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2018年12月06日

市議会平成30年第4回定例会 一般質問

調布市議会平成30年第4回定例会で一般質問をしました。
市議会平成30年第4回定例会 一般質問市議会平成30年第4回定例会 一般質問

質問項目は
1 調布駅前広場計画について
(1) 現状の課題について
(2) 今後の計画について

2 ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくりについて
(1) 観光・産業振興について
(2) 学校教育について
(3) おもてなしについて
(4) レガシーについて


市議会ホームページに質問と答弁がアップされたので転載します。
一括質問方式で質問を行いましたが、分かりやすいように構成しています。
なお、写真は質問の際に議場のスクリーンで使用したものです。


(調布駅前広場計画〜現状の課題について)
◆大須賀
今回は、調布駅前広場計画についてと、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくりについてお伺いします。
調布駅前広場計画についての1点目として、現状の課題についてお尋ねします。
ことし1月16日、調布駅前広場整備に関する説明会で長友市長は、最後は行政として判断をする、最高責任者は私なので、どの道を選択しても私が責任を持ってやったことと理解していただいて結構と明言なさいました。そして自民党創政会が性急な工事着工の延期を求める再要望書を提出したにもかかわらず、伐採を強行しました。
しかるに11月12日、地下駐輪場の建設と敷地内にある4本の樹木の保全の両立が困難だとして、まさかの建設断念が市議会全員協議会で市長から表明されました。
11月18日、武蔵野の森総合スポーツプラザで全国育樹祭の式典が開催されました。地元市長として長友市長は皇太子同妃殿下と約5,000人の参加者の前で、改めて森林のもたらす恵みに思いをはせ、先人から受け継いだ豊かな森と緑を次世代に継承していく決意を新たにしておりますと力強く挨拶なさいました。

市議会平成30年第4回定例会 一般質問


調布の駅前広場には、先人から受け継いできた調布の森がありました。一部移植されたものの、地下駐輪場建設のために33本の樹木が伐採されました。

市議会平成30年第4回定例会 一般質問

一方、調布を代表する魅力、特色だったタコ公園で遊ぶ子どもたちの笑顔と歓声は、代替公園が市役所西側の線路跡地につくられる予定ですが、駅前広場からは消滅してしまったのです。

市議会平成30年第4回定例会 一般質問

地下駐輪場がつくられなくなったことを考えると、樹木の伐採とタコ公園の撤去は一体何だったのでしょうか。結果的に見切り発車であったと言わざるを得ないのではないでしょうか。同事業と地下駐輪場の設計などに投入した事業費は約9,800万円に及ぶと思われます。
調布市報11月20日号の市長コラムで、みんなで協力して最善のおもてなしを考えていきたいと書いておられますが、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を調布の森と子どもたちの笑顔と歓声でお出迎えをし、調布と日本中、世界中の子どもたちが駅前広場で一緒に遊ぶおもてなしの機会を台なしにしてしまった責任は誰にあるのでしょうか。
Q.政治は結果だと言われます。市長としての結果責任をどのように考えておられるのでしょうか。御見解をお伺いします。

地下駐輪場の建設断念について、市議会には11月12日の全員協議会で報告、マスコミには11月26日の定例記者会見で説明したようですが、昨日発行された市報12月5日号にも、きょう現在ホームページにも何ら表記はありません。また、11月13日に開催された調布市都市計画審議会で市長は挨拶をなさいましたが、昨年、調布駅周辺に商業ビルがオープンし、深大寺の白鳳仏が国宝に指定されてから、調布駅の乗降客数がふえたお話はしましたが、市の都市計画を所管する審議会委員に建設中止について一言も言及しませんでした。
Q.市長として速やかに市民に説明しない理由は何でしょうか。市民にどう説明するお考えなのか、説明責任についての御所見をお聞きします。


◎答弁:長友・市長
私からは、調布駅前広場計画における基本的な考え及び2019年、2020年、世界的イベントを契機としたレガシーについてお答えします。
 調布駅前広場については、平成12年の中心市街地街づくり総合計画の策定以降、参加と協働のまちづくりを実践していく中で、駅前広場研究会による検討や勉強会、意見交換会などを重ねております。その過程で平成21年に中心市街地デザイン・コンセプトを策定し、平成25年に駅前広場検討図の公表を経て、平成26年に事業着手したところです。
 その後、既存樹木の取り扱いについて、駅前広場の整備や地下駐輪場の整備の進め方を含め、私は直接市民の皆様に御説明する機会を設けさせていただいた上で協議、検討を重ねたところですが、記念樹的な樹木の保全と地下駐輪場整備の両立は困難な状況であり、駅前広場整備をこれ以上おくらせないためにも、残念ながら地下駐輪場の見直しを図ることと判断いたしました。他の事業においても同様でありますが、予定どおりに事業が遂行できないことに関しては市、また市長、結果責任はそれは当然感ずるところでございます。
 他方、調布駅前公園、通称タコ公園については、従前より御説明しているとおり、調布駅前広場の南側ロータリーの計画エリアであることから、撤去については当初段階から必要であったものです。
 また樹木についても、地下駐輪場の計画にかかわらず、駅前広場整備においてロータリーや環境空間の整備を行うために移植や伐採をいたしました。これまで市の計画において計画の変更が避けがたい場合や時点修正が必要となった事例など、総合調整を行わせていただき、議会への説明、協議、検討を経て市民の皆様に報告させていただいており、本件についても今後、市報やホームページにて広報してまいります。
 また、地下駐輪場の見直しについて、これまでの経過や駅前広場整備に向けたこれからの進め方について、なるべく早期に私から説明させていただく機会を設けたいと考えております。これまでの市民の皆様との意見交換において多様な御意見等をいただいたことを貴重な市民参加の内容と捉え、イベント利用などにより、にぎわいのある調布ならではの空間を継承しつつ、安全で快適な交通結節機能を確保するとともに、市民の皆様が集い、親しまれる駅前広場となるようソフト、ハード一体となり、駅前広場の整備を進めていく必要があると考えております。そのため、これまでの検討経過を踏まえつつ、引き続き検討を要する事項については適時適切に市民参加を実践しながら、今後も魅力あふれる駅前広場を目指してまいります。



