2022年11月07日
広域交通問題等対策特別委員会
14時 広域交通問題等対策特別委員会が全員協議会室で開催されました。
議題
報告事項
(1) 東京外かく環状道路に関する現状について
前回の6月28日に開催された特別委員会以降の経過が報告されました。
※以下、議員への説明資料より抜粋
◯東京外環(関越〜東名)現在の状況


◯意見交換の場の開催結果概要について(市作成)
【令和4年9月11日】


【令和4年10月8日】


◯補償について


補償対象地域の世帯数は約1000件、地盤補修範囲の世帯数は約30件です。



◯地盤補修工事について









◯家屋解体について





・令和4年市議会委員会審査等のための補足・説明資料(広域交通問題等対策特別委員会 11月7日)
議題
報告事項
(1) 東京外かく環状道路に関する現状について
前回の6月28日に開催された特別委員会以降の経過が報告されました。
※以下、議員への説明資料より抜粋
◯東京外環(関越〜東名)現在の状況


◯意見交換の場の開催結果概要について(市作成)
【令和4年9月11日】


【令和4年10月8日】


◯補償について


補償対象地域の世帯数は約1000件、地盤補修範囲の世帯数は約30件です。



◯地盤補修工事について









◯家屋解体について





・令和4年市議会委員会審査等のための補足・説明資料(広域交通問題等対策特別委員会 11月7日)
2022年11月01日
調布市 東京外環について事業者に要請書を提出
調布市は、東京外環について、地盤補修工事の取組を進める中で、地域住民の不安の声を真摯に受け止め、誠意ある対応を行うよう、東日本高速道路(株)等の事業者に要請書を提出しました。
【要請の概要】
要請日 令和4年10月31日(月)
要請先 国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社
要請者 調布市長
【要請事項】
東京外環について、市では、これまでの陥没事故等の再発防止に万全を期することはもとより、近隣住民の理解促進と損なわれた信頼を回復するため丁寧な対応を継続して求めてきた。
本年に入ってからは、地盤補修に向けてオープンハウスや意見交換の場が開催され、市民への理解と不安払しょくに向けた対応がなされてきたものと認識しているが、未だに不安の声が絶えない状況である。
市として地盤補修の必要性は認識しているが、陥没事故以降、地域住民には計り知れない負荷がかかっており、地盤補修工事においても地域への影響が最小となるよう、万全の取組が必要である。
今後、地盤補修工事の取組を進める中で、地域住民の不安の声を真摯に受け止め、説明の場を設けるなど、様々な要望に対する誠意ある対応を改めて要請する。

PDF
・東京外かく環状道路(関越から東名)の地盤補修工事における安全・安心の徹底について、事業者に調布市から要請書を提出(調布市ホームページ)
【要請の概要】
要請日 令和4年10月31日(月)
要請先 国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社
要請者 調布市長
【要請事項】
東京外環について、市では、これまでの陥没事故等の再発防止に万全を期することはもとより、近隣住民の理解促進と損なわれた信頼を回復するため丁寧な対応を継続して求めてきた。
本年に入ってからは、地盤補修に向けてオープンハウスや意見交換の場が開催され、市民への理解と不安払しょくに向けた対応がなされてきたものと認識しているが、未だに不安の声が絶えない状況である。
市として地盤補修の必要性は認識しているが、陥没事故以降、地域住民には計り知れない負荷がかかっており、地盤補修工事においても地域への影響が最小となるよう、万全の取組が必要である。
今後、地盤補修工事の取組を進める中で、地域住民の不安の声を真摯に受け止め、説明の場を設けるなど、様々な要望に対する誠意ある対応を改めて要請する。


・東京外かく環状道路(関越から東名)の地盤補修工事における安全・安心の徹底について、事業者に調布市から要請書を提出(調布市ホームページ)
2022年09月22日
東京外郭環状道路の工事現場で鉄錆片が落下
中央自動車道に接続する工事用仮橋から調布市道上に鉄錆片が落下する事故が発生しました。
【事故の内容】
9月20日(火)15時30分ごろ、中央自動車道 高井戸IC~調布IC間の調布市緑ケ丘1丁目にある東京外郭環状道路の工事用仮橋(仙川高架橋)と調布市道(天神山通り)の交差部で、仮橋より鉄錆片(約10cm四方)が落下しました。
現時点では、負傷者や車両の損傷などの被害はない模様です。
【事故発生箇所】(中日本高速道路株式会社ホームページより)

【落下した鉄錆片と落下場所】(中日本高速道路株式会社ホームページより)

【お詫び】E20 中央自動車道(高井戸 IC~調布 IC)下り線工事用仮橋から 一般道への鉄錆片の落下について(中日本高速道路株式会社ホームページより)

調布市は市長名で国土交通大臣・東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社に要請文を提出しました。(調布市ホームページより)

2020年10月18日、関越自動車道と東名高速道を結ぶ「東京外郭環状道路」(外環道)の建設工事のため、地下47mでシールドマシンによりトンネルを掘削していた工事の影響で、調布市東つつじヶ丘2丁目付近の市道で道路陥没事故が発生しました。
同時に、空洞が3カ所も見つかりました。
さらに、今年4月には大泉ジャンクションにおいて地中壁にシールドマシンが接触する事故が発生し、本日9月20日には中央自動車道に接続する工事用仮橋から調布市道上に鉄錆片が落下する事故が発生しました。
東日本高速道路株式会社と中日本高速道路株式会社による相変わらずの杜撰な工事に怒りを覚えます。
【事故の内容】
9月20日(火)15時30分ごろ、中央自動車道 高井戸IC~調布IC間の調布市緑ケ丘1丁目にある東京外郭環状道路の工事用仮橋(仙川高架橋)と調布市道(天神山通り)の交差部で、仮橋より鉄錆片(約10cm四方)が落下しました。
現時点では、負傷者や車両の損傷などの被害はない模様です。
【事故発生箇所】(中日本高速道路株式会社ホームページより)

【落下した鉄錆片と落下場所】(中日本高速道路株式会社ホームページより)

【お詫び】E20 中央自動車道(高井戸 IC~調布 IC)下り線工事用仮橋から 一般道への鉄錆片の落下について(中日本高速道路株式会社ホームページより)

調布市は市長名で国土交通大臣・東日本高速道路株式会社・中日本高速道路株式会社に要請文を提出しました。(調布市ホームページより)

2020年10月18日、関越自動車道と東名高速道を結ぶ「東京外郭環状道路」(外環道)の建設工事のため、地下47mでシールドマシンによりトンネルを掘削していた工事の影響で、調布市東つつじヶ丘2丁目付近の市道で道路陥没事故が発生しました。
同時に、空洞が3カ所も見つかりました。
さらに、今年4月には大泉ジャンクションにおいて地中壁にシールドマシンが接触する事故が発生し、本日9月20日には中央自動車道に接続する工事用仮橋から調布市道上に鉄錆片が落下する事故が発生しました。
東日本高速道路株式会社と中日本高速道路株式会社による相変わらずの杜撰な工事に怒りを覚えます。
2021年03月03日
東日本高速道路 地元住民へお詫びの個別訪問
東京外かく環状道路(関越~東名)の本線シールドトンネル工事現場付近での陥没事故に関して、事業者の東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)が、陥没・空洞箇所周辺の住民へ住民説明会の関係資料の配布と合わせて、お詫びの個別訪問をしていることが、調布市からの情報提供で分かりました。
1.日時
令和3年2月26日(金)から順次訪問
2.対象者
陥没・空洞箇所周辺住民(住民説明会対象範囲)
・対象範囲:東つつじケ丘2・3丁目、若葉町1丁目の一部
・配布範囲の世帯数:約1,000世帯
3.配布資料
・外環道建設工事に伴う地表面の陥没・空洞について(お詫び)
・説明会当日配布資料(東日本高速道路ホームページ)
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ(東日本高速道路ホームページ)
【外環道建設工事に伴う地表面の陥没・空洞について(お詫び)】(一部修正)

PDF⇒
※謝罪文の会社代表者は「東日本高速道路株式会社関東支社 東京外環工事事務所長」で、小畠徹社長ではありません。
小畠社長は1月27日の定例記者会見で「度重なる陥没や空洞で住民の方々に不安を与えてしまい、事業者として深くお詫び申し上げたい」と謝罪しています(2021.1.27ブログ)。
にもかかわらず、今回の謝罪文が社長名ではなく工事所長名だった理由は不明です。
【説明会での主なご質問とその回答のとりまとめ】(東日本高速道路ホームページ)








【説明会概要】(東日本高速道路ホームページ)

ちなみに、小畠社長の定例記者会見での謝罪コメント、今回の工事事務所長名での謝罪文は東日本高速道路のホームページにはどこにも掲載されていないようです。
(東日本高速道路ホームページ トップ)


(東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について)


1.日時
令和3年2月26日(金)から順次訪問
2.対象者
陥没・空洞箇所周辺住民(住民説明会対象範囲)
・対象範囲:東つつじケ丘2・3丁目、若葉町1丁目の一部
・配布範囲の世帯数:約1,000世帯
3.配布資料
・外環道建設工事に伴う地表面の陥没・空洞について(お詫び)
・説明会当日配布資料(東日本高速道路ホームページ)
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ(東日本高速道路ホームページ)
【外環道建設工事に伴う地表面の陥没・空洞について(お詫び)】(一部修正)

PDF⇒
※謝罪文の会社代表者は「東日本高速道路株式会社関東支社 東京外環工事事務所長」で、小畠徹社長ではありません。
小畠社長は1月27日の定例記者会見で「度重なる陥没や空洞で住民の方々に不安を与えてしまい、事業者として深くお詫び申し上げたい」と謝罪しています(2021.1.27ブログ)。
にもかかわらず、今回の謝罪文が社長名ではなく工事所長名だった理由は不明です。
【説明会での主なご質問とその回答のとりまとめ】(東日本高速道路ホームページ)








【説明会概要】(東日本高速道路ホームページ)

ちなみに、小畠社長の定例記者会見での謝罪コメント、今回の工事事務所長名での謝罪文は東日本高速道路のホームページにはどこにも掲載されていないようです。
(東日本高速道路ホームページ トップ)


(東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について)


2021年02月19日
調布市議会・広域交通問題等対策特別委員会
14時 調布市議会・広域交通問題等対策特別委員会が開催されました。

議題は、報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」。
昨年12月24日に開催された広域交通問題等対策特別委員会(2020.12.24ブログ)以降の事業者の対応、2月14日・15日に地元住民を対象に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査結果と分析の説明会」などについて、市の担当職員から報告がありました。
また、事業者(東日本高速道路株式会社など)と市が作成した「説明の場開催結果概要」が資料として提供されました。
◯「説明の場開催結果概要」(事業者作成)

PDF⇒
◯「説明の場開催結果概要」(市作成)


PDF⇒

議題は、報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」。
昨年12月24日に開催された広域交通問題等対策特別委員会(2020.12.24ブログ)以降の事業者の対応、2月14日・15日に地元住民を対象に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査結果と分析の説明会」などについて、市の担当職員から報告がありました。
また、事業者(東日本高速道路株式会社など)と市が作成した「説明の場開催結果概要」が資料として提供されました。
◯「説明の場開催結果概要」(事業者作成)

PDF⇒
◯「説明の場開催結果概要」(市作成)


PDF⇒
2021年02月16日
東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象についての住民説明会
「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象と分析についての住民説明会」が開催されました。
(写真:調布市都市整備部街づくり事業課「開催結果概要」より 2月14日13時)

1.主催者:国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.日時
(第1回)2月14日(日)13:00〜14:30(101名参加)
(第2回)2月14日(日)15:30〜17:00(62名参加)
(第3回)2月15日(月)18:30〜20:00(44名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が分かれて参加することになり、私は第2回に出席しました。
3.会場:調布市立第四中学校体育館(若葉町3丁目)
4.対象者:陥没・空洞箇所周辺の住民
2月12日に第6回有識者委員会が開催されましが、その内容について説明がされました。
東日本高速道路は、地下のトンネル掘削工事と陥没・空洞との因果関係を認め、発生したメカニズムを明らかにするとともに住民への補償の考え方や範囲を示しました。
建物の損傷の補修費用や家賃の減収相当額、地盤補修後の不動産の売却損の補償、病気などでかかった治療費の補償などについて、しかるべき対応を行う考えを明らかにしました。
(会場配布資料 抜粋)
























