2011年05月26日
「調布⇔石巻支援プロジェクト」現地調査2日目
(仮称)「調布⇔石巻支援プロジェクト」(現「調布から! 復興支援プロジェクト」)第1回準備会で提案された支援内容(案)についての可能性を石巻側の関係者に確認します。
ポイントは、次の4点。
①石巻商工会議所。中小事業者の生産品の調布市内での販売や商品紹介について。
②石巻市観光協会。観光資源のPRや花火大会等での事業支援について。
花火大会は、調布市が中止を決めた一方で、石巻市は「こんな時だからこそ」と「石巻川開き祭り」での実施を決定。調布であげられなかった一部でも石巻の夜空であげられないか。
③石ノ森萬画館。復興支援キャンペーンとして、萬画館グッズの代理販売等ができないか。
④小規模避難所や自宅で避難している被災者に対して、小規模かつ継続的な物資・人員の支援を行えるか。
以上の中から、可能性のあるものについて、調布側の関係者に対して調整・提案を始めます。
6時20分 宿近くの「すき家」で朝食。
「牛皿・鮭・納豆朝食」を頼んだところ、納豆が入荷していないとのこと。
チェーン店であっても東京とは事情が違います。仕方が無く、「牛皿・鮭朝食」に。


日和山(ひよりやま)中腹から。左に見えるドームが「石ノ森萬画館」。

市内中心部の復旧は、一部は進んでいるものの手つかずのところも。


小学校校庭で遊ぶ子どもたちの姿を見るとホッとします。

日本製紙石巻工場。復旧はかなり先の様子。市報「ちょうふ」の紙はここから来ていました。


港湾部にできたガレキの山。


大阪市の支援隊。調布市の支援隊はいずこへ?

沿岸地域の惨状。


8時30分 個別支援の2ヶ所目、はやしそろばん総合学園に到着。
ここのそろばん教室は全国珠算大会チャンピオンを輩出している名門。
そろばん教室と幼児教室の物資はすべて被災した子どもたちに提供したそうです。
林学園長夫妻に電気通信大学から提供された辞書・参考書を引き渡しました。



全校児童の約7割が死亡・行方不明になった大川小学校地域にもそろばん教室がありました。何と24人もの子どもたちが、死亡または行方不明だそうです。
そのうちの一人、3年生のK君から2年前に送られた年賀状。

9時20分 石巻市役所に到着。


9時40分 亀山市長(右写真左端)、阿部議長(右写真右端)、長倉副議長と会談。
「調布⇔石巻支援プロジェクト』について説明。
市長からは、行政支援ではできにくい、市民団体ならではの細かい支援を要請されました。
また、石巻産品支援は観光協会で、花火大会支援は商工会議所でとアドバイスを受けました。


市役所の中の様子。


壁面に行方不明者・安否確認などの情報が貼ってありました。


ラジオ石巻臨時サテライトスタジオ。
コミュニティFMインターネット「サイマルラジオ」から聞くことができます。

全国各地から支援隊が駆け付けていました。調布市は?




駐車場にも全国からの支援が。右=鹿児島市。


左=群馬県太田市、右=愛媛市


名古屋市民。


商店街にたたずみ復興を見守るサイボーグ009。


10時10分 個別支援の3ヶ所目。30代女性に事前要請があった食料品(米、調味料など)を渡しました。

10時20分 石ノ森萬画館に到着。
昨年10月に伺って以来(2010.10.13ブログ「石巻市視察」)。
5ヶ月後、大震災に襲われるとは・・・。時期がずれていたら私も被災者だったかも知れません。