(調布駅前広場計画〜今後の計画について)
次に、今後の計画についてお伺いします。
先ほど紹介した市報のコラム欄で市長は、みんなで協力して最善のおもてなしと書いておられます。
Q.地下駐輪場建設予定地だった場所を含め、調布駅前広場はどのような整備をしてラグビー、オリ・パラの国内外の観光客のおもてなしをするのでしょうか。教えてください。

市議会建設委員会では樹木、公共施設棟と大屋根、歩行者動線、バスベイとタクシープール、ロータリーの大きさ、グリーンホールの屋外階段、タコ公園、イベント機能などについて大いに議論がなされてきました。現計画ではグリーンホールの屋外階段を撤去することにより、大ホール機能が消滅してしまいます。大ホール機能の代替についてはいまだに明らかにされず、市の新たな計画が既存の計画の首を絞めるという通常ではあり得ない状況に陥っています。NHKのチコちゃんが聞いたら叱られてしまうのではないでしょうか。
全員協議会で自民党創政会の渡辺幹事長がグリーンホールの屋外階段を計画区域から外すべきではないかと発言しましたが、私も同感です。市が外したくない気持ちはわからなくもありませんが、法的なものを含め、外せない根拠は示されていません。
Q.駅前広場整備計画について、改めて計画の中身を検証し、必要ならば見直す考えはないのでしょうか。市民の理解が前提ですが、ここまで来たら多少おくれても、より快適で安全な駅前広場をつくる選択の可能性はないのでしょうか。法的なものも含めて、おくれることができない根拠もあわせて教えてください。

Q.また、市長のかかわり方を含め、今までの市の計画の進め方、市民への説明と市民参加のあり方をどのように評価しているのでしょうか。反省点と教訓があるとすれば何でしょうか。今後の駅前広場整備については改めて市民参加で行うとしていますが、市民参加には住民説明会、市民会議、協議会、ワークショップ、アンケートなど、さまざまな手法があります。市民との協働を具体的にどのように進めていくのでしょうか。お考えをお聞かせください。


◎答弁:八田・都市整備部長
私からは、調布駅前広場の今後の計画などについてお答えします。
 調布駅前広場については、その広場機能として交流機能、景観形成機能、情報提供機能及び防災機能の4つの機能を持たせることをコンセプトとし、中でも交流機能において、歩行者動線の確保と回遊性の向上などを考慮した中で、緑の確保やベンチなどの憩いの空間、イベント広場としてのにぎわい空間を整備し、市民の方々がにぎわい、憩い、集い、語らうための機能を向上させていくこととしています。
 また、景観形成機能として、景観や日陰、木陰などを考慮した樹木の配置、モニュメント、ストリートファーニチャーなどの設置により、市の顔としての機能を向上していくこととしております。その中で新たにつくるものと既にあるものを連携させ、さらにまちの魅力を高め、市の豊かな自然を背景に、にぎわいと潤いのある広場とするために、市民誰もが憩える環境空間となるよう取り組んでまいります。
 次に、ラグビーワールドカップ2019や東京2020大会に向けた広場の整備については、現在仮囲いをしている南側ロータリー予定地について、一部エリアを除き仮囲いを撤去し、ラグビーワールドカップ2019のファンゾーン展開など、歩行空間やイベント空間として暫定開放していきたいと考えております。
 調布駅前広場の整備については、交通結節機能として鉄道やバスなどの公共交通への乗り継ぎの利便性の向上はもとより、にぎわい創出を含めた環境空間についても考慮した検討を進めております。平成24年8月の調布駅付近連続立体交差事業による地下化からはや6年が経過しており、早期に事業効果を発揮させるためにも、市民が集う広場とともに交通結節機能の向上を図るため、駅前広場の整備を早期かつ着実に進めていくことが必要であると考えております。
 引き続き広場機能については、今年度から来年度秋ごろを目途に、オープンハウスやアンケート調査など多様な市民参加手法を取り入れ実践していく予定であり、これまでに公表した駅前広場検討図から、この間のトリエ京王調布の開業など周辺環境の変化や、事業実施段階における諸課題への対応なども含めて、最終案として取りまとめるべく、適時適切に市民参加を実践しながら協議、調整を進めてまいります。



(ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくり〜観光・産業振興について)
次に、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくりについての1点目として観光・産業振興についてお尋ねします。
ラグビーワールドカップ、オリ・パラと2年連続で世界最大級のスポーツイベントが調布市で開催され、国内外から注目される今こそ、観光と産業の振興に全力を投球するべきだと思います。調布を訪れた人が映画、音楽、スポーツ、深大寺、ゲゲゲの鬼太郎、新選組などの魅力や特色を一目見てわかるように可視化、具現化することは大切なことではないでしょうか。
一般質問や委員会審査で例えば調布駅前の路面にガメラの実物大の足形を表示、市内各駅や観光ポイント周辺に石原裕次郎さん、浅丘ルリ子さんなどの俳優、女優、近藤勇など新選組隊士の像やモニュメントなどを設置して回遊してもらう提案をしてきました。
音楽のまち楽都郡山を標榜する郡山市は音楽をイメージした創作コンテストを開催し、駅周辺の事業所が里親になってベンチや椅子を商店街に設置しています。

市議会平成30年第4回定例会 一般質問

Q.調布の魅力、特色の見える化について市内にどう具現化していくのでしょうか。お考えをお聞かせください。


(インバウンド対応の課題と対策について)
 調布市内の観光スポットはインターネットでどのように対応しているのか調べてみると、武者小路実篤記念館のホームページを初め、まだ外国語に対応していないものが少なくありません。
市議会平成30年第4回定例会 一般質問

Q.市内観光スポットのホームページや施設、駅周辺での対応など、デジタルサイネージやQRコードなど新たな手法を含め、インバウンド対応の課題と対策についてお聞きします。


(市のホームページの現状の評価と今後の改善点について)
 ことしは明治維新から150年、歴女や刀剣女子に代表されるように新たなブームも起きています。先月もNHK-BS「ザ・プロファイラー」で近藤勇が特集されました。一例ですが、市のホームページで近藤勇を検索してみると、近藤勇の史跡と野川公園のページで野川公園、生家跡、龍源寺の墓は紹介されていますが、西光寺の近藤勇像は紹介されていません。

市議会平成30年第4回定例会 一般質問

新選組や近藤勇押しで訪ねてくる観光客のニーズと少しずれているように感じます。観光する側の視点で、情報紹介のあり方を見直す必要があるのではないでしょうか。
Q.市のホームページはインバウンド対応を含め、使いやすくわかりやすいものになっているのでしょうか。ラグビー、オリ・パラ開催都市のホームページとの比較を含め、現状の評価と今後の改善点についてお伺いします。


(ウェブサイトでの市内事業者の対応について)
 観光客が飲食店、お土産店、観光スポットなどをスマートフォンで検索するときに、グーグルやトリップアドバイザーなどのウェブサイトを利用します。これらのサイトの情報掲載は無料ですが、掲載は自力でしなければなりません。実際に調布駅と飛田給駅周辺のページを見ると、掲載されていないお店がある理由はここにあると思われます。市はラグビー、オリ・パラ開催時には市内各所を回遊するシャワー効果も期待しているはずです。
Q.観光客、特に外国人観光客が利用するウェブサイトでの市内事業者の対応はどうなっているのでしょうか。市内の店舗情報を1店でも多くウェブサイトに日本語と外国語で掲載するためには、都や商工会などと連携して技術的、経済的に支援する必要があると思いますが、市のお考えをお聞かせください。


(個人店のラグビー、オリ・パラ対応について)
 飛田給駅周辺のチェーン店ではない個人店の店主さんにラグビー、オリ・パラ対応について聞いてみると、課題として皆さんが挙げたのがトイレの洋式化、車椅子対応、外国語のメニュー、指さし会話表などです。
Q.こうした課題にどう対応していくのでしょうか。お考えをお聞かせください。


(キャッシュレス対応について)
 調布を訪れる多くの外国人観光客は飲食や買い物などの際、クレジットカード決済、電子決済などキャッシュレス決済をする人が多いと予測されています。チェーン店と異なり、市内の個人店の多くは対応できていないのではないでしょうか。飛田給で個人店の店主さんに聞いてみると、キャッシュレスに対応したいが、金銭的に難しい、補助があったら考えるという人が少なくないのです。
 一方、設置費用と運用に余りお金がかからないラインペイなどの新たな手法も始まっています。外国人にとっては便利なだけでなく、現金決済より使用金額が多いこともキャッシュレスの特色だと言われています。日本クレジット協会の調査によると、2015年、浅草仲見世商店街での外国人1人当たりの支払い平均金額は、現金が2,825円なのに対し、クレジットカードが4,557円と1.6倍になっています。
Q.キャッシュレス対応をどう進めていくのでしょうか。お考えをお聞かせください。