説明終了後、質疑応答がありました。
住民からの主な質問や意見(調布市都市整備部街づくり事業課「開催結果概要」より)
【事前調査について】
・ この地域については意図的にボーリングの間隔を基準よりも拡げているのではないか。
・ 事業者は,事前調査が不足し,不適当だったということについて,反省がない。
【陥没,空洞の原因等について】
・ 長年住んできたが陥没事象は今回が初めて。当工事が原因なのは明らかである。
・ 調査の結果,施工上の過失があったことがわかったのであれば,まず謝罪し,それから次に進むべきではないのか。
・ 添加材の選択や排土量の管理において,施工上の瑕疵があったことを認めるか。
・ 今回の事象の責任は誰なのか。全て事業者が責任を負うのか。
・ 今回の事象が特殊な地盤によるものだとしたら,2本目の工事でも同じことが起きるのではないか。
【補償について】
・ 補償についての期限,スケジュールを教えて欲しい。
・ 補償について,工事と因果関係がある損害とは何をもって判断するのか。
・ 付帯費用(転居費用など)も補償してもらえるのか。
・ 補償について期限はあるのか。地盤補修工事の完了後でしか補償はされないのか。
・ 固定資産税の減免等の措置はしてもらえるか。
・ 不動産の買取りも含めた具体的な補償を検討してもらいたい。
・ 地盤の補修後に地価が戻れば事業者は何も対応しないのか。
【再発防止策について】
・ 再発防止対策の基本方針に「住民の許可を得ること」を追加すべき。
・ 工事再開に向けた再発防止策の検討は早いのではないか。
・ 今後北行のシールドが掘進した際,何らかの影響が出てくるのではないか。再発防止は同様に行うのか。
【地盤の補修について】
・ 地盤の補修工事と2本目のシールド工事の時系列を教えてほしい。
・ 地盤の補修工事は2年の期間を要するとのことだが,丸々2年工事現場になるのか。具体的にどのような工事を実施するのか。
【振動,騒音について】
・ 東つつじケ丘3丁目においても振動はひどかった。振動を発生させないための実験等は実施しているか。
・ 騒音,振動に関する視点が再発防止対策に含まれていないのはおかしい。
・ 振動の問い合わせは住民の悲鳴と捉えるべき。なぜ各々の状況に対応しなかったのか。
・ 低周波被害について,多くの住民が苦しんでいる。原因究明のための対応は。
【地表面計測等について】
・ 地表面計測については,補修後も経時変化を確認するべき。
・ 地盤沈下量はいつを基準にした数値か。長期的な観測データはないのか。
・ 地盤沈下は収束していないのではないか。沈下量の変化を住民と共有すべき。
【その他】
・ 2本目のシールド工事を実施するに当たり,シールドの離隔が少ない中で併設して問題はないのか。
・ 今回のデータを見ても市民には理解できない。別途,技術的な質問をできる場を設けてほしい。
・ 今回の事象発生箇所周辺は,地上部に影響がでているため大深度法の適用外の区間と考える。通常のトンネルと同様,全て土地を買収しなければ再掘進しないという判断をすべき。
・ 説明会の場に施工業者が来ないのはなぜか。カッター不能回転時における対応について当事者から話を聞きたい。
・ シールドマシンを夜間止めなければ,今回の事象は起きなかったのではないか。
・「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」の開催について(東日本高速道路ホームページ)
・調布市の道路陥没 メカニズムや補償範囲示す 東日本高速道路(NHK WEB)
・調布の陥没 補償内容と範囲示す(NHK WEB)
・調布 道路陥没 補償内容と範囲明らかに 東日本高速道路(NHK WEB)
(写真:調布市都市整備部街づくり事業課「開催結果概要」より 2月14日13時)

1.主催者:国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.日時
(第1回)2月14日(日)13:00〜14:30(101名参加)
(第2回)2月14日(日)15:30〜17:00(62名参加)
(第3回)2月15日(月)18:30〜20:00(44名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が分かれて参加することになり、私は第2回に出席しました。
3.会場:調布市立第四中学校体育館(若葉町3丁目)
4.対象者:陥没・空洞箇所周辺の住民
2月12日に第6回有識者委員会が開催されましが、その内容について説明がされました。
東日本高速道路は、地下のトンネル掘削工事と陥没・空洞との因果関係を認め、発生したメカニズムを明らかにするとともに住民への補償の考え方や範囲を示しました。
建物の損傷の補修費用や家賃の減収相当額、地盤補修後の不動産の売却損の補償、病気などでかかった治療費の補償などについて、しかるべき対応を行う考えを明らかにしました。
(会場配布資料 抜粋)
























説明終了後、質疑応答がありました。
住民からの主な質問や意見(調布市都市整備部街づくり事業課「開催結果概要」より)
【事前調査について】
・ この地域については意図的にボーリングの間隔を基準よりも拡げているのではないか。
・ 事業者は,事前調査が不足し,不適当だったということについて,反省がない。
【陥没,空洞の原因等について】
・ 長年住んできたが陥没事象は今回が初めて。当工事が原因なのは明らかである。
・ 調査の結果,施工上の過失があったことがわかったのであれば,まず謝罪し,それから次に進むべきではないのか。
・ 添加材の選択や排土量の管理において,施工上の瑕疵があったことを認めるか。
・ 今回の事象の責任は誰なのか。全て事業者が責任を負うのか。
・ 今回の事象が特殊な地盤によるものだとしたら,2本目の工事でも同じことが起きるのではないか。
【補償について】
・ 補償についての期限,スケジュールを教えて欲しい。
・ 補償について,工事と因果関係がある損害とは何をもって判断するのか。
・ 付帯費用(転居費用など)も補償してもらえるのか。
・ 補償について期限はあるのか。地盤補修工事の完了後でしか補償はされないのか。
・ 固定資産税の減免等の措置はしてもらえるか。
・ 不動産の買取りも含めた具体的な補償を検討してもらいたい。
・ 地盤の補修後に地価が戻れば事業者は何も対応しないのか。
【再発防止策について】
・ 再発防止対策の基本方針に「住民の許可を得ること」を追加すべき。
・ 工事再開に向けた再発防止策の検討は早いのではないか。
・ 今後北行のシールドが掘進した際,何らかの影響が出てくるのではないか。再発防止は同様に行うのか。
【地盤の補修について】
・ 地盤の補修工事と2本目のシールド工事の時系列を教えてほしい。
・ 地盤の補修工事は2年の期間を要するとのことだが,丸々2年工事現場になるのか。具体的にどのような工事を実施するのか。
【振動,騒音について】
・ 東つつじケ丘3丁目においても振動はひどかった。振動を発生させないための実験等は実施しているか。
・ 騒音,振動に関する視点が再発防止対策に含まれていないのはおかしい。
・ 振動の問い合わせは住民の悲鳴と捉えるべき。なぜ各々の状況に対応しなかったのか。
・ 低周波被害について,多くの住民が苦しんでいる。原因究明のための対応は。
【地表面計測等について】
・ 地表面計測については,補修後も経時変化を確認するべき。
・ 地盤沈下量はいつを基準にした数値か。長期的な観測データはないのか。
・ 地盤沈下は収束していないのではないか。沈下量の変化を住民と共有すべき。
【その他】
・ 2本目のシールド工事を実施するに当たり,シールドの離隔が少ない中で併設して問題はないのか。
・ 今回のデータを見ても市民には理解できない。別途,技術的な質問をできる場を設けてほしい。
・ 今回の事象発生箇所周辺は,地上部に影響がでているため大深度法の適用外の区間と考える。通常のトンネルと同様,全て土地を買収しなければ再掘進しないという判断をすべき。
・ 説明会の場に施工業者が来ないのはなぜか。カッター不能回転時における対応について当事者から話を聞きたい。
・ シールドマシンを夜間止めなければ,今回の事象は起きなかったのではないか。
・「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」の開催について(東日本高速道路ホームページ)
・調布市の道路陥没 メカニズムや補償範囲示す 東日本高速道路(NHK WEB)
・調布の陥没 補償内容と範囲示す(NHK WEB)
・調布 道路陥没 補償内容と範囲明らかに 東日本高速道路(NHK WEB)
2021年02月11日
入間川分水路管渠内で軽微な損傷を確認
東京都建設局が管理する入間川分水路の管渠内を調査したところ、調布市東つつじヶ丘二丁目付近で軽微な損傷を確認しました。
・入間川分水路内の損傷の確認について(東京都ホームページ)

・平面図、断面図、写真(東京都ホームページ)

損傷の状況は「管渠の目地モルタル剥離等が点在」で、都は「直ちに分水路機能に影響を及ぼすものではない」としています。
・入間川分水路整備概要図(東京都北多摩南部建設事務所)

参考資料(林明裕都議会議員提供)

林明裕都議会議員 Twitter

読売新聞によると、東日本高速関東支社は「外環道工事との因果関係がないか、都と協力して調査する」とし、日本大の鎌尾彰司准教授(地盤工学)は「トンネル工事の振動で剥離などが起きた可能性は十分ある。一帯の地下に埋設されている水道やガス管などの安全性も確認する必要がある」と指摘しています。
この場所は東日本高速道路(NEXCO東日本)が実施している東京外かく環状道路本線トンネルの掘削工事により道路が陥没し、地下の空洞が相次いで確認されている場所のすぐ近くです。
しっかりと原因を調べてもらいたいと思います。
・調布陥没周辺 埋設水路管に軽微損傷 都建設局が確認(TOKYO Web)
・市道陥没の場所から100m、地下の分水路管に多数の損傷…関連調査へ(読売新聞オンライン)
・入間川分水路内の損傷の確認について(東京都ホームページ)

・平面図、断面図、写真(東京都ホームページ)

損傷の状況は「管渠の目地モルタル剥離等が点在」で、都は「直ちに分水路機能に影響を及ぼすものではない」としています。
・入間川分水路整備概要図(東京都北多摩南部建設事務所)

参考資料(林明裕都議会議員提供)

林明裕都議会議員 Twitter

読売新聞によると、東日本高速関東支社は「外環道工事との因果関係がないか、都と協力して調査する」とし、日本大の鎌尾彰司准教授(地盤工学)は「トンネル工事の振動で剥離などが起きた可能性は十分ある。一帯の地下に埋設されている水道やガス管などの安全性も確認する必要がある」と指摘しています。
この場所は東日本高速道路(NEXCO東日本)が実施している東京外かく環状道路本線トンネルの掘削工事により道路が陥没し、地下の空洞が相次いで確認されている場所のすぐ近くです。
しっかりと原因を調べてもらいたいと思います。
・調布陥没周辺 埋設水路管に軽微損傷 都建設局が確認(TOKYO Web)
・市道陥没の場所から100m、地下の分水路管に多数の損傷…関連調査へ(読売新聞オンライン)
2021年01月27日
調布の陥没・空洞でNEXCO東日本社長が謝罪
調布市東つつじケ丘の住宅街で道路が陥没し、地下の空洞が相次いで確認されている問題で、東京外かく環状道路本線トンネルの掘削工事を行っている東日本高速道路(NEXCO東日本)の小畠徹社長が、定例の記者会見で、「度重なる陥没や空洞で住民の方々に不安を与えてしまい、事業者として深くお詫び申し上げたい」と謝罪しました。
(写真:日テレNEWS24)


