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2012年03月28日

いわき市視察2日目

自民党創政会いわき市視察2日目。

朝を迎えました。サザンパシフィックホテルは全室オーシャンビュー。バルコニーから穏やかな海と朝日が見えます。


しかし、眼下には目を覆いたくなる悲惨な光景が・・・



左端の住居は流されたまま。壊れた車も撤去されていません。何か理由があるのでしょうか。


地図で確認してみると、崖下の集落は30数件。


防波堤は、南方向にはありますが、震源の北東方向にはありません。


小名浜港内の浸水高が3〜5mですんだのは、防波堤による津波低減効果とされています。
一方、ホテルのすぐ北側の豊間地区の浸水高は8.1m。かなりの高さの津波が集落を襲ったと思われます。

        (国土交通省小名浜港湾事務所資料より)

楽天トラベル「サザンパシフィックホテル」フォトギャラリーに震災前の写真がありました。ここで暮らしていた人達の命・財産・生活はどうなってしまったのでしょうか。



ホテルは高台に建っているため津波の被害はありませんでした。
被災者と避難者への開放が終わってから約半年が経過。
長期間使っていないため設備は傷んでいるとのことです。
再開への道は楽ではないと思いますが、一日も早く再開されることを祈っています。
リニューアルオープンされた暁には、家族で泊まりに行こうと思います。





9時 「環境水族館」アクアマリンふくしまを訪ねます。(右)放射線量は0.05マイクロシーベルト/1時間。調布市役所(0.06)より低い数値です。


ビデオ「東日本大震災被害と復興」を見て、橋本副館長さんから話をお聞きします。


館内を見学。


水族館前にあったベンチは大国魂神社からの寄贈。


津波で破壊された大水槽のアクリル板とがれきが展示されていました。


アクアマリン駐車場に掲げられていたメッセージ「よみがえれ私たちの海」






10時 いわき・ら・ら・ミュウ(観光物産センター)視察。(右)震災時、津波で孤立し大きな被害を受けました。



ビデオ「元気です!小名浜港~震災を乗り越えて~」を見ます。





「元気です!小名浜港~震災を乗り越えて~」(YouTube)



運営会社の株式会社いわき市観光物産センター・高島信夫専務にお話を伺います。


話の中で、高校生が「私たちはゴジラじゃない」と言ってくれたことが嬉しかったと、涙ぐみ言葉を詰まらせていました。

「私たちはゴジラじゃない」について、帰ってから調べてみました。


8月に福島県会津若松市で全国高等学校総合文化祭が開かれ、開会式で福島県の生徒たちによる構成劇「ふくしまからのメッセージ」が上演されました。

そこに登場した女子高生のメッセージでした。

私は福島県のいわき市というところに生まれ、そして住んでいます。
海と山に挟まれた小さな町です。
海に遊びに行ったり、おじいちゃんとおばあちゃんと、山に山菜を採りに行ったり、おじいちゃんが海で採ってきた貝でおみそ汁を作ったり…
今はそれがすべてできなくなりました。
砂浜は黒く汚れ、海は汚染され、自然までもが汚染されてしまいました。

最近、「ゴジラ」という存在が放射能と関係があるということを初めて知りました。
「私たちはゴジラなのか?」と考えるようになりました。
私たちはゴジラではありません!
おかしなことを言っていますが、本気です。

私たちは、大好きな福島で、今、この時も生きてます。
伝えたいことはそれだけです。



第35回全国高等学校総合文化祭「ふくしまからのメッセージ」その2(YouTube)
上のメッセージは4:17から始まります。高校生たちのメッセージ力には驚かされます。