◎答弁:田波・産業振興担当部長
初めに、調布の魅力、特色の具現化についてであります。
 これまでトリエ京王調布のオープンを契機に、京王電鉄が調布駅構内を映画フィルムやレッドカーペットに見立てた装飾をしたほか、市では広場口壁面への映画のまち調布をモチーフとしたデザインラッピングなどの取り組みを進めてまいりました。また、京王線各駅における列車接近メロディーについては、市内全9駅のうち5つの駅でそれぞれの地域にゆかりのあるメロディーを導入しております。そのほかにも市内映画、映像関連企業と連携して市民が出演する時代劇撮影体験を実施し、イオンシネマシアタス調布において調布PR動画として上映しました。
 加えて、今年度は2019年、2020年に向け、府中市、武蔵野市、旅行会社と連携して訪日外国人観光客に向けた体験型コンテンツの開発に取り組んでおります。調布の魅力を世界中に発信する絶好の機会でありますので、引き続き多様な主体と連携しながら、調布ならではの特色ある取り組みを進めてまいります。
 観光サイトの多言語対応については、調布市観光協会のホームページの自動翻訳機能に加え、平成29年10月に日本語のほか7言語による観光情報サイト、ガイドアのサービスを開始いたしました。ガイドアは深大寺や実篤記念館を初め、市内14カ所の観光スポットを紹介するウェブ上のデジタル版観光マップで、各スポットに掲示しているQRコードを読み取ることによりスムーズにサイトを閲覧することができる機能も有しております。引き続き、多言語対応の観光サイトの充実を図ってまいります。
 市内事業者のウェブサイトへの対応については、調布市商工会が本年2月、商店会長を対象にインバウンド対策セミナーを開催し、多くの外国人が閲覧するウェブサイトへの情報登録の促進を図ったところであります。また、東京観光財団においては、宿泊施設、飲食店、小売店におけるホームページやパンフレット等の多言語対応や、トイレの洋式化、Wi-Fi環境の整備などを目的とした補助制度を設けております。今後もウェブサイトへの登録促進や補助制度の周知について、商工会や観光協会と連携しながら取り組んでまいります。
 次に、キャッシュレス対応についてであります。
 経済産業省では、日本のキャッシュレス対応が普及していない要因に、店舗側の課題として端末機導入に要する費用やサービス事業者に支払う手数料負担のほか、キャッシュレス決済に対する知識不足があるとしています。こうした状況は市内商店においても同様と捉えており、商工会では12月3日にキャッシュレス対応についてのセミナーを開催したところ、定員を超える応募がありました。
 市としても多くの市内事業者の関心が高かったことを踏まえ、キャッシュレス化のメリットや多様なサービスの仕組みを伝えるセミナーの開催は今後も必要であると考えております。引き続き商工会と連携しながら、市内事業者への導入促進につながる取り組みを進めてまいります。



(ふるさと納税について)
 ふるさと納税の影響について、今までは平成28年度に約2億円余、29年度に3億5,000万円余と市税が減収する一方でした。調布の魅力、特色を官民一体で創出することによって、ふるさと納税についても反転攻勢、増収の方向に施策展開できる可能性はないのでしょうか。一般質問や委員会審査で行政経営部長は、さまざまな角度からふるさと納税制度の活用のあり方を検討と答弁してきました。ラグビー、オリ・パラで国内外から注目される最大のチャンスを逃してはならないと思います。
 返礼品は、特にソフト面で調布の特色を生かしたらどうでしょうか。関係者の協力が必要ですが、例えば桐朋学園大学の学生、卒業生の生演奏で歌を歌える、近藤勇に扮して写真やミニ時代劇を撮影できる、花火大会を打ち上げ会場から、言いかえれば花火を真下から見られる、あるいは、フランス語に堪能な長友市長にマンツーマンでフランス語を教えてもらう権利などはいかがでしょうか。返礼品のあり方が大きな課題となっています。メニューづくりを、市民からの公募や庁内の若手職員によるコンペなど、さまざまな手法を使うことにより、調布の新たな魅力づくりにつながるかもしれません。
Q.積極的にふるさと納税施策を展開するお考えをお聞きします。


◎答弁:山内・行政経営部参事
 ふるさと納税制度は、自分が生まれた故郷や自分が応援したい自治体を支援することを目的とした寄附制度として創設されました。多くの自治体では、ふるさと納税制度を活用し、寄附の返礼品に地場産品を用意するなど、その自治体ならではの創意工夫により地域活性化につなげている取り組みがなされております。
 一方、一部の自治体では、返礼割合が高い返礼品を初め高価な返礼品を提供することを競うような状況が見受けられ、総務省からは、本来のふるさと納税制度の趣旨から逸脱するような返礼品を送らないよう各自治体に対し繰り返し通知が出されております。ふるさと納税制度が普及し、その適切な対応が全国の自治体に求められる中、市としても、調布を応援したい方々の御厚意を受けとめる手法として、制度本来の趣旨に沿った取り組みについては検討する必要があると考えております。
 これまで調布市では、市ホームページにふるさと納税の関連情報をまとめて掲載することで、寄附者にとってわかりやすい情報発信を心がけるとともに、各種基金を活用して実施した具体的な事業を紹介するなど、基金の目的をわかりやすく御案内し、寄附の促進につながるよう努めてまいりました。また、過当な返礼品競争にくみするのではなく、具体的な事業を示し、その事業の趣旨や内容に共感、賛同した方から寄附を募る手法としてクラウドファンディングを検討し、今月から公園整備事業を対象に寄附金の募集を開始したところであります。
 今後につきましては、今回のクラウドファンディングの実施結果を検証するとともに、環境施策のほか、子ども・福祉分野や観光・産業振興等の視点も含め、有効な寄附促進策について多角的に検討してまいります。



(学校教育〜子どもたちが参加・観戦する機会について)
 次に、学校教育についてお伺いします。
 前回の1964東京オリンピックの記憶は、皆さんどうでしょうか。私は当時4歳、長野県でテレビで見ていましたが、開会式のジェット機による五輪のマーク、東洋の魔女が金メダルを取った試合などのシーンを鮮明に覚えています。飛田給地域の60代、70代の方は、甲州街道をアベベが走ったのを沿道で応援していたときの話を目を輝かせて語ります。オリンピックの影響は計り知れないものがあるようです。
 1998長野冬季オリンピックでは、子どもたちが聖火ランナーと一緒に走りながらスタジアムに入ってきたり、雪ん子150人が登場し、歌手の森山良子さんと一緒にテーマソングを歌い踊るなど、多くの子どもたちが開会式に参加しました。
 2002サッカーワールドカップでサウジアラビア代表チームが調布市でキャンプを行いましたが、飛田給FCの子どもたちが味の素スタジアムでの練習試合のボールボーイを務めました。私の息子も一員として参加しましたが、貴重な思い出となっているようです。
Q.子どもたちが何らかの形で式典、競技、表彰式などに参加する機会、競技を観戦する機会はどうなっているのでしょうか。教えてください。