ガレキの撤去をするピースボートのスタッフ。

萬画館入口横に付近での取得物が展示されていました。ランドセルが痛ましい。


左=館内の様子。右=上半身が破壊されたキカイダーと頭部が行方不明のロボコン。


津波は柱の色が変わっているところ(赤い三角形の高さ)まで来たそうです。
被災直後の様子


石ノ森萬画館の指定管理者㈱街づくりまんぼう社長の西條允敏さん(左写真左側)と統括部長の木村仁さん(左写真中央)に話を伺いました。


スタッフは萬画館上階に避難して全員無事。
萬画館グッズは、保管してあった向かいのアパートごと津波に流されてしまい、ほとんど無くなってしまったものの、被災後新たに発注をかけ、6月下旬から順次納品される予定だそうです。
そんな中、石森プロが石ノ森萬画館復興義援金募集・チャリティーTシャツ用原画「今こそみんながひとつになる時」(上右写真=サイボーグ009)を提供。
萬画館は再開の見通しがまったく立っていません。
グッズを販売してもらえるようならぜひお願いしたいとのことでした。

仮面ライダーの街も被災 石巻「石ノ森萬画館」倒壊恐れ(asahi.com)
残った仮面ライダー像「復興象徴に」 宮城・石巻の石ノ森萬画館、再開へ奔走(MSN産経ニュース)
商店街の様子。飲食店を中心に再開しているお店も。




信号機がついていないため警察官による手信号。ちなみにこの日は兵庫県警が担当。
警官がいない信号もあって、お互いに見合いながら相互通行をしていました。


石巻駅前の石巻市観光物産情報センターで、わずかに残った石ノ森萬画館グッズを販売していました。さっそく購入。


11時30分 観光物産情報センター2Fの石巻市観光協会で後藤宗德会長(下写真左)と浅野清一専務理事(下写真中央)にお話を伺いました。
後藤会長は石巻青年会議所OB。理事長を務め、ブロック協議会会長も務めた元熱血JCマン。
石巻産商品は壊滅状態で商品自体がほとんどないとのこと。復旧・生産再開状況を見ながら必要に応じての支援となりそうです。

後藤会長が商工会議所まで歩いて案内して、同席までしてもらえることになりました(感謝)。
駐車場の臨時書籍販売所。


仮面ライダー像と応援メッセージの入ったフラワーポット。

12時50分 石巻商工会議所の髙橋武徳専務理事(下右写真左側)にお話を伺いました。
協同飼料株式会社石巻工場の青山徹工場長(下左写真右端 2011.5.3ブログ「これからの災害支援(その2)」)も、わざわざ駆け付けて同席して下さいました。


毎年8月1日に開催される石巻川開き祭り花火大会の規模は、約1万7千発で東北地方では最大。
今年の開催については、賛否両論がある中、「犠牲者への供養」「復興と希望」をテーマに実施することになりました。
4月1日に記者会見した亀山紘市長と浅野亨会頭は「東日本大震災で亡くなった方々を供養し、新しい石巻をつくる勇気と希望を市民に与えたい」と訴えています。
「川開き祭り開催、例年通り8月 石巻再生のスタートに」(河北新報)
一方、調布の花火大会は、残念ながら4月20日に中止が決定されました(花火大会公式サイト「調布市花火大会の開催中止について」)。
「調布で打ち上げられなかった分の一部でも石巻の空に打ち上げられたら」との思いがありましたが、石巻川開き祭り花火大会の基本方針は、「打ち上げ数が例年を大きく下回っても自力で打ち上げられる数だけ上げる方針」とのことなので様子を見守る方がよさそうです。
今後、協賛金を広く集めるようならみなさんにもご協力をお願いしたいと思っています。
14時 再び、石巻市役所。個別支援で残った支援物資を届けました。

市役所近くのうどん屋さんで遅めの昼食。
三陸名産「いわしうどん」が無かったので、「えび天うどん」と梅干しおにぎりを注文。
できるまでえらく時間がかかりましたが、美味しいの何のって。
「うどん」とおにぎりの「梅」のうまさに感動