報道によると、社長の謝罪は初めてです。
小畠社長は補償について、「シールドトンネル工事と陥没、及び空洞との因果関係が確認されているので、家屋損傷をはじめとする被害への補償については、事業者として誠意をもって対応させていただきます」。
補償の時期については、「補償方法の検討を始めた段階」として、未定としました。
地域住民が求めている地盤の原状回復については「有識者委員会でメカニズムを明らかにしたうえで、検討を進めたい」とし、工事再開については「地域の住民や自治体に説明していかないといけないため、工事再開についてのめどは今の段階では決められない」としています。
陥没や空洞ができた詳しいメカニズムは有識者委員会が2月中旬ごろまでに最終報告をまとめるということです。
NEXCO東、社長が調布の陥没・空洞に陳謝 補償の時期は未定(YouTube-TBS NEWS)
・「度重なる陥没や空洞 住民に不安」東日本高速会社 社長が謝罪(NHK WEWS WEB)
・調布陥没でNEXCO東日本社長が陳謝 因果関係認めるも…外環道建設は継続(TOKYO Web)
・調布陥没 NEXCO東日本社長が謝罪(日テレNEWS24)
・調布陥没問題 社長が謝罪 NEXCO東日本 補償へ(FNNプライムオンライン)
ちなみに、小畠社長の記者会での発言について、NEXCO東日本のホームページには何も表記されていません。(1月28日11時現在)


・NEXCO東日本ホームページ
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について
(写真:日テレNEWS24)


報道によると、社長の謝罪は初めてです。
小畠社長は補償について、「シールドトンネル工事と陥没、及び空洞との因果関係が確認されているので、家屋損傷をはじめとする被害への補償については、事業者として誠意をもって対応させていただきます」。
補償の時期については、「補償方法の検討を始めた段階」として、未定としました。
地域住民が求めている地盤の原状回復については「有識者委員会でメカニズムを明らかにしたうえで、検討を進めたい」とし、工事再開については「地域の住民や自治体に説明していかないといけないため、工事再開についてのめどは今の段階では決められない」としています。
陥没や空洞ができた詳しいメカニズムは有識者委員会が2月中旬ごろまでに最終報告をまとめるということです。
NEXCO東、社長が調布の陥没・空洞に陳謝 補償の時期は未定(YouTube-TBS NEWS)
・「度重なる陥没や空洞 住民に不安」東日本高速会社 社長が謝罪(NHK WEWS WEB)
・調布陥没でNEXCO東日本社長が陳謝 因果関係認めるも…外環道建設は継続(TOKYO Web)
・調布陥没 NEXCO東日本社長が謝罪(日テレNEWS24)
・調布陥没問題 社長が謝罪 NEXCO東日本 補償へ(FNNプライムオンライン)
ちなみに、小畠社長の記者会での発言について、NEXCO東日本のホームページには何も表記されていません。(1月28日11時現在)


・NEXCO東日本ホームページ
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について
2021年01月15日
外環道工事陥没箇所周辺で3か所目の地中空洞を確認
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)は、東京外かく環状道路本線トンネル工事において発生したと思われる道路陥没箇所周辺で地盤調査を実施していますが、3か所目の地中の空洞を確認しました。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第14報】(NEXCO東日本ホームページ)

<内容>(NEXCO東日本ホームページより)
1.場所
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
2.空洞の状況
推定される空洞の大きさは、地表面からの深度約16m、幅約4m×長さ約10m、厚さ約4m程度
(下図:調布市地表面陥没付近の地中空洞 NEXCO東日本ホームページ)

3.今後の対応
安全・安心を最優先に、近隣住民の皆様に対し今回の事象について説明を行うとともに、必要な対応を実施しています。
また、有識者からは空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいと意見を頂いております。
これを受け、今回確認された空洞について、以下の対応を行います。
・確認された空洞への充填作業を、速やかに実施します。
・地表面変位の常時観測を継続していきます。なお、現時点では異常は確認されていません。
今回確認された空洞も含め、陥没・空洞の形成のメカニズムの特定に向けて、引き続き調査・検討を早期に進めて参ります。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第14報】(PDF版)
・「東京 調布 新たに空洞見つかる 東日本高速 直ちに埋める作業に」(NHK NEWS WEB)

・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第14報】(NEXCO東日本ホームページ)

<内容>(NEXCO東日本ホームページより)
1.場所
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
2.空洞の状況
推定される空洞の大きさは、地表面からの深度約16m、幅約4m×長さ約10m、厚さ約4m程度
(下図:調布市地表面陥没付近の地中空洞 NEXCO東日本ホームページ)

3.今後の対応
安全・安心を最優先に、近隣住民の皆様に対し今回の事象について説明を行うとともに、必要な対応を実施しています。
また、有識者からは空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいと意見を頂いております。
これを受け、今回確認された空洞について、以下の対応を行います。
・確認された空洞への充填作業を、速やかに実施します。
・地表面変位の常時観測を継続していきます。なお、現時点では異常は確認されていません。
今回確認された空洞も含め、陥没・空洞の形成のメカニズムの特定に向けて、引き続き調査・検討を早期に進めて参ります。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第14報】(PDF版)
・「東京 調布 新たに空洞見つかる 東日本高速 直ちに埋める作業に」(NHK NEWS WEB)

2020年12月28日
「東京外環道路工事現場付近陥没に関する説明会」の『説明会で質問と回答のとりまとめ』公開
12月20日・21日に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象等に関する説明会」の『説明会でご質問とその回答のとりまとめ』が東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)のホームページに公開されました。








・東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象等に関する説明会 開催結果の概要
・説明会資料
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ








・東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象等に関する説明会 開催結果の概要
・説明会資料
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ
2020年12月24日
広域交通問題等対策特別委員会
14時 調布市議会・広域交通問題等対策特別委員会が開催されました。

議題は、
報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」。
前回11月20日に開催された広域交通問題等対策特別委員会(2020.11.20ブログ)以降の事業者の対応、12月20・21日に地元住民を対象に開催された「説明の場」などについて、市の担当職員から報告がありました。
また、事業者(東日本高速道路株式会社など)が作成した「説明の場開催結果概要」と、市が作成した「説明の場開催結果概要」が資料として提供されました。
◯「説明の場開催結果概要」(事業者作成)

PDF
◯「説明の場開催結果概要」(市作成)


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議題は、
報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」。
前回11月20日に開催された広域交通問題等対策特別委員会(2020.11.20ブログ)以降の事業者の対応、12月20・21日に地元住民を対象に開催された「説明の場」などについて、市の担当職員から報告がありました。
また、事業者(東日本高速道路株式会社など)が作成した「説明の場開催結果概要」と、市が作成した「説明の場開催結果概要」が資料として提供されました。
◯「説明の場開催結果概要」(事業者作成)

◯「説明の場開催結果概要」(市作成)


2020年12月22日
地表面陥没に関する調査の進捗状況(12月20日)
東京外かく環状道路(関越~東名)の本線シールドトンネル工事現場付近での陥没事故に関して、12月20日時点での地表面陥没に関する調査の進捗状況が、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)のホームページに掲載されました。
(抜粋)





・調査の進捗状況について(令和2年12月22日)(NEXCO東日本ホームページ)
(抜粋)





・調査の進捗状況について(令和2年12月22日)(NEXCO東日本ホームページ)
2020年12月22日
「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査状況に関する説明会」開催結果概要
12月20日・21日に陥没・空洞箇所周辺の住民を対象に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査状況に関する説明会」について、調布市都市整備部街づくり事業課から市議会議員に「開催結果概要」が報告されました。
※一部、大須賀追記
(写真:「開催結果概要」より)

1.日時等
(1) 日時
・【第1回】12月20日(日) 午後1時~午後2時45分 (77名参加)
・【第2回】12月20日(日) 午後3時30分~午後5時25分 (75名参加)
・【第3回】12月21日(月) 午後7時~午後8時50分 (48名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が4名ずつ傍聴しました。
(2) 場所
調布市立滝坂小学校(東つつじケ丘1-4-1)
(3) 対象者
陥没・空洞箇所周辺(東つつじヶ丘2丁目 ・ 3丁目、若葉町1丁目の一部)の住民約1,000世帯
2.説明内容
地表面陥没事象の調査状況(中間報告)等
・説明会資料(NEXCO東日本ホームページ)
3.参加住民からの主な質問や意見
【現在実施している調査について】
・住宅の下で空洞調査は実施してくれないのか。
・事業者に微動アレイ探査の結果を教えてほしいと伝えたら,調査結果が出るまで数カ月を要すると言われた。対応が遅い。
・100メートル程度の深さまでボーリング調査をするべき。
・地盤調査はいつまで続くのか。
【事前調査について】
・陥没事象等の原因を地質や地盤の責にしているが,そもそも事前調査が不足していたのではないか。
・中日本高速道路株式会社の所有地があるにもかかわらず,なぜ事前にボーリング調査をしなかったのか。誰がどのような判断をしたのか。
【補償について】
・風評被害についての補償は考えているのか。
・騒音・振動に伴う精神的な被害,地盤の隆起,資産価値の低下に対する補償はないのか。また,それらに対する説明の場を設けてほしい。
・補償は将来的にも,外環道がある限り行ってくれるのか。
【家屋等の被害,家屋調査について】
・家の塀が傾いている事象も発生している。これは緊急事態ではないか。
・ガレージの階段に被害が出ている。補償ではなく修理を行い,問題ないことを証明してほしい。
・いつ家屋の事後調査を行うのか。また,家屋の中間調査のスケジュールは。
【工事の中止,再開について】
・陥没事象等の因果関係がないような言い方をしているが,工事は中止するという認識で良いか。今後も工事を進めるということは想像できない。
・工事は現在も進められているのか。陥没,空洞の原因がわかってから再開するものだと思っていた。
・工事再開に当たっては,しっかりと原因究明を行い,軽率には再開しないでほしい。
【地盤・地盤沈下について】
・報道でシールドトンネル工事を行った地域は約3センチメートル地盤沈下が生じているとされていたが,計測方法が異なるのか。地盤沈下とトンネル工事の因果関係はあるのか。
・地盤の緩みが直ちに地上に影響を与えるものではないとのことだが,どのような根拠で安全と言っているのか。
・応急的なものでなく,恒久的に地盤緩み箇所への対策を示してくれると安心できる。
・地表面沈下の計測結果について,計測地点ごとに時系列でデータを示してほしい。
【大深度法について】
・今回の事象を受けて,大深度法の見直しを行うのか。
・地下40m以深が対象とされているが,トンネル直径と土被りの関係を考慮すべき。
【事業者について】
・国はこのような事故を起こしたネクスコを事業者として適切だと考えているのか。
【情報提供について】
・説明会の情報などが来ない。情報は細かくお知らせしてほしい。
【有識者委員会について】
・有識者委員会の委員長発言は納得できない。解任するか,別の委員会を組織しろ。
・有識者委員会の委員は公表されていないのか。
【その他】
・シールドマシンが一時停止したとのことだが,11月6日,7日の説明会の際に何故説明しなかったのか。事業者はその事実をいつ知ったのか。
・中日本高速道路株式会社の所有地に避難路や排気塔ができるのではないか。
・陥没・空洞の要因が9つ示されているが,それ以外の理由は考えられないのか。また,考察に対する説明がないため,データとともに示してほしい。
・今後のスケジュール感を示してほしい。有識者会議の結論はいつになるのか。
・シールドマシンの位置は計画通りのルートを進んでいるのか。
・シールドマシンの位置を現地に旗などにより示してほしい。それがわかれば,通勤・通学のルートを変えたりできる。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について(NEXCO東日本ホームページ)
※一部、大須賀追記
(写真:「開催結果概要」より)