(学校教育〜英会話教育の充実について)
 調布を訪れる国内外の観光客への対応をできたら中学生にも期待します。特に現在の中学2年、3年生は開催時に高校生となっています。大切なのは外国人と話してみようと挑戦する気持ちを持つことだと思います。この機会を生かし、英会話教育をより充実させるべきだと考えます。
 また、英会話ができても調布の魅力や特色についての知識がないと外国人に説明ができません。改めて学習する必要もあるのではないでしょうか。授業時数に関しては、総合的学習の時間をオリ・パラ関連教育に推奨することも1つのあり方かもしれません。
Q.貴重な機会を子どもたちに有意義に体験してもらうことについての市教育委員会のお考えはどうなのでしょうか。そのための工夫は何でしょうか。学校、教員、子どもたちにどのようなサポートができるのでしょうか。教えてください。


◎答弁:柏原・教育部長
 次代を担う子どもたちにとってオリンピック・パラリンピックの競技を直接競技場で観戦することは極めて貴重な体験であり、スポーツの役割の重要性や平和のとうとさを実感するとともに、世界に目を向ける絶好の機会となります。そこで、調布市教育委員会では東京都教育委員会に対して、全ての児童・生徒がオリンピック・パラリンピックを実際に競技場で観戦できるよう要望しているところです。また、観戦以外での児童・生徒の大会期間中のかかわりについては、国内外から多くの来訪者をお迎えするイベントへの参加等、可能な限り児童・生徒がかかわれるよう関係機関と連携を図ってまいります。
次に、英会話教育についてですが、中学校の外国語科の指導は、新学習指導要領においても英語の知識、技能を身につけるだけではなく、簡単な情報や考えなどを理解したり表現し、コミュニケーションを図る資質・能力を育成することが重要とされています。各中学校ではこのことを踏まえ、実際に使えるようなコミュニケーションの場を授業の中でも重視しており、例えば外国人指導助手(AET)と直接会話できる場面を設けたり、学んだことを校外学習で生かす場面を設定したりしています。
 調布のまちの魅力については、総合的な学習の時間等を活用し、小学校第3学年から体験的な活動を通して地域のよさや特色について調べるなど問題解決的な学習に取り組んでいます。オリンピック・パラリンピック教育についても、例えば中学校においては、小学校からの学びを生かし、オリンピック・パラリンピックの開催に当たり、調布を訪れる外国人の観光客がふえることに対して中学生としてできることは何かという課題意識を持たせるなどのカリキュラムを設定しています。そこで生徒がみずから主体的に英語を使ってみようとする意識を持たせ、積極的に外国の人と会話するような体験型の活動を行うことも考えられます。
 教育委員会では、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催まで各小・中学校にオリンピック・パラリンピック教育担当者を配置し、教育委員会において担当者を集めた連絡会を行ってまいります。そこで、英語教育を初め各校の地域の特色を生かした取り組みができるよう推進するとともに、さまざまな外国語に対する関心を高め、多くの外国人と積極的に会話しようとする意欲の醸成に努めてまいります。



(ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくり〜おもてなしについて)
 次に、おもてなしについてお伺いします。
 先日、飛田給駅のホームで新宿駅までの乗りかえがわからなくて困っている外国人に片言の英語とジェスチャーで乗りかえの仕方を教えてあげました。ラグビーワールドカップイングランド大会を観戦した友人が、ちょっとしたことで助けてくれるボランティアがまちじゅうにたくさんいたと驚いていました。飛田給の知り合いには、正式なボランティアは嫌だし、英語もできないけど、困っている人がいたら助けてあげたいという人が少なくありません。
 組織委員会運営の大会ボランティアと東京都運営の都市ボランティア以外に、公共交通や市内観光地の案内などで、いわばちょこっとボランティア的な存在も必要な場面があるのではないかと考えます。
Q.調布独自のボランティアについて、育成と活躍の場づくりは具体的にどうなっているのか教えてください。

 また、高校生はかなり戦力になると思います。全国育樹祭でも市内にある都立高校3校の生徒が式典アテンダントとして参加していました。市内在住の高校生を活用すれば、生徒にとっては貴重な経験になり、市にとっても協働の貴重な機会になるのではないでしょうか。
Q.市内在住の高校生の活用についてのお考えをお聞かせください。