14時40分 市役所1階の店舗で、いち早い営業再開がテレビで紹介された蒲鉾本舗「高政」の蒲鉾を買って、一路東京を目指して帰ります。

途中で見かけたJRの代行バス。

21時 調布到着。
お土産は、蒲鉾と石ノ森萬画館グッズ。

さっそく、インターネットで石ノ森萬画館復興義援金募集・チャリティーTシャツを注文しました。

配達予定日の7月31日が楽しみです
ポイントは、次の4点。
①石巻商工会議所。中小事業者の生産品の調布市内での販売や商品紹介について。
②石巻市観光協会。観光資源のPRや花火大会等での事業支援について。
花火大会は、調布市が中止を決めた一方で、石巻市は「こんな時だからこそ」と「石巻川開き祭り」での実施を決定。調布であげられなかった一部でも石巻の夜空であげられないか。
③石ノ森萬画館。復興支援キャンペーンとして、萬画館グッズの代理販売等ができないか。
④小規模避難所や自宅で避難している被災者に対して、小規模かつ継続的な物資・人員の支援を行えるか。
以上の中から、可能性のあるものについて、調布側の関係者に対して調整・提案を始めます。
6時20分 宿近くの「すき家」で朝食。
「牛皿・鮭・納豆朝食」を頼んだところ、納豆が入荷していないとのこと。
チェーン店であっても東京とは事情が違います。仕方が無く、「牛皿・鮭朝食」に。
日和山(ひよりやま)中腹から。左に見えるドームが「石ノ森萬画館」。
市内中心部の復旧は、一部は進んでいるものの手つかずのところも。
小学校校庭で遊ぶ子どもたちの姿を見るとホッとします。
日本製紙石巻工場。復旧はかなり先の様子。市報「ちょうふ」の紙はここから来ていました。
港湾部にできたガレキの山。
大阪市の支援隊。調布市の支援隊はいずこへ?
沿岸地域の惨状。
8時30分 個別支援の2ヶ所目、はやしそろばん総合学園に到着。
ここのそろばん教室は全国珠算大会チャンピオンを輩出している名門。
そろばん教室と幼児教室の物資はすべて被災した子どもたちに提供したそうです。
林学園長夫妻に電気通信大学から提供された辞書・参考書を引き渡しました。
全校児童の約7割が死亡・行方不明になった大川小学校地域にもそろばん教室がありました。何と24人もの子どもたちが、死亡または行方不明だそうです。
そのうちの一人、3年生のK君から2年前に送られた年賀状。
9時20分 石巻市役所に到着。
9時40分 亀山市長(右写真左端)、阿部議長(右写真右端)、長倉副議長と会談。
「調布⇔石巻支援プロジェクト』について説明。
市長からは、行政支援ではできにくい、市民団体ならではの細かい支援を要請されました。
また、石巻産品支援は観光協会で、花火大会支援は商工会議所でとアドバイスを受けました。
市役所の中の様子。
壁面に行方不明者・安否確認などの情報が貼ってありました。
ラジオ石巻臨時サテライトスタジオ。
コミュニティFMインターネット「サイマルラジオ」から聞くことができます。
全国各地から支援隊が駆け付けていました。調布市は?
駐車場にも全国からの支援が。右=鹿児島市。
左=群馬県太田市、右=愛媛市
名古屋市民。
商店街にたたずみ復興を見守るサイボーグ009。
10時10分 個別支援の3ヶ所目。30代女性に事前要請があった食料品(米、調味料など)を渡しました。
10時20分 石ノ森萬画館に到着。
昨年10月に伺って以来(2010.10.13ブログ「石巻市視察」)。
5ヶ月後、大震災に襲われるとは・・・。時期がずれていたら私も被災者だったかも知れません。
ガレキの撤去をするピースボートのスタッフ。
萬画館入口横に付近での取得物が展示されていました。ランドセルが痛ましい。
左=館内の様子。右=上半身が破壊されたキカイダーと頭部が行方不明のロボコン。
津波は柱の色が変わっているところ(赤い三角形の高さ)まで来たそうです。

