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2009年08月16日

木島平村 山荘廃止と姉妹都市交流

8月15・16日と木島平村に家族で行って来ました。8月8日のブログに書いた通り、木島平には夏祭りに招待され行って来たばかりです。公務で訪ねた翌週にプライベートで再び行くことはあまりないでしょうが、今回は理由がありました。

調布市と木島平村は24年前の昭和60年に姉妹都市盟約を結びました。その時、市民の宿泊施設として木島平山荘を建てました。もちろん交流には基点となる宿発施設は必要です。しかし、赤字額が半端な数字ではなかったのです。平成13年度の7742万円、2年度の6150万円を筆頭に近年は毎年4千万円前後の赤字を出し続けていました。24年間の歳出超過累積額は何と10億521万円に及びます。

木島平山荘前で盆踊りの練習をする調布市役所新人職員
木島平村 山荘廃止と姉妹都市交流



転機が訪れたのは、木島平村が第3セクターでホテルの経営を始めた時です。平成7年にホテルシューネスベルクを開業し、10年には民間のホテルパノラマランド木島平を買収して営業を始めました。パノラマランドには温泉施設もあります。村のホテルがあるのなら、そこに宿泊して補助金を出した方が、市民もより快適な施設に喜ぶし、赤字額も減るとの意見が出始めます。しかし、山荘は交流の象徴だから廃止はまかりならんという意見もありました。

ホテルパノラマランド木島平
木島平村 山荘廃止と姉妹都市交流



次の転機が、バリアフリー対応です。山荘建設当時はバリアフリー対応は求められていませんでした。しかし、今後も使い続けることになると当然、エレベーターの設置、トイレのバリアフリー化等、施設改善が求められます。1基1億円とも言われる高額なエレベーターを設置してまで使い続ける意義が問われ出しました。

以上の状況から調布市は平成22年度末をもって山荘を廃止する結論に至ったのです。
姉妹都市の象徴だった山荘が廃止されることから、これからの交流はソフトを中心に移した第2ステージと位置づけられています。 しかし現在、新たなプログラムがほとんどありません。


私は、多額の赤字を出すのなら、廃止をして、村のホテル利用の際に補助金を出した方が良いのではないかと過去何回も委員会で主張してきました(平成20年9月文教委員会19年9月13日文教委員会9年3月13日生活文教委員会7年12月12日生活文教委員会)。
だからこそ、廃止が決定された今、これからの交流のより一層の充実に私には責任があると思っています。

一方、8月8日のブログに書いた様に、国においては文部科学省を中心に、1週間以上の期間に渡り、子どもたちが自然豊かな農山漁村で自然体験や農業・林業・漁業の体験をする「子ども農山漁村交流プロジェクト」を推進しています。残念ながら調布市はまだ積極的な姿勢を見せていませんが、お隣の武蔵野市のセカンドスクール事業を始め多くの自治体が具体的な施策展開を始めています。
また、今回訪ねてみて改めてわかりましたが、木島平村は村長さん・教育長さんを始め、極めて積極的に考えているようです。

私は、子どもたちの自然体験や農山漁村での体験の充実を一般質問や委員会質疑で主張してきました。だから、姉妹都市交流第2ステージの中枢として、木島平村を中心とした「調布の子ども農山漁村交流プロジェクト」を展開できないかと思っているのです。

そのために、現在村にどんなプログラムがあるのか、内容はどうなっているのか、子どもはどう感じるのかを把握するために今回子ども(小中学生ではなく中学生と大学生ですが)を連れて村を訪問した訳です。

結果は、期待以上のものがありました。初めてのとんぼ玉とそば打ち体験は貴重な体験になったようでした。マレットゴルフも大いに楽しみました。
意外だったのは、鬼島太鼓の演奏です。中学で吹奏楽部に入っていて音楽に興味があり、下級生の練習への意欲のなさに不満を持っていた娘が、演奏の見事さと凛とした子どもたちの態度に感動し涙したことことにも驚きましたが、あまり感心のなさそうな息子までもが感動していたことにはもっと驚きました。
本物は予想以上の感動を与えるようです。

木島平村 山荘廃止と姉妹都市交流

木島平村 山荘廃止と姉妹都市交流



今回、私の子どもは体験できませんでしたが、村には手透き和紙体験、田植えや農作物収穫等の農作業体験、おやき作り等の郷土食体験、森林整備や炭焼き等の自然体験等、充実したメニューが用意されています。また、農民芸術ふう太の杜の郷の家で村に伝わる伝説や昔話の語りを聞くこともできます。はたまた、日本有数のブナの森でウォーキングをしたり、パークゴルフやパラグライダーの体験もできます。

そして何よりも木島平の魅力は、歓迎する村の人の暖かい心です。議員になってから4年に1度相互訪問をするたびに感じてきましたが、この暖かい心に勝るものはありません。

これから新たな木島平村との交流第2ステージが始まります。村の人の心を裏切ることが決してないよう、調布市のさらに積極的な対応を期待しています。


green_rightひろすけ’委員会質疑「姉妹都市交流について」 平成21年3月文教委員会
平成20年9月17日文教委員会

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    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:02│Comments(0)木島平村
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