◎答弁:小林オリンピック・パラリンピック担当部長  
私からは、2019年、2020年、世界的イベントを迎えるおもてなし施策及び開催都市と比較した取り組みについてお答えいたします。
 まず、調布市におけるボランティアについてです。
 スポーツ祭東京2013を契機に組織されたスポーツボランティアの皆様には、これまで多くのスポーツイベント等で御協力いただいたほか、ことし開催したちょうふスクラムフェスティバルでもさまざまなジャンルで御活躍いただきました。
 また、東京都の外国人おもてなし語学ボランティア講座を500名を超える市民に受講いただき、講座修了者を対象に実施した市独自のフォローアップセミナーにも多くの方々に御参加いただけたことで、市民の大会への関心の高さを知ることができました。
 大会本番に向けては、多くのゲストをもてなす市民の力が必要となります。今回、市内の各団体、機関に推薦いただき、東京都が募集している都市ボランティアの登録に市として協力したところですが、市独自にボランティア募集を行い、各種研修を実施するとともに、市のイベント運営に御協力いただくなど、さまざまな形で活躍できる機会を提供してまいりたいと考えております。
 さらに、市内の高校や大学には2019-2020プロジェクト全体会議に参加いただいており、会議等を通じて情報共有を進めるなど連携を図り、大会へのボランティア協力を求めてまいります。



(他開催都市との比較と調布市の特色について)
 調布市商工会の役員さんがラグビーワールドカップの開催都市、熊谷市に視察に行ってきたそうです。熊谷市での開催試合数は3試合ですが、担当職員は何と20人体制だったそうです。調布市は開幕戦を含め8試合、かつ翌年にオリ・パラを控えていますが、現在の担当職員はたったの3名です。
 また、ラグビーワールドカップとオリ・パラはそれぞれの組織委員会が公式バッジをつくっています。ラグビーワールドカップで調布独自のバッジをつくって機運を盛り上げる考えがなさそうなので、自民党創政会は有志でオリジナルバッジをつくりました。ちなみにデザインは小林充夫議員です。
市議会平成30年第4回定例会 一般質問

Q.ラグビーワールドカップとオリ・パラの開催都市と比較して、参考にするべきものは何でしょうか。一方、調布市の特色は何でしょうか。教えてください。


◎答弁:田波・産業振興担当部長
次に、他の開催都市との比較についてです。
 ラグビーワールドカップ2019は全国12都市で、東京2020大会は全国26の自治体でそれぞれ開催されますが、開催までのカウントダウンイベントなど各地で機運醸成に向けたさまざまな取り組みが進められています。市が府や県と連携して進める事例も多く見られますが、調布市は競技会場の所在地として市独自に、また開催都市である東京都と連携して取り組みを行っております。
 市独自の取り組みとしましては、ワールドカップのエンブレムが入ったポロシャツの制作のほか、ラグビー応援アンバサダーの活用、企業と連携した調布駅前での大きな写真を使ったラグビーウオールギャラリーの展開などが挙げられます。
 また、本年6月の日本代表戦では、東京都と連携し、パブリックビューイングを含むイベントを調布駅前で展開しました。現在は東京都や商工会と連携し、ラグビーワールドカップのバナーフラッグを市内の商店街に掲示しております。
 今後は、市民が参加できるイベントの市内各地での開催や効果的なPRの手法など、他自治体の事例も参考にしながら取り組みの充実を目指してまいります。
 一方、各開催都市の情報発信につきましては、ホームページの多言語対応を初め、フェイスブックやツイッター等、SNSの活用が図られております。調布市のようにホームページのトップ画面にオリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップの案内が出ている事例もありますが、ホームページ以外に設けられた特設ページで関連情報を集約して発信する事例も見られます。調布市では8カ国語で市内の観光名所を案内するガイドアや、調布市観光協会のホームページ等もあることから、より効果的な情報発信の方法等について検討してまいります。



(ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックとまちづくり〜レガシーについて)
 最後に、レガシーについてお伺いします。
 2020年に向けた調布市アクション&レガシープラン2018には、数多くのレガシーが列挙されています。どれも大切なものだとは思いますが、百花繚乱的な印象は否めません。今までは抽象的でよかったと思いますが、オリ・パラの開催は2年後です。現実的、具体的なレガシーを模索するべき時期に入っているのではないでしょうか。また、レガシーの中には優先順位をつける必要もあるものもあると考えます。
Q.市長が最も重要だと考える3つのレガシーは何でしょうか。教えてください。


◎答弁:長友市長
2019年、2020年、世界的イベントを契機としたレガシーについてお答えします。
 市では、2020年に向けた調布市の取り組み方針に基づき、大会の開催を契機に調布のまちのさらなる発展と魅力の向上に向け、有形無形のレガシー創出につなげていくことを基本としつつ、調布市の取り組みが多摩地域全体の振興に寄与する視点を加味して、さまざまな取り組みを調布市アクション&レガシープランとして位置づけ、多様な主体と連携、協働しながら取り組んでいるところです。
 既にハード面では会場周辺の環境整備が進んでおりますが、引き続き2019年、2020年に向け、スポーツ、文化の振興、産業・観光、まちづくり、福祉、教育など多岐にわたる分野で取り組みを加速させてまいります。その中で、3点という集約はしかねますが、パラリンピックを契機とした障害者への理解やユニバーサルデザインの考えに基づく福祉のまちづくり、大会を契機とした国内外への地域資源の魅力発進、そして各種イベントや事業を支える市民との協働を前進させるボランティアマインドの定着といった視点は各分野を横断する重要なものと考えております。
 加えて私個人では、先ほど大須賀議員も東京オリンピック、昭和39年の思い出を語られましたが、閉会式で各国の選手団が肩を組み、歌いながら入場してきた、もうあれを見たときに本当に国際平和、本当に融和というようなものを強く子ども心に感じました。そのようなことを青少年にも一生の感動として持ち得てもらい、平和のとうとさを意識してもらえればなと念願しております。これらの視点に立ち、多くの市民がさまざまな形で大会に参加できるよう、そして大会後にもつながるよう取り組んでまいります。




