置しました。
市役所に波形手すりを設置しました(市HP)
この波形てすりは「クネット」という会社が開発したものです。
従来の手すりに比べ、「杖」のように使える水平部と「取っ手」のように使える垂直部を連続させた波形の形状で,握った時の手首の角度が自然なため,握り込みやすく,滑りにくい手すりとなっているのが特徴です。
クネット・ジャパン(wikipedia)
「クネット」の特色(クネットジャパンHP)
クネット街頭アンケート(クネットジャパンHP)
ユニバーサルデザイン波形手すり「クネット」の紹介
手すりクネクネ時代「直線より安心」病院・学校にも(朝日)
しかし、一方で厳しい評価もあるようです。
私の知り合いの障害者の人もマイナス評価していました。
市内のある障害者団体の役員さんに聞いてみると、半身麻痺の障害がある人からは「下りの時、手のスライドがしにくいので、踏ん張りがきかない」といった不満や、視覚障害者からは「スライドがきかないので使いにくい」などの声があるようです。
新しいタイプの商品なので、真のユニバーサルデザインになっているかどうかしっかりと検証をし、必要なら改善していくことが大切だと思います。
ご意見のある方はぜひお聞かせください。
osuga01@u01.gate01.com 大須賀まで。
調布駅の波形手すり
市役所前庭階段の波形手すり
Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01│Comments(0)
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