「いわき・ら・ら・ミュウ」の2階で「東日本大震災 いわきの『歩み』と『学び』展」が開催されていました。


最初の展示物は、おにぎり


おにぎりに添えられていたメッセージ

3月11日…。
あの日、津波で家をなくし、母も亡くした。

連絡のとれない母を探して、避難所の中学校で掲示板に母の名前を書き、校内放送で何度も母の名前を呼んでもらう。

いつの間にか、二日が過ぎていた。

その日の夜、おにぎりを配っていた。

「ひとつ、もらえますか。」

制服を着た女子中学生が渡してくれたのは、ラップに包まれた、真っ白な塩むすび。

頬張ったら、急に涙がこみ上げてきた。
初めての…涙。

おいしくて、悲しくて泣いた。

あの塩むすびの味を、忘れない。



避難所の再現




消防



警察


部隊出発式での大分県警察本部長激励の言葉が掲示されていました。

人として生まれ
男として育ち
自ら警察官の困難な道を選んだ
その諸君だからこそ
預けられた任務である

現場は困窮している。
助けを求めている。

必ず任務を果たせ。
お役に立て。

現地では自活を第一とし、
被災者以上の処遇を求めてはならない。

そして、全員無事に帰任せよ。
任務を果たし、全員無事の帰還を待っている。







応援した全国行政機関一覧が掲示されていました。八王子市のように単独ペアリング支援を行った自治体は自治体名が表記されていますが、東京都市長会経由で行った自治体は「市長会」の一括表記です。支援をするのなら、お互いの顔が見える1対1のペアリング支援を継続して行うべきですicon01


green_right一般質問「都の要請や東京都市長会と一緒ではなく、単独でペアリング支援を行う考えは」(平成23年第3回定例会)


「東日本大震災 いわきの『歩み』と『学び』展」を東京でもぜひやってもらいたいと思いますicon01



「ミュウ」の中にある漁師の店「やまろく」で昼食。

刺身定食を頼みました。福島県全域で漁業の自粛中のため、小名浜漁港での水揚げはありません。再開するまでは全て他地域産の食材です。地元産の刺身定食を食べられる日が必ず来ると信じています。


おさかなゾーンで買い物。


買ったおみやげ



駐車場に停まっている車の中に東京のバスが。団体名を見てみると「今の福島を見に行くモニターツアー」。次回はあなたもどうぞface02






2日間で出会った福島県といわき市の関係者が異口同音に言った台詞があります。

「いわき市の放射線量は決して高くありませんicon_bikkuri ぜひ、いわきに来て下さいicon_bikkuri2

福島県の放射能測定マップ(下図)から明らかなように、確かに福島第1原子力発電所周辺地域(特に北西方向)は高い値を示しています。
しかし、東京と変わらない数値を示している場所も少なくありません。



福島第1原発の電気が、福島でなく東京に供給されていたことも決して忘れてはいけないと思います。

風評に惑わされることなく、正確な情報に基づいてしっかりと行動・支援して行きましょうicon01




全国高等学校総合文化祭「ふくしまからのメッセージ」より

福島に生まれて、福島で育って、福島で働いて、福島で結婚して、福島で子どもを産んで、福島で子どもを育てて、福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。
それが私の夢なのです。
あなたが福島を大好きになれば幸せです。

不安な日々が続き、なかなか前へ進めない。
何もできないいら立ちもある。
それでも、一歩ずつでも、少しずつでも、前へ進みたい。
大きな一歩じゃなくてもいいから。
小さな小さな一歩でもいいから、勇気を持って踏み出そう。
俺たちには支えてくれる仲間がたくさんいる。
共に手を取り合い、今を精いっぱい生きて、素敵な未来を必ずつくるんだ。

やまない雨はない。
明けない夜はない。
平和な時には気づけなかった「本当に大切なもの」。
俺にとっては兄弟でした。
あなたにとっては、誰ですか。
気づけましたか。
今、気づくことができたその気持ちを絶対に、絶対に忘れないでください。


「ふくしまからのメッセージ」その4(YouTube)
7:26から始まります。ぜひ見て下さい。


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    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01 │東日本大震災・味スタ避難所