<再質問>

ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックについて1点、調布駅前広場整備計画について3点、市長に再質問させていただきます。
 まず、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックですけども、議場の理事者の皆さんには非常に残念なことがあります。写真で正式なオリンピック・パラリンピックとラグビーワールドカップのバッジを紹介しました。何人の方がつけているでしょうか。私は必ずつけているんですね。いろいろなところに行くと、そのバッジ何ですかと聞かれます。ラグビーワールドカップは開会式、開幕戦を含めて8試合も調布でやるんですよ、オリンピックは5種目、パラリンピックは1種目調布でやるんですよ、いやすごいですねと話題が広がるんですよね。そういった意味では、まさしくチーム長友の1つの象徴として、例えばきょう全員がつけているという話になったら、やっぱり気合い入っているなと思うんですけども、市長がつけているかどうかは言いませんけども、なかなかちらほらという現状はどうしてなんですか。1つの象徴かなと思わなくもないんですけども、その辺について市長の御見解をお伺いしたいと思います。

 駅前広場についてですけども、地下駐輪場の建設断念を市民に説明していないことについて、市長はなるべく早期に説明させていただく機会を設けたいと答弁なさいました。11月26日の記者会見を受けて、幾つかの新聞では報道されましたが、新聞を読んだ人以外の市民はどこまで知っているんでしょうか。市民の間で情報格差があってよいのでしょうか。今やインターネットの時代です。市報を待たずに市のホームページで迅速に市民に政策変更を市長が直接知らせることが市長の責務ではないでしょうか。御見解を伺います。

 また、地下駐輪場についてですが、国や都の補助金は見通しが立った段階で建設委員会に報告することになっていましたが、なぜか報告がされないまま建設断念が表明されました。地下駐輪場がつくられないのに樹木を伐採し、タコ公園を撤去したことは結果的には見切り発車であったと私は思いますが、市長の御見解をお尋ねします。

 最後の質問です。市はタコ公園の代替公園を市役所西側の線路跡地につくるとしていますが、決定的な違いは駅前でないことです。ラグビーワールドカップ、オリ・パラの期間だけでも子どもたちの笑顔と歓声でお出迎えをし、調布と日本中、世界中の子どもたちが駅前広場で一緒に遊べるように、たとえ暫定でも仮設でもタコ公園的機能を整備するお考えはないのでしょうか。市長の御見解をお聞かせください。


◎答弁:長友市長
1問目の2019年、2020年に向けてということで、全くおっしゃるとおりで、いろんなことで機運を醸成していかなきゃいかんというふうに思っております。バッジの件は恐縮でございますが、私も出かけるところ次第ではつけているようにはしておりますから、常に持ってはおります。恐縮でございますが、ぜひ今後ともいろんなお知恵を我々にも与えていただいて、全体会議は議員の中で見ていただいた方もおられると思いますが、あれが我々の本当に素直な気持ちでございまして、関連のスポーツのみならず各種団体の皆様方にお願いをして、一緒に連携を保たせていただいて、オール調布ということでやろうという意気は十分に持っておりますので、それだけはぜひ御理解いただければと思っております。

 それから、2点目のことの1問目の市民の間で情報、これ、やはり市の抱えている諸事業の中でも大変重要なことでございますので、発信をさせていただくのは当然であると思っております。その内容につきましては、市報、今、準備をしております。それから、市報ということはその前後にホームページというのが連動してくると思っております。それから、先ほど申し上げましたように、私が加わる形で本問題についての経緯、それから現時点で申し上げられる範囲の今後のことというのを、地下をつくらないならつくらないで、じゃ、どうするんだということを問われるのは当然でございますから、今わかりやすく説明をさせていただく準備はしております。早期にそれをやらせていただきます。
 済みません、ちょっと補助金の申告云々のテクニカルなところまでは私自身がつまびらかにしているわけではございませんが、適正に何かやらねばいけないことがあれば、対処させていただきます。

 それから、樹木の伐採、タコ公園、街路事業を遂行するに伴って公園のスペースを保ち得なかったということに関しては、残念ながらそのとおりでございますが、必ずしも地下駐輪場をつくるつくらないということに連動しているものではないと思っております。ただ、そのことも含めて市民の皆様方にも御説明していきたいと思っております。

 それから、公園に関して駅前でない。これは今、第2問に付随して申し上げたことにどうしても連動するわけでございますが、やはり駅前の非常に親しまれたお別れ会をやらせていただいて、大変多くの方に集まっていただいたこと、記憶にとどめておりますけれども、その思いを大事にしながら、やはりスペースについてはなかなか制約のあることでございましたけども、今後つくっていくものについて、やはり皆様方に最大限親しんでいただけるものを一生懸命つくってまいりたいと思っております。