1.日時等
(1) 日時
・【第1回】12月20日(日) 午後1時~午後2時45分 (77名参加)
・【第2回】12月20日(日) 午後3時30分~午後5時25分 (75名参加)
・【第3回】12月21日(月) 午後7時~午後8時50分 (48名参加)
※調布市議会から正副議長と広域交通問題等対策特別委員が4名ずつ傍聴しました。
(2) 場所
調布市立滝坂小学校(東つつじケ丘1-4-1)
(3) 対象者
陥没・空洞箇所周辺(東つつじヶ丘2丁目 ・ 3丁目、若葉町1丁目の一部)の住民約1,000世帯
2.説明内容
地表面陥没事象の調査状況(中間報告)等
・説明会資料(NEXCO東日本ホームページ)
3.参加住民からの主な質問や意見
【現在実施している調査について】
・住宅の下で空洞調査は実施してくれないのか。
・事業者に微動アレイ探査の結果を教えてほしいと伝えたら,調査結果が出るまで数カ月を要すると言われた。対応が遅い。
・100メートル程度の深さまでボーリング調査をするべき。
・地盤調査はいつまで続くのか。
【事前調査について】
・陥没事象等の原因を地質や地盤の責にしているが,そもそも事前調査が不足していたのではないか。
・中日本高速道路株式会社の所有地があるにもかかわらず,なぜ事前にボーリング調査をしなかったのか。誰がどのような判断をしたのか。
【補償について】
・風評被害についての補償は考えているのか。
・騒音・振動に伴う精神的な被害,地盤の隆起,資産価値の低下に対する補償はないのか。また,それらに対する説明の場を設けてほしい。
・補償は将来的にも,外環道がある限り行ってくれるのか。
【家屋等の被害,家屋調査について】
・家の塀が傾いている事象も発生している。これは緊急事態ではないか。
・ガレージの階段に被害が出ている。補償ではなく修理を行い,問題ないことを証明してほしい。
・いつ家屋の事後調査を行うのか。また,家屋の中間調査のスケジュールは。
【工事の中止,再開について】
・陥没事象等の因果関係がないような言い方をしているが,工事は中止するという認識で良いか。今後も工事を進めるということは想像できない。
・工事は現在も進められているのか。陥没,空洞の原因がわかってから再開するものだと思っていた。
・工事再開に当たっては,しっかりと原因究明を行い,軽率には再開しないでほしい。
【地盤・地盤沈下について】
・報道でシールドトンネル工事を行った地域は約3センチメートル地盤沈下が生じているとされていたが,計測方法が異なるのか。地盤沈下とトンネル工事の因果関係はあるのか。
・地盤の緩みが直ちに地上に影響を与えるものではないとのことだが,どのような根拠で安全と言っているのか。
・応急的なものでなく,恒久的に地盤緩み箇所への対策を示してくれると安心できる。
・地表面沈下の計測結果について,計測地点ごとに時系列でデータを示してほしい。
【大深度法について】
・今回の事象を受けて,大深度法の見直しを行うのか。
・地下40m以深が対象とされているが,トンネル直径と土被りの関係を考慮すべき。
【事業者について】
・国はこのような事故を起こしたネクスコを事業者として適切だと考えているのか。
【情報提供について】
・説明会の情報などが来ない。情報は細かくお知らせしてほしい。
【有識者委員会について】
・有識者委員会の委員長発言は納得できない。解任するか,別の委員会を組織しろ。
・有識者委員会の委員は公表されていないのか。
【その他】
・シールドマシンが一時停止したとのことだが,11月6日,7日の説明会の際に何故説明しなかったのか。事業者はその事実をいつ知ったのか。
・中日本高速道路株式会社の所有地に避難路や排気塔ができるのではないか。
・陥没・空洞の要因が9つ示されているが,それ以外の理由は考えられないのか。また,考察に対する説明がないため,データとともに示してほしい。
・今後のスケジュール感を示してほしい。有識者会議の結論はいつになるのか。
・シールドマシンの位置は計画通りのルートを進んでいるのか。
・シールドマシンの位置を現地に旗などにより示してほしい。それがわかれば,通勤・通学のルートを変えたりできる。
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没事象について(NEXCO東日本ホームページ)
2020年12月18日
第5回「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」
第5回「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」の結果が、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)のホームページで公表されました。
1 日時 令和2年12月18日(金) 10:00~12:30
2 場所 NEXCO東日本関東支社東京外環工事事務所 会議室
3 審議概要
(1)調査状況(中間報告)、地盤の特性、施工データについて確認しました。
(2)陥没・空洞の要因分析(中間報告)について確認しました。
議事概要
1.調査状況(中間報告)
○調査状況の中間報告があり、次の点を確認した。
・陥没箇所、空洞箇所の Mg 層及び His 層において、地盤の緩み、天端レベルの落込みを確認した。なお、陥没箇所、空洞箇所での緩みは、トンネル直上部まで煙突状の緩み領域であることを確認した。また、ボーリング調査及びスウェーデン式サウンディングの結果より、陥没箇所、空洞1箇所の His 層の天端レベルの落込みはトンネル横断方向でトンネル直上に限定されていたことを確認した。
・陥没、空洞箇所周辺のトンネル直上において、トンネル上部から緩み領域が上方に拡大していることを確認した。なお、この緩み領域については、今後、具体的な対応を検討していくこととするが、ただちにこれが陥没・空洞等につながるものではないことを確認した。
・陥没、空洞の内部断面において、水で洗われた部分があることを確認した。
・表層地下水の流向・流速調査の結果より、平時では顕著な流れは確認できなかったが、降雨時に流速の上昇や流向の変化があることを確認した。
・陥没箇所において、下水管の損傷が確認されたが、地下水の水質調査の結果では下水や気泡の成分が検出されていないことを確認した。
・空洞1箇所において、下端が Mg 層にある用途不明のヒューム管があることを確認した。
・地歴調査の結果より、陥没があった地点付近は入間川の西に浅く円弧状に入り込んだ谷地形をなしており、入間川の過去の蛇行跡を想像させる地形であることをあらためて確認した。
2.地盤の特性
○東京外環全線の中で今回発生の陥没・空洞箇所周辺は、次の全てに該当する特殊な地盤条件であることをあらためて確認した。
- 掘削断面は、細粒分が少なく、均等係数が小さいため、自立性が乏しく、礫が卓越して介在し、シールドトンネル掘削土の塑性流動性の確保に留意する必要がある地盤であること。
- 掘削断面上部は、単一の砂層である流動化しやすい層が地表面近くまで連続している地盤であること。
- 表層部は、外環沿線における他の区間と比べ薄い地盤であること。
3.施工データ
○施工データの報告があり、次の点を確認した。
・夜間掘進休止時間に生じた閉塞を解除するために、沈降した砂礫を排土しながら起泡溶液を注入する等の特別な作業が陥没・空洞箇所周辺で行われており、その過程で切羽の緩みを生じさせ、煙突状に上方に拡大した可能性があることを確認した。
・気泡の地山への逸失が生じていた可能性が考えられ、その場合、排土体積評価に影響があることを確認した。
・シールド推進により生じるボイドが、地山探査装置で確認できない事象が発生していたものの、裏込め注入量や注入圧は管理値に適合していることを確認した。
・空気の上昇により、掘削断面上部の緩みの進展が助長される可能性はあるが、上昇する空気の圧力は体積膨張とともに減圧されるため、一般には土粒子に与える影響は小さいと考えられることを確認した。
・トンネル施工に伴う振動は55dB程度であり、振動エネルギーは地震動と比較して極めて小さいことを確認した。また、特殊な地盤条件により施工部の振動が地上部に届きやすいことを確認した。
・セグメントの損傷等の変状、シールド機スクリューコンベアからの土砂噴発やテールからの土砂噴出は生じていないことを確認した。
4.陥没・空洞の要因分析
○陥没・空洞事象について、想定される要因を列挙し、調査結果や施工データを用いた分析を行い、陥没・空洞事象は、年月をかけて形成された地下空洞が従前からあった可能性は否定できないものの、陥没・空洞箇所の下部がトンネル方向に局所的に引き込まれている現象がボーリング調査によって確認されていることから、特殊な地盤条件下において行われたシールドトンネルの施工が、陥没箇所を含む空洞の要因の一つである可能性が高いと推定されることを確認した。
○現時点では、陥没・空洞事象が形成された要因の特定には至っていないため、引き続き残る現地調査やそれらも踏まえた検証を早期に行い、陥没・空洞事象に関するメカニズムを特定する必要があることを確認した。
5.沿線住民の方への対応
○陥没や陥没につながる恐れがある空洞が発見された場合は、緊急時として位置付けるとともに、 その対応の基本的な考え方について報告があり、妥当であることを確認した。
○引き続き、陥没・空洞箇所及びその周辺の監視を重点的に行い、本委員会での議論の内容を説明するなど、周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応するとともに、不安を取り除くことに努めることを確認した。
調査状況(中間報告)(抜粋)







地盤の特性


施工データ(抜粋)






陥没・空洞の要因分析



東京外環(関越~東名)トンネル工事の安全・安心確保の取組みの見直し(暫定版)について
「東京外かく環状道路(関越~東名)トンネル工事の安全・安心確保の取組み」について、 これまでトンネル内に掘削土以外の土砂等が大量流入する事象発生時を「緊急時」としてきたところであるが、今般の工事現場付近で発生した陥没・空洞事象を踏まえ、当面の間、以下の取組みを行う。
①調査等において、陥没や陥没につながる恐れがある空洞(以下、「陥没等」)が発見された時も「緊急時」とする。
②緊急時には事象について、すみやかに公表するとともに、陥没等の状況に応じた範囲に周知する。
③また、陥没等が発見された場合は、重点監視を行うなど、変状の変化に速やかに対応できる体制を取ることとする。
参考資料(抜粋)




<関連ニュース>
・住宅街陥没「工事が要因の一つの可能性高い」東日本高速道路(NHK NEWS WEB)

・調布陥没、被害補償へ 「トンネル工事が一因の可能性」(朝日新聞デジタル)
・東京・調布道路陥没、有識者委「トンネル工事が要因の可能性高い」(毎日新聞)
・調布陥没、トンネル工事「要因の一つ」…東日本高速道路が補償を表明(読売新聞オンライン)
1 日時 令和2年12月18日(金) 10:00~12:30
2 場所 NEXCO東日本関東支社東京外環工事事務所 会議室
3 審議概要
(1)調査状況(中間報告)、地盤の特性、施工データについて確認しました。
(2)陥没・空洞の要因分析(中間報告)について確認しました。
議事概要
1.調査状況(中間報告)
○調査状況の中間報告があり、次の点を確認した。
・陥没箇所、空洞箇所の Mg 層及び His 層において、地盤の緩み、天端レベルの落込みを確認した。なお、陥没箇所、空洞箇所での緩みは、トンネル直上部まで煙突状の緩み領域であることを確認した。また、ボーリング調査及びスウェーデン式サウンディングの結果より、陥没箇所、空洞1箇所の His 層の天端レベルの落込みはトンネル横断方向でトンネル直上に限定されていたことを確認した。
・陥没、空洞箇所周辺のトンネル直上において、トンネル上部から緩み領域が上方に拡大していることを確認した。なお、この緩み領域については、今後、具体的な対応を検討していくこととするが、ただちにこれが陥没・空洞等につながるものではないことを確認した。
・陥没、空洞の内部断面において、水で洗われた部分があることを確認した。
・表層地下水の流向・流速調査の結果より、平時では顕著な流れは確認できなかったが、降雨時に流速の上昇や流向の変化があることを確認した。
・陥没箇所において、下水管の損傷が確認されたが、地下水の水質調査の結果では下水や気泡の成分が検出されていないことを確認した。
・空洞1箇所において、下端が Mg 層にある用途不明のヒューム管があることを確認した。
・地歴調査の結果より、陥没があった地点付近は入間川の西に浅く円弧状に入り込んだ谷地形をなしており、入間川の過去の蛇行跡を想像させる地形であることをあらためて確認した。
2.地盤の特性
○東京外環全線の中で今回発生の陥没・空洞箇所周辺は、次の全てに該当する特殊な地盤条件であることをあらためて確認した。
- 掘削断面は、細粒分が少なく、均等係数が小さいため、自立性が乏しく、礫が卓越して介在し、シールドトンネル掘削土の塑性流動性の確保に留意する必要がある地盤であること。
- 掘削断面上部は、単一の砂層である流動化しやすい層が地表面近くまで連続している地盤であること。
- 表層部は、外環沿線における他の区間と比べ薄い地盤であること。
3.施工データ
○施工データの報告があり、次の点を確認した。
・夜間掘進休止時間に生じた閉塞を解除するために、沈降した砂礫を排土しながら起泡溶液を注入する等の特別な作業が陥没・空洞箇所周辺で行われており、その過程で切羽の緩みを生じさせ、煙突状に上方に拡大した可能性があることを確認した。
・気泡の地山への逸失が生じていた可能性が考えられ、その場合、排土体積評価に影響があることを確認した。
・シールド推進により生じるボイドが、地山探査装置で確認できない事象が発生していたものの、裏込め注入量や注入圧は管理値に適合していることを確認した。
・空気の上昇により、掘削断面上部の緩みの進展が助長される可能性はあるが、上昇する空気の圧力は体積膨張とともに減圧されるため、一般には土粒子に与える影響は小さいと考えられることを確認した。
・トンネル施工に伴う振動は55dB程度であり、振動エネルギーは地震動と比較して極めて小さいことを確認した。また、特殊な地盤条件により施工部の振動が地上部に届きやすいことを確認した。
・セグメントの損傷等の変状、シールド機スクリューコンベアからの土砂噴発やテールからの土砂噴出は生じていないことを確認した。
4.陥没・空洞の要因分析
○陥没・空洞事象について、想定される要因を列挙し、調査結果や施工データを用いた分析を行い、陥没・空洞事象は、年月をかけて形成された地下空洞が従前からあった可能性は否定できないものの、陥没・空洞箇所の下部がトンネル方向に局所的に引き込まれている現象がボーリング調査によって確認されていることから、特殊な地盤条件下において行われたシールドトンネルの施工が、陥没箇所を含む空洞の要因の一つである可能性が高いと推定されることを確認した。
○現時点では、陥没・空洞事象が形成された要因の特定には至っていないため、引き続き残る現地調査やそれらも踏まえた検証を早期に行い、陥没・空洞事象に関するメカニズムを特定する必要があることを確認した。
5.沿線住民の方への対応
○陥没や陥没につながる恐れがある空洞が発見された場合は、緊急時として位置付けるとともに、 その対応の基本的な考え方について報告があり、妥当であることを確認した。
○引き続き、陥没・空洞箇所及びその周辺の監視を重点的に行い、本委員会での議論の内容を説明するなど、周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応するとともに、不安を取り除くことに努めることを確認した。
調査状況(中間報告)(抜粋)







