スタジアム通り 御衣黄・鬱金・八重桜・紅普賢象 共演

大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ)

2021年04月07日 13:00

飛田給駅北口ロータリーから甲州街道(国道20号線)まで、スタジアム通りの御衣黄(ギョイコウ)・鬱金(ウコン)・八重桜紅普賢象(ベニフゲンゾウ)が満開を迎えました



飛田給駅北口ロータリーとスタジアム通り


旧甲州街道から飛田給駅方向



飛田給駅北口ロータリーから旧甲州街道までは御衣黄鬱金

御衣黄は、オオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種のサトザクラ群のサクラで、緑色の花を咲かせます。

鬱金もサトザクラ群のサクラで、黄緑色(淡黄色)の花を咲かせます。

いずれも珍しい栽培品種です。
専門家でも見分けがつきにくいんだそうで、ネームプレートを見ないで分かったら凄いことだそうです。

街路樹として植えられている例は全国でもほとんどないそうで、満開時には東京周辺からも撮影に来るほどです。


【御衣黄】




【鬱金】




旧甲州街道から新甲州街道(国道20号線)までは【八重桜】




味の素スタジアム前歩道橋から飛田給駅方向。



八重桜の中に、2本だけ白っぽい花が


【紅普賢象】(ベニフゲンゾウ)



サトザクラの仲間で、ピンク色の花を咲かせます。


【御衣黄・鬱金・八重桜の共演】





【東京ドロンパと八重桜】


ドロンパと八重桜と味スタ



【FC東京・長谷川健太監督と桜】


長谷川監督と八重桜と味スタ




この桜は、2001年に東京スタジアム(現:味の素スタジアム)開設で飛田給駅北口ロータリーとスタジアム通りが整備される時に植えられたものです。

道路整備は東京都が行いました。

飛田給まちづくり協議会(当時)が地元住民に街路樹のアンケートを取った結果、「八重桜」に決まり、駅前広場から旧甲州街道まで16本、旧甲州街道から甲州街道まで34本の八重桜が植えられたはずでした・・・・

ところが、駅前広場から旧甲州街道までも16本のうち八重桜は最も駅寄りの1本だけで、15本は八重桜ではなく「御衣黄」が植えられたのです


そこで、市が街路樹としては全国でも珍しい「御衣黄」を説明するネームプレートをつけたのですが・・・今度は、市民から「『鬱金』が混ざっている」との指摘が

専門家に調べてもらうと・・・「御衣黄が2本で鬱金が2本。残りの11本は御衣黄と鬱金の混合種で特定できない」との驚くべき結果が明らかに


結果的に、駅から甲州街道まで、御衣黄、鬱金、八重桜、紅普賢象と4種類の桜を楽しめることになりました



残念ながら、昨年8月頃から害虫により枝枯れが進んでしまっています。


それでも、綺麗な花が咲きました



osuga-YouTube 「調布市スタジアム通り 御衣黄・八重桜競演(2010)」


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