2017年07月06日
全員協議会「調布駅前広場について」
9時30分 市が議員を対象とした全員協議会を開催しました。
テーマは「調布駅前広場について」。
市が「調布駅前広場に係る市民会議」について説明をし、各会派・議員が質疑・意見・態度表明をしました。
自民党創政会は渡辺進二郎幹事長が代表して発言。
会派の多数の議員の意見として「地下駐輪場については、オリンピック・パラリンピック(2020年)終了後の着工といった道を考えるべきである」と態度を表明しました。
自民党創政会以外にも複数の会派が同様の態度表明をし、半数近くの議員が現段階での地下駐輪場の着工に反対する結果になりました。
私も次の理由で地下駐輪場はオリンピック・パラリンピック終了後に着工するべきだと考えます。
【市民合意について】
市は、調布駅前広場の整備に関することを協議してもらうために(仮称)調布駅前広場整備に係る市民会議を設置しました。
メンバーは、住民(調布駅周辺自治会4人、第一小学校地区協議会・PTA各1人)、商業者(商工会3人、商店会4人)、専門家(植木組合2人)、他団体(青年会議所1人、市民団体2人)、行政(都市整備部1人)の19人です。
(写真:市ホームページより)
第1回目は平成29年4月17日(月)に文化会館たづくり12階大会議場で開催しました。
第1回会議結果
第2回目は4月26日(水)に文化会館たづくり12階大会議場で開催しました(4/26ブログ)。
第2回会議結果
第3回目は5月25日(木)にグリーンホール小ホールで開催しました(5/25ブログ)。
第3回会議結果
市は、3回の市民会議の開催により、一定の方向性が見えたと判断しているようですが、私は次の理由で結論を出す段階に至っていないと考えます。
①市長が市民会議に協議をお願いしたはずなのに、市長本人が1度も出席していない。
②担当の都市整備部長が1回目の会議で「公募委員を加えたい」と発言したが、今日まで募集をしていない。
公募委員を入れて、第4回目を開催するべき。
③樹木の伐採についての市の考えを積極的に賛成する委員はあまり多くなかった。
異論も多く、一定の方向性を出す状況ではないと考える。
④現在の会議メンバーにはいない、調布駅周辺以外の地域住民・障がい者・子育て世代・若者・買い物客・駅の利用者などの意見集約をしていない。
⑤市民全体を対象とした説明会を実施していない。
【地下駐輪場について】
市は1,900台収容の地下駐輪場を19億円掛けて平成29年度から建設しようとしています。
地下駐輪場は機械式ではなく自走式の駐輪場で、調布駅の地下部分に直結していないのです。
利用者は、入口から地下に降りて駐輪し、また地上に上がり、さらに京王線の地下駅に降りてホームに向かうという不便を強いられることになります。
(以下の写真以外の資料は、すべて市作成の資料からの引用です)
不便な地下駐輪場を慌てて造る必要がどこにあるのでしょうか。
市は地下駐輪場の必要性を強調していますが、2020年のオリンピック・パラリンピックの前に造らなくてはならない理由はありません。
オリパラまでは、線路跡地等を使用して暫定的な駐輪場を整備すれば対応できます。
(左写真:シネマコンプレックス北側線路跡地/右写真:市役所西側線路跡地)
【樹木について】
市は平成28年度当初案では「93本伐採、8本広場外に移植」の方針でしたが、「調布駅南口広場 樹木を守る会」の方々の熱心な運動により、29年2月の案では「50本伐採、広場内移植30本、広場外移植21本」となっています。
地下駐輪場の建設によって、多くの樹木が伐採・移植されてしまうのです。
【グリーンホールについて】
市の整備計画では、平成29年度に地上の樹木を伐採(一部移植)して地下駐輪場を造り、建設区域内にあるグリーンホールの屋外階段は、特殊な工法で存置し、平成35年に撤去する計画となっています。
グリーンホール大ホールの座席数は1階席877席、2階席430席で、定員は1,307名です。