地盤の特性


施工データ(抜粋)






陥没・空洞の要因分析



東京外環(関越~東名)トンネル工事の安全・安心確保の取組みの見直し(暫定版)について
「東京外かく環状道路(関越~東名)トンネル工事の安全・安心確保の取組み」について、 これまでトンネル内に掘削土以外の土砂等が大量流入する事象発生時を「緊急時」としてきたところであるが、今般の工事現場付近で発生した陥没・空洞事象を踏まえ、当面の間、以下の取組みを行う。
①調査等において、陥没や陥没につながる恐れがある空洞(以下、「陥没等」)が発見された時も「緊急時」とする。
②緊急時には事象について、すみやかに公表するとともに、陥没等の状況に応じた範囲に周知する。
③また、陥没等が発見された場合は、重点監視を行うなど、変状の変化に速やかに対応できる体制を取ることとする。
参考資料(抜粋)




<関連ニュース>
・住宅街陥没「工事が要因の一つの可能性高い」東日本高速道路(NHK NEWS WEB)

・調布陥没、被害補償へ 「トンネル工事が一因の可能性」(朝日新聞デジタル)
・東京・調布道路陥没、有識者委「トンネル工事が要因の可能性高い」(毎日新聞)
・調布陥没、トンネル工事「要因の一つ」…東日本高速道路が補償を表明(読売新聞オンライン)
2020年12月15日
東京外環道路陥没事故 地表面陥没調査進捗状況
東京外かく環状道路(関越~東名)の本線シールドトンネル工事現場付近での陥没事故に関して、令和2年12月13日時点での地表面陥没に関する調査の進捗状況が、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)のホームページに掲載されました。
(抜粋)





・地表面陥没に関する調査の進捗状況について(令和2年12月13日時点)(NEXCO東日本ホームページ)
(抜粋)





・地表面陥没に関する調査の進捗状況について(令和2年12月13日時点)(NEXCO東日本ホームページ)
2020年11月22日
NEXCO東日本 道路陥没箇所周辺で2か所目の地中空洞を確認
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)は、東京外かく環状道路(関越〜東名) 本線トンネル工事現場付近で発生した道路陥没箇所周辺の地盤調査を実施していますが、2か所目の地中の空洞を確認しました。
東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第9報】(NEXCO東日本ホームページ)

1.場所
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
2.空洞の状況
推定される空洞の大きさは、地表面からの深度約4m、幅約3m×長さ約27m、厚さ約4m程度
(下図:調布市地表面陥没付近の地中空洞 NEXCO東日本ホームページ)


3.今後の対応(NEXCO東日本ホームページより)
安全・安心を最優先に、近隣住民の皆様に対し今回の事象について説明を行うとともに、必要な対応を実施しています。
また、有識者からは空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいと意見を頂いております。
これを受け、今回確認された空洞について、以下の対応を行います。
・確認された空洞への充填作業を、速やかに実施します。
・地表面変位の常時観測を継続していきます。なお、現時点では異常は確認されていません。
「調布の道路陥没 現場付近の地下で新たな空洞見つかる」(NHKニュース)

東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第9報】(NEXCO東日本ホームページ)

1.場所
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
2.空洞の状況
推定される空洞の大きさは、地表面からの深度約4m、幅約3m×長さ約27m、厚さ約4m程度
(下図:調布市地表面陥没付近の地中空洞 NEXCO東日本ホームページ)


3.今後の対応(NEXCO東日本ホームページより)
安全・安心を最優先に、近隣住民の皆様に対し今回の事象について説明を行うとともに、必要な対応を実施しています。
また、有識者からは空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいと意見を頂いております。
これを受け、今回確認された空洞について、以下の対応を行います。
・確認された空洞への充填作業を、速やかに実施します。
・地表面変位の常時観測を継続していきます。なお、現時点では異常は確認されていません。
「調布の道路陥没 現場付近の地下で新たな空洞見つかる」(NHKニュース)

2020年11月20日
調布市議会・広域交通問題等対策特別委員会
13時 調布市議会・広域交通問題等対策特別委員会が開催されました。

案件は、報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」です。
委員会を休憩して、東京外かく環状道路(東名JCT)インフォメーションセンター(世田谷区喜多見3丁目)に移動。
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の担当者から説明をお聞きしました。
NEXCO東日本の説明者は、東京外環工事事務所の副所長、課長、工事長の3名。
まず、「現在までの経緯について」説明がありました。
(配布資料抜粋)





引き続き、11月6日に開催された前回の特別委員会(2020.11.6ブログ)で質問のあった事項を中心に正副委員長が取りまとめた「東京外かく環状道路に関する質問・要望事項」について回答がありました。
「東京外かく環状道路に関する質問・要望事項」は事前に送付されています。

回答に対して、委員から改めて質問・意見・要望などの発言がありました。
その後、調布に戻り、委員会が再開されました。
外環道インフォメーションセンターでの発言についての確認がされ、さらに委員から意見・要望などの発言がありました。
NEXCO東日本には、地元住民・調布市・調布市議会に対して、極めて誠実で丁寧で正直な対応を強く望みます。

案件は、報告事項「東京外かく環状道路に関する現状について」です。
委員会を休憩して、東京外かく環状道路(東名JCT)インフォメーションセンター(世田谷区喜多見3丁目)に移動。
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の担当者から説明をお聞きしました。
NEXCO東日本の説明者は、東京外環工事事務所の副所長、課長、工事長の3名。
まず、「現在までの経緯について」説明がありました。
(配布資料抜粋)





引き続き、11月6日に開催された前回の特別委員会(2020.11.6ブログ)で質問のあった事項を中心に正副委員長が取りまとめた「東京外かく環状道路に関する質問・要望事項」について回答がありました。
「東京外かく環状道路に関する質問・要望事項」は事前に送付されています。

回答に対して、委員から改めて質問・意見・要望などの発言がありました。
その後、調布に戻り、委員会が再開されました。
外環道インフォメーションセンターでの発言についての確認がされ、さらに委員から意見・要望などの発言がありました。
NEXCO東日本には、地元住民・調布市・調布市議会に対して、極めて誠実で丁寧で正直な対応を強く望みます。
2020年11月17日
外環トンネル工事 道路陥没に関する住民説明会 結果概要(NEXCO東日本)
11月6日・7日に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象・実施中の調査に関する説明会」の概要が東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)のホームページに掲載されました。
(下:NEXCO東日本ホームページ)

【説明資料一部抜粋】












【説明会での質問とその回答のとりまとめ】






・東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象等に関する説明会 開催結果の概要(NEXCO東日本ホームページ)
・説明会資料(PDF)(NEXCO東日本ホームページ)
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ(PDF)(NEXCO東日本ホームページ)
(下:NEXCO東日本ホームページ)

【説明資料一部抜粋】












【説明会での質問とその回答のとりまとめ】






・東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象等に関する説明会 開催結果の概要(NEXCO東日本ホームページ)
・説明会資料(PDF)(NEXCO東日本ホームページ)
・説明会でのご質問とその回答のとりまとめ(PDF)(NEXCO東日本ホームページ)
2020年11月09日
外環トンネル工事 道路陥没に関する住民説明会 結果概要(調布市)
「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象・実施中の調査に関する説明会」が11月6日・7日に開催されました。
当日の説明内容と主な質問や意見について、調布市都市整備部から市議会に情報提供があったので、記載します。
(※文書をPDF化したので読みにくい点はご了承ください。)
「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象及び実施中の調査のご説明」の開催結果概要について(調布市作成)


PDF
【結果概要】(一部修正)
1.主催者
国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.開催日時・来場者数
(第1回)11月6日(金) 午後7時から午後9時5分 83名(調布市議会代表として川畑・広域特別委員会委員長が参加)
(第2回)11月7日(土) 午後1時から午後2時50分 76名
(第3回)11月7日(土) 午後3時半から午後5時半 47名(調布市議会代表として渡辺・議長が参加)
3.開催場所
滝坂小学校体育館(東つつじケ丘1-4-1)
4.参加対象者
陥没箇所周辺で原因究明のための調査の実施範囲の住民
5.説明内容
陥没事象を受けた現在の状況,調査方針等
(当日会場配布資料)(抜粋)(PDF)
資料1
資料2
資料3
資料4
6.住民からの主な質問や意見(※文書をPDF化してから文字にしているので、誤字・脱字がある可能性があります)
【新たな空洞について】
・新たに見つかった空洞の埋め戻しに要する日数は。いつから行うのか。また,埋め戻しにはどのような材料を用いるのか。
・空洞から採取した地下水の水質データを公表してほしい。
・新たな空洞が発見されたのが11/2で,公表したのが11/4である。公表まで時間を要した理由は。すぐに公表するべき。
・自宅の下に申洞がないか心配である。調査はしてくれるのか。
【陥没時の事業者の対応について1
・陥没発生時の時系列がおかしい。ネクスコ東日本は誰が来たのか教えてほしい。また,国交省は現地に来たのか。
【事前の地質調査の実施についてl
・工事着手前に実施した地質調査はいつどこでやっていたのか。
・新たに空洞が見つかったネクスコ中日本所有用地ではなぜ事前にボーリング調査を行わなかったのか。
【データ等の公表について】
・毎日計測している地盤計測のデータ等を公表してほしい。
・新横浜トンネルの陥没時は報告書が公表された。本件についても,同程度の資料の公表はすべき。
・影響範囲に対して調査範囲が狭すぎる。もっと広範囲で実施すべき。
【トンネル施工等検討委員会について】
・検討委員会のメンバーに地元が推薦する委員はいれられないか。
・検討委員会の資料や議事録を公表してほしい。
【住民対応について】
・陥没事故発生前はいつ通過する等のビラが入っていたが,今回の住民説明会の周知範囲は狭くなっている。もっと広く周知すべき。
・本説明会を聞きたい人が大勢いた。せめてオンライン配信をすべき。
・次国の説明会はいつ頃実施予定か。早めに実施してほしい。
・陥没が発生したが,緊急時マニュアルは全く機能しなかった。改善する予定はあるのか。
【振動・騒音について】
・東つつじケ丘2丁目と他の地域ではどの程度振動が違っていたのか。
・シールド掘進申,騒音・振動で気分が悪くなった。低周波の測定を実施してほしい。
・外環が開通した際,大型車等により振動等が発生しないか心配。
【大深度法について】
・地上に影響がないことを前提に実施されている事業なのに,振動・騒音被害が発生していること自体がおかしい。
・大深度法では直上の人にはメリットが全くない。税控除など公平性のあるものとすべき。
【その他】
・土地の価格が下落した際の補償はめるのか。
・シールドが再開する際の判断は誰が行うのか。
・一番の心配は工事中及び完成後の安全。
・今後の北行シールド通過時や,開通後の振動や陥没が心配.
「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象に関する説明の場について」
渡辺・調布市議会議長 、川畑・広域交通問題等対策特別委員会委員長コメント

