防災用トイレカー納車式
14時
「防災用トイレカー納車式」が調布市役所前庭広場で行われました。
昨年1月1日に発生した能登半島地震では、断水や停電が続きトイレ不足が深刻な問題となる中、タンクで給水できる水洗トイレを備えた「トイレカー」の活用が注目されました。
能登半島地震の教訓から、市議会でも多くの会派がトイレカーの導入を強く要望して来ました。
導入を決めた市が購入費用約2650万円のうち800万円分をふるさと納税型のクラウドファンディングで募ったところ、235人から1514万円(達成率189%)が集まったため、市の負担額は約1,150万円(大須賀調べ)となりました。
トイレカーには、洋式の
水洗トイレ4室と、車いす用の電動車いすリフターや人工肛門・人工膀胱保有者のためのオストメイトに対応した
多機能トイレ1室などが備えられています。
天井にはソーラーパネルが設置されているので、停電時でも使えます。
車両のデザインは、調布市が市名誉市民・水木しげるさんが50年以上暮らした「水木マンガの生まれた街」なので、水木プロダクションのご協力で「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフとした調布市オリジナルデザインとなっています。
(議員への説明資料より)
運転席側
助手席側
背面
前面
洋式個室水洗トイレ
多機能トイレ
トイレカーは調布市消防団出初式(1月12日10時〜11時30分、多摩川自然観察緑地=染地2-48先)で使用。
クリーンアップ後、15日から石川県輪島市の小学校に派遣されます(期間は未定)。
派遣後は調布基地跡地運動広場に配備し、施設利用者の常設トイレとして使用するほか、市内のイベントで仮設トイレとして活用する予定です。
災害時には、現在全国23自治体で構成している
「災害派遣トイレネットワーク」に参加し、加盟自治体が相互に駆けつけ支援し合う、助け合いの仕組みに加わります。
調布市が被災した際は、全国から登録団体が調布市に集まり災害対応を支援してもらい、他自治体が被災した際は、調布市のトイレカーを含めて登録団体が被災地に集まり、協力して支援を行います。
・調布市 トイレカー導入(2024.9.4ブログ)
・東京 調布「トイレカー」を導入 大規模災害に備え(NHK)
・鬼太郎トイレカーじゃ、東京・調布に納車 のべ235人がCFで寄付(朝日新聞)
・「鬼太郎」デザインのトイレカー完成 調布市、輪島に派遣へ(東京新聞)
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