石ノ森萬画館の指定管理者㈱街づくりまんぼう社長の西條允敏さん(左写真左側)と統括部長の木村仁さん(左写真中央)に話を伺いました。
スタッフは萬画館上階に避難して全員無事。
萬画館グッズは、保管してあった向かいのアパートごと津波に流されてしまい、ほとんど無くなってしまったものの、被災後新たに発注をかけ、6月下旬から順次納品される予定だそうです。
そんな中、石森プロが石ノ森萬画館復興義援金募集・チャリティーTシャツ用原画「今こそみんながひとつになる時」(上右写真=サイボーグ009)を提供。
萬画館は再開の見通しがまったく立っていません。
グッズを販売してもらえるようならぜひお願いしたいとのことでした。


商店街の様子。飲食店を中心に再開しているお店も。
信号機がついていないため警察官による手信号。ちなみにこの日は兵庫県警が担当。
警官がいない信号もあって、お互いに見合いながら相互通行をしていました。
石巻駅前の石巻市観光物産情報センターで、わずかに残った石ノ森萬画館グッズを販売していました。さっそく購入。
11時30分 観光物産情報センター2Fの石巻市観光協会で後藤宗德会長(下写真左)と浅野清一専務理事(下写真中央)にお話を伺いました。
後藤会長は石巻青年会議所OB。理事長を務め、ブロック協議会会長も務めた元熱血JCマン。
石巻産商品は壊滅状態で商品自体がほとんどないとのこと。復旧・生産再開状況を見ながら必要に応じての支援となりそうです。
後藤会長が商工会議所まで歩いて案内して、同席までしてもらえることになりました(感謝)。
駐車場の臨時書籍販売所。
仮面ライダー像と応援メッセージの入ったフラワーポット。
12時50分 石巻商工会議所の髙橋武徳専務理事(下右写真左側)にお話を伺いました。
協同飼料株式会社石巻工場の青山徹工場長(下左写真右端 2011.5.3ブログ「これからの災害支援(その2)」)も、わざわざ駆け付けて同席して下さいました。
毎年8月1日に開催される石巻川開き祭り花火大会の規模は、約1万7千発で東北地方では最大。
今年の開催については、賛否両論がある中、「犠牲者への供養」「復興と希望」をテーマに実施することになりました。
4月1日に記者会見した亀山紘市長と浅野亨会頭は「東日本大震災で亡くなった方々を供養し、新しい石巻をつくる勇気と希望を市民に与えたい」と訴えています。

一方、調布の花火大会は、残念ながら4月20日に中止が決定されました(花火大会公式サイト「調布市花火大会の開催中止について」)。
「調布で打ち上げられなかった分の一部でも石巻の空に打ち上げられたら」との思いがありましたが、石巻川開き祭り花火大会の基本方針は、「打ち上げ数が例年を大きく下回っても自力で打ち上げられる数だけ上げる方針」とのことなので様子を見守る方がよさそうです。
今後、協賛金を広く集めるようならみなさんにもご協力をお願いしたいと思っています。
14時 再び、石巻市役所。個別支援で残った支援物資を届けました。
市役所近くのうどん屋さんで遅めの昼食。
三陸名産「いわしうどん」が無かったので、「えび天うどん」と梅干しおにぎりを注文。
できるまでえらく時間がかかりましたが、美味しいの何のって。
「うどん」とおにぎりの「梅」のうまさに感動

14時40分 市役所1階の店舗で、いち早い営業再開がテレビで紹介された蒲鉾本舗「高政」の蒲鉾を買って、一路東京を目指して帰ります。
途中で見かけたJRの代行バス。
21時 調布到着。
お土産は、蒲鉾と石ノ森萬画館グッズ。
さっそく、インターネットで石ノ森萬画館復興義援金募集・チャリティーTシャツを注文しました。

配達予定日の7月31日が楽しみです

Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01│Comments(0)
│東日本大震災 災害支援
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。