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当日の説明内容と主な質問や意見について、調布市都市整備部から市議会に情報提供があったので、記載します。
(※文書をPDF化したので読みにくい点はご了承ください。)
「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象及び実施中の調査のご説明」の開催結果概要について(調布市作成)


【結果概要】(一部修正)
1.主催者
国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.開催日時・来場者数
(第1回)11月6日(金) 午後7時から午後9時5分 83名(調布市議会代表として川畑・広域特別委員会委員長が参加)
(第2回)11月7日(土) 午後1時から午後2時50分 76名
(第3回)11月7日(土) 午後3時半から午後5時半 47名(調布市議会代表として渡辺・議長が参加)
3.開催場所
滝坂小学校体育館(東つつじケ丘1-4-1)
4.参加対象者
陥没箇所周辺で原因究明のための調査の実施範囲の住民
5.説明内容
陥没事象を受けた現在の状況,調査方針等
(当日会場配布資料)(抜粋)(PDF)
資料1
資料2
資料3
資料4
6.住民からの主な質問や意見(※文書をPDF化してから文字にしているので、誤字・脱字がある可能性があります)
【新たな空洞について】
・新たに見つかった空洞の埋め戻しに要する日数は。いつから行うのか。また,埋め戻しにはどのような材料を用いるのか。
・空洞から採取した地下水の水質データを公表してほしい。
・新たな空洞が発見されたのが11/2で,公表したのが11/4である。公表まで時間を要した理由は。すぐに公表するべき。
・自宅の下に申洞がないか心配である。調査はしてくれるのか。
【陥没時の事業者の対応について1
・陥没発生時の時系列がおかしい。ネクスコ東日本は誰が来たのか教えてほしい。また,国交省は現地に来たのか。
【事前の地質調査の実施についてl
・工事着手前に実施した地質調査はいつどこでやっていたのか。
・新たに空洞が見つかったネクスコ中日本所有用地ではなぜ事前にボーリング調査を行わなかったのか。
【データ等の公表について】
・毎日計測している地盤計測のデータ等を公表してほしい。
・新横浜トンネルの陥没時は報告書が公表された。本件についても,同程度の資料の公表はすべき。
・影響範囲に対して調査範囲が狭すぎる。もっと広範囲で実施すべき。
【トンネル施工等検討委員会について】
・検討委員会のメンバーに地元が推薦する委員はいれられないか。
・検討委員会の資料や議事録を公表してほしい。
【住民対応について】
・陥没事故発生前はいつ通過する等のビラが入っていたが,今回の住民説明会の周知範囲は狭くなっている。もっと広く周知すべき。
・本説明会を聞きたい人が大勢いた。せめてオンライン配信をすべき。
・次国の説明会はいつ頃実施予定か。早めに実施してほしい。
・陥没が発生したが,緊急時マニュアルは全く機能しなかった。改善する予定はあるのか。
【振動・騒音について】
・東つつじケ丘2丁目と他の地域ではどの程度振動が違っていたのか。
・シールド掘進申,騒音・振動で気分が悪くなった。低周波の測定を実施してほしい。
・外環が開通した際,大型車等により振動等が発生しないか心配。
【大深度法について】
・地上に影響がないことを前提に実施されている事業なのに,振動・騒音被害が発生していること自体がおかしい。
・大深度法では直上の人にはメリットが全くない。税控除など公平性のあるものとすべき。
【その他】
・土地の価格が下落した際の補償はめるのか。
・シールドが再開する際の判断は誰が行うのか。
・一番の心配は工事中及び完成後の安全。
・今後の北行シールド通過時や,開通後の振動や陥没が心配.
「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象に関する説明の場について」
渡辺・調布市議会議長 、川畑・広域交通問題等対策特別委員会委員長コメント

2020年11月08日
東京外環道路陥没事故に関する住民説明会 概要速報
11月6日・7日に開催された「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象・実施中の調査に関する説明会」について、調布市都市整備部(議会事務局経由)から、開催された3回の説明会の概要が速報として届きました(一部修正)。

(開催概要)
1.主催者
国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.開催日時等
(第1回)11/6(金)19:00~20:50
出席市民 約70名(うち、議会代表として川畑広域特別委員会委員長が参加)
(第2回)11/7(土)13:00~15:00
出席市民 約70名
(第3回)11/7(土)15:30~17:30
出席市民 約40名(うち、議会代表として渡辺議長が参加)
※国会議員・都議会議員の参加はありませんでした。
3.開催場所
いずれの回も、滝坂小学校体育館
4.参加対象者
陥没箇所周辺で原因究明のための調査の実施範囲の住民
5.内容
説明は一括にて事業概要・陥没等事象の状況・調査内容を約30分、その後質疑。
(市民からの意見要望の主な概要)
○今回の陥没等事象の原因究明
○原因究明の調査データの公表
○原因究明後の工事再開決定の判断
○振動・騒音等の被害への対応
○事前のボーリング調査の状況・今後の追加調査の必要性
○今回の説明会の対象者・次回の説明会開催予定の確認
など
説明会には、多くの市民が出席し、事業者に直接意見・要望を伝える機会となりました。
今回の説明会は、市議会及び市からの緊急要請の内容を踏まえ、事業者として開催されたものです。
説明会の概要報告は、事業者がとりまとめた内容を後日報告される予定とのことです。

(開催概要)
1.主催者
国土交通省・東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)・中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
2.開催日時等
(第1回)11/6(金)19:00~20:50
出席市民 約70名(うち、議会代表として川畑広域特別委員会委員長が参加)
(第2回)11/7(土)13:00~15:00
出席市民 約70名
(第3回)11/7(土)15:30~17:30
出席市民 約40名(うち、議会代表として渡辺議長が参加)
※国会議員・都議会議員の参加はありませんでした。
3.開催場所
いずれの回も、滝坂小学校体育館
4.参加対象者
陥没箇所周辺で原因究明のための調査の実施範囲の住民
5.内容
説明は一括にて事業概要・陥没等事象の状況・調査内容を約30分、その後質疑。
(市民からの意見要望の主な概要)
○今回の陥没等事象の原因究明
○原因究明の調査データの公表
○原因究明後の工事再開決定の判断
○振動・騒音等の被害への対応
○事前のボーリング調査の状況・今後の追加調査の必要性
○今回の説明会の対象者・次回の説明会開催予定の確認
など
説明会には、多くの市民が出席し、事業者に直接意見・要望を伝える機会となりました。
今回の説明会は、市議会及び市からの緊急要請の内容を踏まえ、事業者として開催されたものです。
説明会の概要報告は、事業者がとりまとめた内容を後日報告される予定とのことです。
2020年11月06日
広域交通問題等対策特別委員会 開催
15時 調布市議会 広域交通問題等対策特別委員会が全員協議会室で開催されました。

議題は「報告事項 東京外かく環状道路に関する現状について」。
私は、今回のような事故が発生した時には、事業者が"誠実"に"正直"に対応することが極めて重要だと考えます。
陥没事故が起きてから事業者、特に東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の対応を見て感じた4点について、市から事業者に伝えて欲しいと発言をしました。
①対応について
調布市が把握している主な対応過程等(「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没に関する経過」より)


NEXCO東日本・事象発生の時系列(「地表面陥没事象に関する調査方針について」(より)

市が細かく分かりやすく表記しているのに対して、NEXCO東日本の表記は大雑把ではないでしょうか。
市とNEXCO東日本は緊急時の対応について、「緊急時連絡体制表」を取り交わしていました(東京外環(関越~東名)トンネル工事の緊急時の対応についてより)。

これに基づき、NEXCO東日本は「警察署」「消防署」「調布市」「東京都水道局」「東京ガス」「東京電力」「NTT東日本」などの関係機関に、いつ誰がどのように緊急連絡をしたのでしょうか。
対応がどうであったのかを明らかにして、記録を残すべきだと思います。
②NEXCO東日本ホームページについて
(1)「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」の結果が掲載されていますが、「議事概要」のみです。
(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要より)

「議事概要」と「議事録」は大きく異なります。
個人情報があるとすれば、その部分に配慮しながらも議事録を公開するべきではないでしょうか。
(2)「東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について」とのタイトルで「第1報」~「第8報」まで(11月6日現在)掲載していますが、ホームページ内を探しにくい状態です。
整理して分かりやすく見られるようにするべきだと思います。
とりあえず、分かりやすく並べておきます。
「第1報」(工事現場付近での地表面陥没について)
「第2報」(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 10月19日 開催案内)
「第3報」(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)※
「第4報」(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 10月23日 開催案内)
「第5報」(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)
「第6報」(地中の空洞を確認)
「第7報」(第3回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 11月5日 開催案内)
「第8報」(第3回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)
※「第3報〜第1回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会開催結果の概要」の「議事概要」には「第22回検討委員会」と表記されています。
③説明会について
事業者による初めての「住民説明会」が11月6日と7日に開催されることになりました。

関心のある住民が多いはずですが、対象者は陥没箇所周辺の住民に限定されました。
都合が悪くて参加できない人には、アフターフォローをどうするのでしょうか。
後日、議事録を届けるなど丁寧な対応をするのでしょうか
また、マスコミの参加を認めなかったことは理解に苦しみます。
④市議会への対応について
(1)10月20日に事業者(国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社)が,今回の道路陥没事故の概要と今後の対応について調布市長に説明するために来庁しましたが、市議会議長には説明がありませんでした。
事業者は市議会のことをどのようにお考えなのでしょうか。
(2)住民説明会には当初、市議会議員は参加対象外でしたが、渡辺議長が申し入れをしたところ、渡辺議長と川畑・広域交通問題等対策特別委員長の2名が参加することになりました。
事業者が市議会にも積極的に説明する姿勢を見せていただきたいと思います。
広域交通問題等対策特別委員会では、多くの委員が「事業者から直接説明を聞きたい」と要望したことから、正副委員長が市を通して事業者と調整することになりました。
◯広域交通問題等対策特別委員会説明資料(PDF文書)
・表紙及び資料一覧
・資料1 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没に関する経過
・資料2 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没について(緊急要請)
・資料3 東京外かく環状道路(関越~東名)沿線市区等による事業者への要請について
・資料4 第22回東京外環トンネル施工等検討委員会(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会)資料
・資料5 東京外環トンネル施工等検討委員会 第2回有識者委員会資料
・資料6 東京外環(関越~東名)トンネル工事の緊急時の対応について
・資料7 トンネル工事の安全・安心確保の取組み
・資料8 東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没に関する調査実施について
・資料9 東京外かく環状道路 本線シールドトンネル工事のお知らせ
・資料10 東京外かく環状道路に伴う調布IC整備工事のお知らせ
・追加資料表紙及び資料一覧
・追加資料1 東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象及び実施中の調査のご説明について(お知らせ)
・追加資料2 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について(第6報)
・追加資料3 第3回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会資料

議題は「報告事項 東京外かく環状道路に関する現状について」。
私は、今回のような事故が発生した時には、事業者が"誠実"に"正直"に対応することが極めて重要だと考えます。
陥没事故が起きてから事業者、特に東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の対応を見て感じた4点について、市から事業者に伝えて欲しいと発言をしました。
①対応について
調布市が把握している主な対応過程等(「東京外かく環状道路工事現場付近での陥没に関する経過」より)


