市立小中学校ブロック塀設置状況 現場確認

大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ)

2018年06月24日 14:03

6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震で、高槻市立寿栄小学校のプールのブロック塀が倒壊し、登校中の小学4年生の女児が下敷きになって死亡した事故を受けて、調布市教育委員会が市立小中学校のブロック塀の設置状況を調査した結果が議員に報告されました。



結果は
①ブロック塀が設置されている学校は、第一小学校・八雲台小学校・布田小学校・第八中学校の4校。
②そのうち現行規定に対応していない学校は、八雲台小・布田小・第八中学校の3校。



報告の内容だと、どのくらい安全なのか危険なのか分かりにくいので、現地を訪ねて確認し、写真を撮りました。

◯八雲台小学校
「ブロック塀総延長約6.4メートルがすべて該当。補強の為の控壁の設置間隔が、基準値3.4メートルに対して約6.4メートル。 」(市教委報告書)



◯布田小学校
「ブロック塀総延長約42メートルがすべて該当。塀の高さが、基準値2.2メートルに対して約2.3メートル。」(市教委報告書)




◯第八中学校
「ブロック塀総延長約92メートルのうち約54メートルが該当。補強の為の控壁が一部設置されておらず、設置されている箇所についても間隔が約4.0メートル。」(市教委報告書)





◯第一小学校
「転倒防止の補強がされているが、詳細調査の上、必要に応じて対応を検討する。」(市教委報告書)






◯飛田給小学校
「プール施設について、市民からの問い合わせがあり調査した結果、ブロック塀ではなくプールの土留めであることが確認された。現時点では地震による倒壊の可能性は低いと判断しているが、改めて図面等による施工状況の詳細調査を実施の上、必要に応じて対応を検討する。」(市教委報告書)



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