屋外階段が撤去されると、東京都安全条例の規制で、座席数は半分の約640~650席になるなど、使用の範囲が大きく制限されます。
大ホールは中小ホールになってしまい、市民への影響は計り知れません。
市は、地下駐輪場の建設によって大ホール機能が失われるという極めて重要な事実を今に至るまで市民に何ら説明していません。
さらに驚くことに、7年半以上前から議会から指摘されてきたのに、大ホール機能の代替えはどうするのか、今後のあり方について市は検討してこなかったのです。
大ホール機能の喪失、代替えと今後のあり方について、市は地下駐輪場の着工前に市民にきちんと説明をし、理解を求めるべきだと思います。
【結論】
地下駐輪場はオリンピック・パラリンピック前に無理矢理造らなくても、オリパラ後、調布駅前広場のロータリー、広場ゾーン、プレイゾーンなどと一緒に平成35年までに造れば良いのです。
ただし、公衆トイレだけはオリパラ前に造る必要があると思います。
また、駅前広場にタコ公園的機能を持った施設を暫定的に整備すれば、2019ラグビーワールドカップと2020オリンピック・パラリンピックで調布を訪ねた世界中の子どもたちと調布の子どもが一緒に遊ぶシーンが見られるかも知れません。
先人たちが築いてくれた大切な調布駅前の"杜"と子どもたちの笑顔と歓声で素敵なおもてなしをしようではありませんか
「調布駅前広場」について、市議会で平成29年3月の第1回定例会と6月の第2回定例会で一般質問をしました。
(写真:議会事務局提供)
「調布駅前広場について」(平成29年6月第2回定例会)
(1)樹木について
(2)地下駐輪場について
(3)整備計画について
※質問の内容は「2017.6.7ブログ」をご覧ください。
「都市計画のあり方について」(平成29年3月第1回定例会)
(1)調布駅周辺の計画について
(2)景観について
※質問と答弁の内容は「2017.6.4ブログ」をご覧ください。
テーマは「調布駅前広場について」。
市が「調布駅前広場に係る市民会議」について説明をし、各会派・議員が質疑・意見・態度表明をしました。
自民党創政会は渡辺進二郎幹事長が代表して発言。
会派の多数の議員の意見として「地下駐輪場については、オリンピック・パラリンピック(2020年)終了後の着工といった道を考えるべきである」と態度を表明しました。
自民党創政会以外にも複数の会派が同様の態度表明をし、半数近くの議員が現段階での地下駐輪場の着工に反対する結果になりました。
私も次の理由で地下駐輪場はオリンピック・パラリンピック終了後に着工するべきだと考えます。
【市民合意について】
市は、調布駅前広場の整備に関することを協議してもらうために(仮称)調布駅前広場整備に係る市民会議を設置しました。
メンバーは、住民(調布駅周辺自治会4人、第一小学校地区協議会・PTA各1人)、商業者(商工会3人、商店会4人)、専門家(植木組合2人)、他団体(青年会議所1人、市民団体2人)、行政(都市整備部1人)の19人です。
(写真:市ホームページより)
第1回目は平成29年4月17日(月)に文化会館たづくり12階大会議場で開催しました。
第1回会議結果
第2回目は4月26日(水)に文化会館たづくり12階大会議場で開催しました(4/26ブログ)。
第2回会議結果
第3回目は5月25日(木)にグリーンホール小ホールで開催しました(5/25ブログ)。
第3回会議結果
市は、3回の市民会議の開催により、一定の方向性が見えたと判断しているようですが、私は次の理由で結論を出す段階に至っていないと考えます。
①市長が市民会議に協議をお願いしたはずなのに、市長本人が1度も出席していない。
②担当の都市整備部長が1回目の会議で「公募委員を加えたい」と発言したが、今日まで募集をしていない。
公募委員を入れて、第4回目を開催するべき。
③樹木の伐採についての市の考えを積極的に賛成する委員はあまり多くなかった。