NEXCO東日本・事象発生の時系列(「地表面陥没事象に関する調査方針について」(より)

市が細かく分かりやすく表記しているのに対して、NEXCO東日本の表記は大雑把ではないでしょうか。
市とNEXCO東日本は緊急時の対応について、「緊急時連絡体制表」を取り交わしていました(東京外環(関越~東名)トンネル工事の緊急時の対応についてより)。

これに基づき、NEXCO東日本は「警察署」「消防署」「調布市」「東京都水道局」「東京ガス」「東京電力」「NTT東日本」などの関係機関に、いつ誰がどのように緊急連絡をしたのでしょうか。
対応がどうであったのかを明らかにして、記録を残すべきだと思います。
②NEXCO東日本ホームページについて
(1)「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」の結果が掲載されていますが、「議事概要」のみです。
(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要より)

「議事概要」と「議事録」は大きく異なります。
個人情報があるとすれば、その部分に配慮しながらも議事録を公開するべきではないでしょうか。
(2)「東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について」とのタイトルで「第1報」~「第8報」まで(11月6日現在)掲載していますが、ホームページ内を探しにくい状態です。
整理して分かりやすく見られるようにするべきだと思います。
とりあえず、分かりやすく並べておきます。
「第1報」(工事現場付近での地表面陥没について)
「第2報」(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 10月19日 開催案内)
「第3報」(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)※
「第4報」(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 10月23日 開催案内)
「第5報」(第2回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)
「第6報」(地中の空洞を確認)
「第7報」(第3回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 11月5日 開催案内)
「第8報」(第3回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会 開催結果の概要)
※「第3報〜第1回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会開催結果の概要」の「議事概要」には「第22回検討委員会」と表記されています。
③説明会について
事業者による初めての「住民説明会」が11月6日と7日に開催されることになりました。

関心のある住民が多いはずですが、対象者は陥没箇所周辺の住民に限定されました。
都合が悪くて参加できない人には、アフターフォローをどうするのでしょうか。
後日、議事録を届けるなど丁寧な対応をするのでしょうか
また、マスコミの参加を認めなかったことは理解に苦しみます。
④市議会への対応について
(1)10月20日に事業者(国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社)が,今回の道路陥没事故の概要と今後の対応について調布市長に説明するために来庁しましたが、市議会議長には説明がありませんでした。
事業者は市議会のことをどのようにお考えなのでしょうか。
(2)住民説明会には当初、市議会議員は参加対象外でしたが、渡辺議長が申し入れをしたところ、渡辺議長と川畑・広域交通問題等対策特別委員長の2名が参加することになりました。
事業者が市議会にも積極的に説明する姿勢を見せていただきたいと思います。
広域交通問題等対策特別委員会では、多くの委員が「事業者から直接説明を聞きたい」と要望したことから、正副委員長が市を通して事業者と調整することになりました。
◯広域交通問題等対策特別委員会説明資料(PDF文書)
・表紙及び資料一覧
・資料1 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没に関する経過
・資料2 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での陥没について(緊急要請)
・資料3 東京外かく環状道路(関越~東名)沿線市区等による事業者への要請について
・資料4 第22回東京外環トンネル施工等検討委員会(第1回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会)資料
・資料5 東京外環トンネル施工等検討委員会 第2回有識者委員会資料
・資料6 東京外環(関越~東名)トンネル工事の緊急時の対応について
・資料7 トンネル工事の安全・安心確保の取組み
・資料8 東京外かく環状道路工事現場付近での地表面陥没に関する調査実施について
・資料9 東京外かく環状道路 本線シールドトンネル工事のお知らせ
・資料10 東京外かく環状道路に伴う調布IC整備工事のお知らせ
・追加資料表紙及び資料一覧
・追加資料1 東京外かく環状道路工事現場付近での陥没事象及び実施中の調査のご説明について(お知らせ)
・追加資料2 東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について(第6報)
・追加資料3 第3回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会資料
2020年11月05日
新たな空洞に関する有識者委員会
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)は、東京外かく環状道路(関越~東名) 本線トンネル工事現場付近において発生した地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された地中の空洞について、「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」を開催しました。
地中空洞範囲(NEXCO東日本)

【日時】
令和2年11月5日(木)10:00~11:30
【場所】
NEXCO東日本関東支社 東京外環工事事務所 会議室(練馬区高野台4-1-23)
【議題】
地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された地中の空洞について
【議事概要】
〇今回の空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいことを確認した。
〇今回のように空洞があった場合に留意すべき点は空洞深度と幅と地下水であり、空洞を確認した際は、これらの状況を速やかに調査したうえで、緊急的な措置の必要性や対策工事の内容を判断することを確認した。
〇陥没や空洞が発生した要因を把握するため、シールドトンネルの掘進データの確認に加え、地形、地質、地下水、並びに河川との関係についても調査するとともに、早急に原因究明を行うことを確認した。
〇また、現在進めている空洞調査を速やかに実施するとともに、必要に応じて更に空洞調査を実施することを確認した。
〇引き続き、陥没箇所、空洞確認箇所およびその周辺の監視を重点的に行うとともに、 周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応することを確認した。
【地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された地中の空洞について】








<参照>
・東京 調布の住宅街 陥没現場近くで新たな空洞 追加調査へ(NHK NEWS WEB)
・道路陥没付近の地下 新たに空洞見つかる 東京 調布の住宅街(NHK NEWS WEB)
地中空洞範囲(NEXCO東日本)

【日時】
令和2年11月5日(木)10:00~11:30
【場所】
NEXCO東日本関東支社 東京外環工事事務所 会議室(練馬区高野台4-1-23)
【議題】
地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された地中の空洞について
【議事概要】
〇今回の空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいことを確認した。
〇今回のように空洞があった場合に留意すべき点は空洞深度と幅と地下水であり、空洞を確認した際は、これらの状況を速やかに調査したうえで、緊急的な措置の必要性や対策工事の内容を判断することを確認した。
〇陥没や空洞が発生した要因を把握するため、シールドトンネルの掘進データの確認に加え、地形、地質、地下水、並びに河川との関係についても調査するとともに、早急に原因究明を行うことを確認した。
〇また、現在進めている空洞調査を速やかに実施するとともに、必要に応じて更に空洞調査を実施することを確認した。
〇引き続き、陥没箇所、空洞確認箇所およびその周辺の監視を重点的に行うとともに、 周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応することを確認した。
【地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された地中の空洞について】








<参照>
・東京 調布の住宅街 陥没現場近くで新たな空洞 追加調査へ(NHK NEWS WEB)
・道路陥没付近の地下 新たに空洞見つかる 東京 調布の住宅街(NHK NEWS WEB)
2020年11月04日
外環道トンネル工事 新たな空洞確認
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)が、東京外かく環状道路(関越〜東名) 本線トンネル工事現場付近において発生した地表面陥没について、陥没箇所周辺の地盤調査を実施していたところ、新たに地中の空洞を確認しました。
【空洞の場所】
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
10月18日に発生した地表面陥没箇所から40m北側の地質調査箇所
(下図:NEXCO東日本ホームページ)

(下写真:NHK NEWS WEB)


【空洞の状況】
地表面からの空洞深度約5m、幅約4m×長さ約30m、厚さ約3m
(下図:NHK NEWS WEB)


【今後の対応】
・近隣住民を対象に説明の場を設ける
・確認された空洞への充填作業を速やかに実施
・地表面変位の常時観測は継続
・11月5日に有識者委員会を開催
<参照>
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第6報】(NEXCO東日本ホームページ)
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第7報】(NEXCO東日本ホームページ)
・道路陥没付近の地下 新たに空洞見つかる 東京 調布の住宅街(NHK NEWS WEB)
【空洞の場所】
調布市東つつじヶ丘2丁目付近
10月18日に発生した地表面陥没箇所から40m北側の地質調査箇所
(下図:NEXCO東日本ホームページ)

(下写真:NHK NEWS WEB)


【空洞の状況】
地表面からの空洞深度約5m、幅約4m×長さ約30m、厚さ約3m
(下図:NHK NEWS WEB)


【今後の対応】
・近隣住民を対象に説明の場を設ける
・確認された空洞への充填作業を速やかに実施
・地表面変位の常時観測は継続
・11月5日に有識者委員会を開催
<参照>
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第6報】(NEXCO東日本ホームページ)
・東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第7報】(NEXCO東日本ホームページ)
・道路陥没付近の地下 新たに空洞見つかる 東京 調布の住宅街(NHK NEWS WEB)
2020年10月23日
東京外環トンネル施工等検討委員会 第2回有識者委員会
東京外環トンネル施工等検討委員会 第2回有識者委員会が開かれました。
日時:10月23日(金) 10時00分~
場所:東日本高速道路(株) 関東支社 東京外環工事事務所 会議室(練馬区高野台4-1-23)
<議事概要>
【議 題】
・調布市地表面陥没に関する調査方針について
・シールドマシン停止に伴う保全措置について
【議事概要】
○東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象の調査について、第1回有識者委員会での議論を踏まえた調査方針の報告があり、妥当であることを確認した。
既に原因究明のための調査に着手しているが、引き続き、現地調査を速やかに実施するとともに、必要に応じて追加調査も実施しながら陥没のメカニズム究明を行うことを確認した。
なお、ボーリング調査については、順次調査結果の確認を行い、その結果を踏まえた調査箇所、調査深度の見直しを行いながら実施していくことを確認した。
○シールドトンネル工事について、緊急の安全措置のために、チャンバー内土砂の安定化、止水のための安全措置等が必要であることを確認した。
これらの措置は陥没事象の原因究明がなされる前の掘進やカッター回転を伴うものであるが、安全確保のために必要な最小限の掘進は速やかに実施し、定期的なカッター回転を行う必要があることを確認した。
なお、これらの措置にあたっては、測量や巡回等により地表面を十分に監視するとともに、適切に周辺地域への情報提供を行っていくことを確認した。
<議事概要・資料>
・議事概要
・委員名簿
・地表面陥没事象に関する調査方針について
・調布市地表面陥没に関する調査方針
・シールドマシン停止に伴う保全措置について
日時:10月23日(金) 10時00分~
場所:東日本高速道路(株) 関東支社 東京外環工事事務所 会議室(練馬区高野台4-1-23)
<議事概要>
【議 題】
・調布市地表面陥没に関する調査方針について
・シールドマシン停止に伴う保全措置について
【議事概要】
○東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象の調査について、第1回有識者委員会での議論を踏まえた調査方針の報告があり、妥当であることを確認した。
既に原因究明のための調査に着手しているが、引き続き、現地調査を速やかに実施するとともに、必要に応じて追加調査も実施しながら陥没のメカニズム究明を行うことを確認した。
なお、ボーリング調査については、順次調査結果の確認を行い、その結果を踏まえた調査箇所、調査深度の見直しを行いながら実施していくことを確認した。
○シールドトンネル工事について、緊急の安全措置のために、チャンバー内土砂の安定化、止水のための安全措置等が必要であることを確認した。
これらの措置は陥没事象の原因究明がなされる前の掘進やカッター回転を伴うものであるが、安全確保のために必要な最小限の掘進は速やかに実施し、定期的なカッター回転を行う必要があることを確認した。
なお、これらの措置にあたっては、測量や巡回等により地表面を十分に監視するとともに、適切に周辺地域への情報提供を行っていくことを確認した。
<議事概要・資料>
・議事概要
・委員名簿
・地表面陥没事象に関する調査方針について
・調布市地表面陥没に関する調査方針
・シールドマシン停止に伴う保全措置について
2020年10月20日
国交省・東日本高速道路・中日本高速道路に調布市長・調布市議会議長連名で緊急要請
本日、16時より国土交通省、東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社が、今回の道路陥没事故の概要と今後の対応について調布市に説明に来た際、調布市長と調布市議会議長の連名で、早急な原因究明等の対策について、下記のとおり緊急要請を行いました。

PDF
国土交通省、東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社には、調布市と陥没現場周辺の住民やシールドトンネル工事に不安を抱える市民に対して、誠実で丁寧な対応を求めます。