<取りまとめ>
調布駅前広場の今後の整備については、議会や市民の意見を反映して、市民との協働においても日本一だったと言われるように丁寧に行っていただきたいと思います。
 また、ラグビーワールドカップ、オリ・パラ期間中はファンゾーンを展開する計画のようですが、子どもたちが快適、安全・安心に遊べるように、地面をアスファルトに覆うのではなく、ウッドチップや人工芝なども検討していただきたいと思います。
 あと観光振興ですが、例えば調布駅東口にある手型モニュメントに毎年、日本アカデミー賞などを受賞した俳優などを追加していくこと、その上で、その手型をハリウッドのように歩道に、あるいは市内各所の街路灯などに埋め込むことはできないのでしょうか。埋め込むことで、その手型を探しに回遊性が生まれることも期待できると思います。御検討をお願いします。
 キャッシュレスを初めインバウンド対応ですが、全市的な実態調査及び意向調査が必要だと考えます。商工会と連携した積極的な施策展開を期待します。
 ラグビーワールドカップ、オリ・パラは調布の子どもたちが観戦したり参加できる貴重な機会です。調布の子どもだけとは言いません。東京都市長会会長としても、多摩地域の子どもたちに観戦する機会、何らかの企画や事業に参加できる機会を1つでも多くつくっていただきたいと思います。
 レガシーについてですが、市長のおっしゃるボランティアマインドの定着は全く私も同感です。日本テレビで毎年「24時間テレビ」をやっていますが、あの番組を見ていると、日本はいい国だなと感動に包まれます。しかし、翌日、飛田給駅北口広場の点字ブロックを見ると、相変わらず自転車がとめられているのを見るとがっかりします。ボランティアマインドが定着して、市内から点字ブロックの上にとめられる自転車がなくなることを期待します。
 また、味の素スタジアムから400メートルのところに住んでいることもあって、たばこのポイ捨てと花いっぱい運動にも大いに関心があります。11月25日、飛田給小学校地区協議会主催のふれあいクリーンデーに参加しました。自宅から道路などに捨てられているごみを拾いながら飛小に集合します。飛田給駅周辺を通りましたが、私が拾ったポイ捨てたばこの本数は、ことしも何と100本以上でした。
市議会平成30年第4回定例会 一般質問

市のマナーアップキャンペーンなどの努力は評価しないわけではありませんが、結果としての効果が薄いと私は感じています。飛田給駅を初め調布中からどれだけたばこのポイ捨てがなくなるのか、市長のやる気にかかっているのではないでしょうか。
 先日のことですが、飛田給駅南口商店会の皆さんが市と協議をして、歩道の街路灯の横に花を植えました。
市議会平成30年第4回定例会 一般質問

こうした協働による花いっぱい運動が成功の鍵を握っていると考えています。一昨日、小林充夫議員がすてきな花をたくさん紹介しました。ラグビーワールドカップ、オリ・パラを契機に市内にどれだけ花がいっぱいになるか楽しみにしています。
 さまざまなレガシーが具体的な形となって調布市の新たな財産となり、より住みやすく快適なまちになることを期待して私の一般質問を終わります。

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    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 17:00│Comments(2)市議会調布駅前広場
    この記事へのコメント
    調布駅前再開発により職住その他の面で少なからずその余波を受けてきた、一市民です。在住20余年になりますが、京王線地下化の前後から以前の調布らしい穏やかな街並みや武蔵野の風情がどんどん改悪され、とうとう長い歴史をもつ駅前シンボルだったタコ公園が壊されると知り、再開発の市民会議にも何度か足を運びましたが、たった1度しか出席せず、市民を小馬鹿にしたような心ない態度の長友市長に激しい怒りを覚えた一人です。
    市長及び調布市の構想は不可解で唐突な感が否めないものがあまりにも多く、タコ公園の跡地をラグビーW杯のパブリックスペースにするという構想は、ラグビーファンでW杯を楽しみにしている友人からすると「移動するのが面倒なのに、なぜ競技場のもっと近くに会場をつくらないのか」と一刀両断されてしまいました。
    樹木を守る会の方々の熱意と郷土を誠実に心から大切にされている思いに共感し自分なりにあちこち調べていたところ、この大須賀さんのblogに辿り着きました。
    このblogでいろいろな情報や理念を発信してくださりいつもありがとうございます。
    市民として、街と人を本当の意味で大切にしてくれる人に市長になっていただきたいという思いで昨年の市長選は鮎川氏に入れさせていただきました。本当によく善戦なさったと思います。大須賀さんも鮎川さんもお疲れ様でした。ありがとうございました。
    現市長の市政は続きますが、今後どんなことが起こるかわかりません。市民としてこれ以上市政が悪化しないよう、ささやかな存在ですが一市民なりに努力してゆきたいと思っています。
    実は私はこの南口広場再開発に伴い、住まいを追われることを余儀なくされた住民の一人です。本当に駐輪場は必要だったのか?この再開発は本当に市民の気持ちを第一に考えたものなのか?市長がこのように強硬に開発を進めた裏側には真っ当でない理由や巨額のリベートが動いているのではないかという疑いが消えません。
    大須賀さんのような市議が我が愛する街にいらっしゃることが嬉しく誇りです。今後もblogを拝見し、ご活躍を応援させていただきます。
    Posted by 調布在住20余年の一市民 at 2019年03月06日 22:50
    一市民さん、コメントありがとうございました。返事が大変遅くなって申し訳ありません。
    調布駅前広場については、計画のあり方、市民への説明のあり方など残念でなりません。ただし、強引に地下駐輪場を建設する計画が頓挫したので、まだまだ市民にとって安全安心で快適な駅前広場をつくることは可能だと思います。ロータリーの大きさ、タコ公園の復活などについて、市は市民参加で再検証するべきです。
    日本一の駅前広場をつくるためにこれからも頑張りましょう!
    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ)大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 2019年04月06日 06:00
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