柴崎駅列車接近メロディー「今日の日はさようなら」

大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ)

2018年08月25日 12:00

京王線柴崎駅(調布市菊野台2丁目)の列車接近メロディーが、始発から「今日の日はさようなら」に変わりました。




「今日の日はさようなら」の作詞・作曲者の金子詔一さんは、1961年に警視庁少年課の職員だった大野重男さんとともに、ボランティアグループ「ハーモニィサークル」(現:公益財団法人ハーモニィセンター)を立ち上げます。
柴崎にあった大野さんの自宅やつつじヶ丘児童館などを中心に、子供会活動や若者たちと夢を語りあう仲間づくりや、作詞作曲活動に取り組んでいました。

サークルの運営をしていた金子さんが、若者たちの友情を深める目的でオリジナルソングとして1966年に作詞・作曲したのが「今日の日はさようなら」です。


こうした経緯から、柴崎駅周辺にゆかりのある「今日の日はさようなら」を列車接近メロディーとして導入することになりました。

1966年8月25日に歌手森山良子さんの楽曲としてリリースされたことから導入日を8月25日としました。


メロディーは、桐朋学園大学音楽学部(調布市若葉町)の先生と生徒が演奏したものを使用。
1番線(下り八王子方面)は末尾の部分、2番線(上り新宿方面)は冒頭の部分を使用します。


列車接近メロディーは、ホーム上で列車が近づいていることを知らせる音楽で、列車が接近すると、列車到着時の案内放送の前段に5秒程度のメロディーが流れます。

(下表:京王電鉄ホームページ)



列車接近メロディーは、京王線・井の頭線では10駅で導入されています。
現在、調布市内の駅は、調布駅(NHKドラマ『ゲゲゲの女房』主題歌「ありがとう」)、つつじヶ丘駅(「思い出のアルバム」)、仙川駅(「おもちゃの兵隊のマーチ」)の3駅です。

(下表:京王電鉄ホームページ/一部修正)




柴崎駅 新接近メロディ「今日の日はさようなら」(YouTube)



『今日の日はさようなら 森山良子 1967』(YouTube)




<参照>
・京王線柴崎駅の列車接近メロディーが 「今日の日はさようなら」に変わります!(京王電鉄)

・Wikipedia「今日の日はさようなら」

・「今日の日はさようなら」誕生の地・調布に歌碑を-市民有志が建立計画(調布経済新聞)

・the froggies site|フロッギーズ|今日の日はさようなら|金子詔一

・公益財団法人ハーモニィセンター ホームページ

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