国土交通省、東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社には、調布市と陥没現場周辺の住民やシールドトンネル工事に不安を抱える市民に対して、誠実で丁寧な対応を求めます。
2020年10月19日
調布市東つつじヶ丘で発生した「道路陥没事故」について
調布市東つつじヶ丘で発生した「道路陥没事故」について、市の議会への報告、マスコミ報道、東京外環トンネル施工等検討委員会、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)会見を参考にまとめました。
<事故の経緯>
10月17日
夕方 定点観測している地表面観測では、特に変化が無いことを確認(NEXCO東日本)。
10月18日
8:00頃 住民によると、道路に亀裂が発生。
9:30 巡回中に地表面沈下を確認(写真:NEXCO東日本)。

現場は東つつじケ丘2丁目21付近で、京王線つつじヶ丘駅から南東に約400メートルの住宅街(写真:GoogleMap)。

11:50 NEXCO東日本・現場担当者が到着(写真:NEXCO東日本)。

12:15 調布市職員が到着。
現場確認及び周辺住民に状況を確認。
12:15頃 「道路が陥没した」と通行人から110番通報。
12:20 警察官が到着。
市道(東83-5号線)の通行規制を開始。
12:30 NEXCO東日本が地表面の陥没を確認。
陥没でできた穴は、地表部において約5m×約3m、地中部において約6m×約5m、深さは約5mで約140㎥(写真:調布市)。


住民や通行人にけがはありませんでした。
市職員が東京ガス、市下水道課、東京水道、東京電力に連絡し、ライフラインの緊急確認を要請。
陥没現場では、地下47m(大深度地下)で、NEXCO東日本が関越自動車道と東名高速道を結ぶ「東京外郭環状道路」(東京外環道)の練馬―世田谷間の建設工事を行なっていて、直径16メートルの掘削機(シールドマシン)でトンネルを掘削していました(写真:NHK)。

シールドマシンは9月14日に陥没現場の地下を通過していて、現在は131m北側前方で停止しています(下図:NEXCO東日本ホームページ)。

13:30 NEXCO東日本は、トンネルの真上で陥没が発生したことから、因果関係がわからないとしたうえで、念のため周辺の約30世帯の住民に避難を呼びかけました(資料:調布市)。

一時、3世帯がNEXCO東日本が用意した都内ホテル等に避難。
15:00頃 市がライフラインに異常が無いことを確認。
16:40 NEXCO東日本が応急措置として、埋土(砂)の投入を開始(写真:NEXCO東日本)。




17:00 NEXCO東日本が明日以降のシールドトンネル工事の一時中止を指示。
NEXCO東日本が当該箇所の陥没について記者発表。
10月19日
4:25 応急措置としての砂による埋土が完了(写真:NEXCO東日本)。

現在、道路は誘導員配置の上、通行止めとなっています。
16:00 現場を訪ねました。
応急復旧工事が終わっているので、誘導員と報道関係者がいなければ事故現場だと分かりません。
けが人がいなくて何よりでした。




<東京外郭環状道路建設工事について>
東京外郭環状道路は都心から約15kmの圏域を環状に連絡する延長約85kmの道路で、現在までに関越道と連絡する大泉JCTから高谷JCTまでの約49kmが開通しています。
関越道から東名高速までの約16kmについては、平成24年4月から東日本高速道路(株)、中日本高速道路(株)が国土交通省と共同してシールド工法で事業を進めています(図:国土交通省 東京外かく環状道路ホームページ、東京外かく環状道路事業概要パンフレット)





(図:調布市ホームページ)

調布市によると、トンネル工事に伴う振動などで「住宅の外壁の一部がはがれた」「ひび割れた」「振動がひどい」などの苦情が、市や工事事業者に寄せられていました。
現在、今回の陥没事故を受けて、掘削工事は中止されています。
<東京外環トンネル施工等検討委員会について>
NEXCO東日本は15時から学識経験者による「東京外環トンネル施工等検討委員会」を開催しました。
【議 題】
・東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象について
【議事概要】
○東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象について報告があり、シールドトンネル直上において地表部において5m×3m程度、地中部において6m×5m程度、深さは約5m程度と推定される地表面陥没が発生したことを確認した。
○陥没地点を含め、地下に位置するシールドトンネルの坑内状況について報告があり、有害なひび割れや漏水は確認されておらず、健全な状態であることを確認した。
○シールドトンネル自体の損傷は確認されていないことから、陥没のメカニズム究明のために現地調査を速やかに実施し、地盤状況の確認を行うことが必要であることを確認した。
〇今後の調査として、次について実施することを確認した。
・地盤状況確認のためのボーリング調査および音響トモグラフィー調査
・採取した地下水の成分分析
・埋設物の状況確認
・地歴、文献調査の再確認
また、周辺道路を含め、地表面付近の空洞探査を早急に実施することを確認した。
○今後の地表面計測、監視方法について報告があり、24時間の巡回監視や日々の地表面計測を継続するとともに陥没箇所及びその周辺の監視を重点的に行うことを確認した。
また、引き続き、周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応することを確認した。
【議事概要(pdf)】
【検討委員会資料(pdf)】
<NEXCO東日本の会見について>
17時過ぎ NEXCO東日本が会見を開きました。
「NEXCO東日本会見 調布市の道路陥没について」(YouTube-TBS NEWS)
トンネルの施工方法の検討会の専門家で早稲田大学の小泉淳委員長は「因果関係があるか、はじめからそこに空洞があったかはこれから調べないといけない。断定するのはまだ早い。ただ因果関係はないとは言えないし急に落ちるとは思えない」と述べました。
また、東日本高速道路 建設事業部の加藤健治部長らは「地下深くのトンネル本体にひび割れや漏水は確認されておらずトンネル本体の破損は確認されていない」と述べ、因果関係はわからないという考えを説明しました。
今後、陥没が起きた場所の地盤の状況を確認する必要があるとして、ボーリング調査などを進め原因を究明することにしていて、原因が究明できるまでは工事を再開しない方針だと明らかにしました。
(参照:「道路陥没 地下深くでトンネル工事 因果関係不明 原因調査へ」NHK NEWS WEB)
国土交通省・NEXCO東日本には、事故現場周辺の住民の皆さんが安心できるよう、一刻も早く事故原因を究明することと、住民に寄り添った対応を求めます。
<事故の経緯>
10月17日
夕方 定点観測している地表面観測では、特に変化が無いことを確認(NEXCO東日本)。
10月18日
8:00頃 住民によると、道路に亀裂が発生。
9:30 巡回中に地表面沈下を確認(写真:NEXCO東日本)。

現場は東つつじケ丘2丁目21付近で、京王線つつじヶ丘駅から南東に約400メートルの住宅街(写真:GoogleMap)。

11:50 NEXCO東日本・現場担当者が到着(写真:NEXCO東日本)。

12:15 調布市職員が到着。
現場確認及び周辺住民に状況を確認。
12:15頃 「道路が陥没した」と通行人から110番通報。
12:20 警察官が到着。
市道(東83-5号線)の通行規制を開始。
12:30 NEXCO東日本が地表面の陥没を確認。
陥没でできた穴は、地表部において約5m×約3m、地中部において約6m×約5m、深さは約5mで約140㎥(写真:調布市)。


住民や通行人にけがはありませんでした。
市職員が東京ガス、市下水道課、東京水道、東京電力に連絡し、ライフラインの緊急確認を要請。
陥没現場では、地下47m(大深度地下)で、NEXCO東日本が関越自動車道と東名高速道を結ぶ「東京外郭環状道路」(東京外環道)の練馬―世田谷間の建設工事を行なっていて、直径16メートルの掘削機(シールドマシン)でトンネルを掘削していました(写真:NHK)。

シールドマシンは9月14日に陥没現場の地下を通過していて、現在は131m北側前方で停止しています(下図:NEXCO東日本ホームページ)。

13:30 NEXCO東日本は、トンネルの真上で陥没が発生したことから、因果関係がわからないとしたうえで、念のため周辺の約30世帯の住民に避難を呼びかけました(資料:調布市)。

一時、3世帯がNEXCO東日本が用意した都内ホテル等に避難。
15:00頃 市がライフラインに異常が無いことを確認。
16:40 NEXCO東日本が応急措置として、埋土(砂)の投入を開始(写真:NEXCO東日本)。




17:00 NEXCO東日本が明日以降のシールドトンネル工事の一時中止を指示。
NEXCO東日本が当該箇所の陥没について記者発表。
10月19日
4:25 応急措置としての砂による埋土が完了(写真:NEXCO東日本)。

現在、道路は誘導員配置の上、通行止めとなっています。
16:00 現場を訪ねました。
応急復旧工事が終わっているので、誘導員と報道関係者がいなければ事故現場だと分かりません。
けが人がいなくて何よりでした。




<東京外郭環状道路建設工事について>
東京外郭環状道路は都心から約15kmの圏域を環状に連絡する延長約85kmの道路で、現在までに関越道と連絡する大泉JCTから高谷JCTまでの約49kmが開通しています。
関越道から東名高速までの約16kmについては、平成24年4月から東日本高速道路(株)、中日本高速道路(株)が国土交通省と共同してシールド工法で事業を進めています(図:国土交通省 東京外かく環状道路ホームページ、東京外かく環状道路事業概要パンフレット)





(図:調布市ホームページ)

調布市によると、トンネル工事に伴う振動などで「住宅の外壁の一部がはがれた」「ひび割れた」「振動がひどい」などの苦情が、市や工事事業者に寄せられていました。
現在、今回の陥没事故を受けて、掘削工事は中止されています。
<東京外環トンネル施工等検討委員会について>
NEXCO東日本は15時から学識経験者による「東京外環トンネル施工等検討委員会」を開催しました。
【議 題】
・東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象について
【議事概要】
○東名側本線シールド(南行)工事現場付近において発生した陥没事象について報告があり、シールドトンネル直上において地表部において5m×3m程度、地中部において6m×5m程度、深さは約5m程度と推定される地表面陥没が発生したことを確認した。
○陥没地点を含め、地下に位置するシールドトンネルの坑内状況について報告があり、有害なひび割れや漏水は確認されておらず、健全な状態であることを確認した。
○シールドトンネル自体の損傷は確認されていないことから、陥没のメカニズム究明のために現地調査を速やかに実施し、地盤状況の確認を行うことが必要であることを確認した。
〇今後の調査として、次について実施することを確認した。
・地盤状況確認のためのボーリング調査および音響トモグラフィー調査
・採取した地下水の成分分析
・埋設物の状況確認
・地歴、文献調査の再確認
また、周辺道路を含め、地表面付近の空洞探査を早急に実施することを確認した。
○今後の地表面計測、監視方法について報告があり、24時間の巡回監視や日々の地表面計測を継続するとともに陥没箇所及びその周辺の監視を重点的に行うことを確認した。
また、引き続き、周辺住民からの問合せ等に対し適切に対応することを確認した。
【議事概要(pdf)】
【検討委員会資料(pdf)】
<NEXCO東日本の会見について>
17時過ぎ NEXCO東日本が会見を開きました。
「NEXCO東日本会見 調布市の道路陥没について」(YouTube-TBS NEWS)
トンネルの施工方法の検討会の専門家で早稲田大学の小泉淳委員長は「因果関係があるか、はじめからそこに空洞があったかはこれから調べないといけない。断定するのはまだ早い。ただ因果関係はないとは言えないし急に落ちるとは思えない」と述べました。
また、東日本高速道路 建設事業部の加藤健治部長らは「地下深くのトンネル本体にひび割れや漏水は確認されておらずトンネル本体の破損は確認されていない」と述べ、因果関係はわからないという考えを説明しました。
今後、陥没が起きた場所の地盤の状況を確認する必要があるとして、ボーリング調査などを進め原因を究明することにしていて、原因が究明できるまでは工事を再開しない方針だと明らかにしました。
(参照:「道路陥没 地下深くでトンネル工事 因果関係不明 原因調査へ」NHK NEWS WEB)
国土交通省・NEXCO東日本には、事故現場周辺の住民の皆さんが安心できるよう、一刻も早く事故原因を究明することと、住民に寄り添った対応を求めます。