2020年12月22日
「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査状況に関する説明会」開催結果概要
12月20日・21日に陥没・空洞箇所周辺の住民を対象に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査状況に関する説明会」について、調布市都市整備部街づくり事業課から市議会議員に「開催結果概要」が報告されました。
※一部、大須賀追記
(写真:「開催結果概要」より)
1.日時等
(1) 日時
・【第1回】12月20日(日) 午後1時~午後2時45分 (77名参加)
・【第2回】12月20日(日) 午後3時30分~午後5時25分 (75名参加)
・【第3回】12月21日(月) 午後7時~午後8時50分 (48名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が4名ずつ傍聴しました。
(2) 場所
調布市立滝坂小学校(東つつじケ丘1-4-1)
(3) 対象者
陥没・空洞箇所周辺(東つつじヶ丘2丁目 ・ 3丁目、若葉町1丁目の一部)の住民約1,000世帯
2.説明内容
地表面陥没事象の調査状況(中間報告)等
・説明会資料(NEXCO東日本ホームページ)
3.参加住民からの主な質問や意見
【現在実施している調査について】
・住宅の下で空洞調査は実施してくれないのか。
・事業者に微動アレイ探査の結果を教えてほしいと伝えたら,調査結果が出るまで数カ月を要すると言われた。対応が遅い。
・100メートル程度の深さまでボーリング調査をするべき。
・地盤調査はいつまで続くのか。
【事前調査について】
・陥没事象等の原因を地質や地盤の責にしているが,そもそも事前調査が不足していたのではないか。
・中日本高速道路株式会社の所有地があるにもかかわらず,なぜ事前にボーリング調査をしなかったのか。誰がどのような判断をしたのか。
【補償について】
・風評被害についての補償は考えているのか。
・騒音・振動に伴う精神的な被害,地盤の隆起,資産価値の低下に対する補償はないのか。また,それらに対する説明の場を設けてほしい。
・補償は将来的にも,外環道がある限り行ってくれるのか。
【家屋等の被害,家屋調査について】
・家の塀が傾いている事象も発生している。これは緊急事態ではないか。
・ガレージの階段に被害が出ている。補償ではなく修理を行い,問題ないことを証明してほしい。
・いつ家屋の事後調査を行うのか。また,家屋の中間調査のスケジュールは。
【工事の中止,再開について】
・陥没事象等の因果関係がないような言い方をしているが,工事は中止するという認識で良いか。今後も工事を進めるということは想像できない。
・工事は現在も進められているのか。陥没,空洞の原因がわかってから再開するものだと思っていた。
・工事再開に当たっては,しっかりと原因究明を行い,軽率には再開しないでほしい。
【地盤・地盤沈下について】
・報道でシールドトンネル工事を行った地域は約3センチメートル地盤沈下が生じているとされていたが,計測方法が異なるのか。地盤沈下とトンネル工事の因果関係はあるのか。
・地盤の緩みが直ちに地上に影響を与えるものではないとのことだが,どのような根拠で安全と言っているのか。
・応急的なものでなく,恒久的に地盤緩み箇所への対策を示してくれると安心できる。
・地表面沈下の計測結果について,計測地点ごとに時系列でデータを示してほしい。
【大深度法について】
・今回の事象を受けて,大深度法の見直しを行うのか。
・地下40m以深が対象とされているが,トンネル直径と土被りの関係を考慮すべき。
【事業者について】
・国はこのような事故を起こしたネクスコを事業者として適切だと考えているのか。
【情報提供について】
・説明会の情報などが来ない。情報は細かくお知らせしてほしい。
【有識者委員会について】
・有識者委員会の委員長発言は納得できない。解任するか,別の委員会を組織しろ。
・有識者委員会の委員は公表されていないのか。
【その他】
・シールドマシンが一時停止したとのことだが,11月6日,7日の説明会の際に何故説明しなかったのか。事業者はその事実をいつ知ったのか。
・中日本高速道路株式会社の所有地に避難路や排気塔ができるのではないか。
・陥没・空洞の要因が9つ示されているが,それ以外の理由は考えられないのか。また,考察に対する説明がないため,データとともに示してほしい。
・今後のスケジュール感を示してほしい。有識者会議の結論はいつになるのか。
・シールドマシンの位置は計画通りのルートを進んでいるのか。
・シールドマシンの位置を現地に旗などにより示してほしい。それがわかれば,通勤・通学のルートを変えたりできる。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について(NEXCO東日本ホームページ)