異論も多く、一定の方向性を出す状況ではないと考える。
④現在の会議メンバーにはいない、調布駅周辺以外の地域住民・障がい者・子育て世代・若者・買い物客・駅の利用者などの意見集約をしていない。
⑤市民全体を対象とした説明会を実施していない。
【地下駐輪場について】
市は1,900台収容の地下駐輪場を19億円掛けて平成29年度から建設しようとしています。
地下駐輪場は機械式ではなく自走式の駐輪場で、調布駅の地下部分に直結していないのです。
利用者は、入口から地下に降りて駐輪し、また地上に上がり、さらに京王線の地下駅に降りてホームに向かうという不便を強いられることになります。
(以下の写真以外の資料は、すべて市作成の資料からの引用です)
不便な地下駐輪場を慌てて造る必要がどこにあるのでしょうか。
市は地下駐輪場の必要性を強調していますが、2020年のオリンピック・パラリンピックの前に造らなくてはならない理由はありません。
オリパラまでは、線路跡地等を使用して暫定的な駐輪場を整備すれば対応できます。
(左写真:シネマコンプレックス北側線路跡地/右写真:市役所西側線路跡地)
【樹木について】
市は平成28年度当初案では「93本伐採、8本広場外に移植」の方針でしたが、「調布駅南口広場 樹木を守る会」の方々の熱心な運動により、29年2月の案では「50本伐採、広場内移植30本、広場外移植21本」となっています。
地下駐輪場の建設によって、多くの樹木が伐採・移植されてしまうのです。
【グリーンホールについて】
市の整備計画では、平成29年度に地上の樹木を伐採(一部移植)して地下駐輪場を造り、建設区域内にあるグリーンホールの屋外階段は、特殊な工法で存置し、平成35年に撤去する計画となっています。
グリーンホール大ホールの座席数は1階席877席、2階席430席で、定員は1,307名です。
屋外階段が撤去されると、東京都安全条例の規制で、座席数は半分の約640~650席になるなど、使用の範囲が大きく制限されます。
大ホールは中小ホールになってしまい、市民への影響は計り知れません。
市は、地下駐輪場の建設によって大ホール機能が失われるという極めて重要な事実を今に至るまで市民に何ら説明していません。
さらに驚くことに、7年半以上前から議会から指摘されてきたのに、大ホール機能の代替えはどうするのか、今後のあり方について市は検討してこなかったのです。
大ホール機能の喪失、代替えと今後のあり方について、市は地下駐輪場の着工前に市民にきちんと説明をし、理解を求めるべきだと思います。
【結論】
地下駐輪場はオリンピック・パラリンピック前に無理矢理造らなくても、オリパラ後、調布駅前広場のロータリー、広場ゾーン、プレイゾーンなどと一緒に平成35年までに造れば良いのです。
ただし、公衆トイレだけはオリパラ前に造る必要があると思います。
また、駅前広場にタコ公園的機能を持った施設を暫定的に整備すれば、2019ラグビーワールドカップと2020オリンピック・パラリンピックで調布を訪ねた世界中の子どもたちと調布の子どもが一緒に遊ぶシーンが見られるかも知れません。
先人たちが築いてくれた大切な調布駅前の"杜"と子どもたちの笑顔と歓声で素敵なおもてなしをしようではありませんか
「調布駅前広場」について、市議会で平成29年3月の第1回定例会と6月の第2回定例会で一般質問をしました。
(写真:議会事務局提供)
「調布駅前広場について」(平成29年6月第2回定例会)
(1)樹木について
(2)地下駐輪場について
(3)整備計画について
※質問の内容は「2017.6.7ブログ」をご覧ください。
「都市計画のあり方について」(平成29年3月第1回定例会)
(1)調布駅周辺の計画について
(2)景観について
※質問と答弁の内容は「2017.6.4ブログ」をご覧ください。
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