※一部、大須賀追記
(写真:「開催結果概要」より)
1.日時等
(1) 日時
・【第1回】12月20日(日) 午後1時~午後2時45分 (77名参加)
・【第2回】12月20日(日) 午後3時30分~午後5時25分 (75名参加)
・【第3回】12月21日(月) 午後7時~午後8時50分 (48名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が4名ずつ傍聴しました。
(2) 場所
調布市立滝坂小学校(東つつじケ丘1-4-1)
(3) 対象者
陥没・空洞箇所周辺(東つつじヶ丘2丁目 ・ 3丁目、若葉町1丁目の一部)の住民約1,000世帯
2.説明内容
地表面陥没事象の調査状況(中間報告)等
・説明会資料(NEXCO東日本ホームページ)
3.参加住民からの主な質問や意見
【現在実施している調査について】
・住宅の下で空洞調査は実施してくれないのか。
・事業者に微動アレイ探査の結果を教えてほしいと伝えたら,調査結果が出るまで数カ月を要すると言われた。対応が遅い。
・100メートル程度の深さまでボーリング調査をするべき。
・地盤調査はいつまで続くのか。
【事前調査について】
・陥没事象等の原因を地質や地盤の責にしているが,そもそも事前調査が不足していたのではないか。
・中日本高速道路株式会社の所有地があるにもかかわらず,なぜ事前にボーリング調査をしなかったのか。誰がどのような判断をしたのか。
【補償について】
・風評被害についての補償は考えているのか。
・騒音・振動に伴う精神的な被害,地盤の隆起,資産価値の低下に対する補償はないのか。また,それらに対する説明の場を設けてほしい。
・補償は将来的にも,外環道がある限り行ってくれるのか。
【家屋等の被害,家屋調査について】
・家の塀が傾いている事象も発生している。これは緊急事態ではないか。
・ガレージの階段に被害が出ている。補償ではなく修理を行い,問題ないことを証明してほしい。
・いつ家屋の事後調査を行うのか。また,家屋の中間調査のスケジュールは。
【工事の中止,再開について】
・陥没事象等の因果関係がないような言い方をしているが,工事は中止するという認識で良いか。今後も工事を進めるということは想像できない。
・工事は現在も進められているのか。陥没,空洞の原因がわかってから再開するものだと思っていた。
・工事再開に当たっては,しっかりと原因究明を行い,軽率には再開しないでほしい。
【地盤・地盤沈下について】
・報道でシールドトンネル工事を行った地域は約3センチメートル地盤沈下が生じているとされていたが,計測方法が異なるのか。地盤沈下とトンネル工事の因果関係はあるのか。
・地盤の緩みが直ちに地上に影響を与えるものではないとのことだが,どのような根拠で安全と言っているのか。
・応急的なものでなく,恒久的に地盤緩み箇所への対策を示してくれると安心できる。
・地表面沈下の計測結果について,計測地点ごとに時系列でデータを示してほしい。
【大深度法について】
・今回の事象を受けて,大深度法の見直しを行うのか。
・地下40m以深が対象とされているが,トンネル直径と土被りの関係を考慮すべき。
【事業者について】
・国はこのような事故を起こしたネクスコを事業者として適切だと考えているのか。
【情報提供について】
・説明会の情報などが来ない。情報は細かくお知らせしてほしい。
【有識者委員会について】
・有識者委員会の委員長発言は納得できない。解任するか,別の委員会を組織しろ。
・有識者委員会の委員は公表されていないのか。
【その他】
・シールドマシンが一時停止したとのことだが,11月6日,7日の説明会の際に何故説明しなかったのか。事業者はその事実をいつ知ったのか。
・中日本高速道路株式会社の所有地に避難路や排気塔ができるのではないか。
・陥没・空洞の要因が9つ示されているが,それ以外の理由は考えられないのか。また,考察に対する説明がないため,データとともに示してほしい。
・今後のスケジュール感を示してほしい。有識者会議の結論はいつになるのか。
・シールドマシンの位置は計画通りのルートを進んでいるのか。
・シールドマシンの位置を現地に旗などにより示してほしい。それがわかれば,通勤・通学のルートを変えたりできる。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について(NEXCO東日本ホームページ)
Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 14:48│Comments(0)
│東京外環 道路陥没事故
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