2011年11月04日
三鷹の森ジブリ美術館
14時30分 伊藤達也事務所主催の衆議院東京第22選挙区(三鷹市、調布市、狛江市、稲城市)の自民党系市議会議員有志による勉強会が、三鷹駅近くの三鷹ネットワーク大学で開かれました。

この勉強会は、持ち回りで行われていて、今回は三鷹が担当。
テーマは「三鷹市立アニメーション美術館」について。
「三鷹市立アニメーション美術館」とは、「三鷹の森ジブリ美術館」の正式名称です。
三鷹市生活環境部の竹内・調整担当部長さん(左)と井崎・コミュティ文化課長さん(右)にお話を伺いました。竹内部長さんは開設時の担当課長さん。


美術館の計画は1992年、三鷹市が、都立井の頭恩賜公園西園に文化施設建設を条件として使用することを東京都と合意したことが発端となっています。
一方1997年ごろから、(株)徳間書店スタジオジブリ事業本部は美術館の構想を独自に検討中でした。
1998年 三鷹市の「公の施設」であることを基本条件とすることで東京都が一定の了解を示します。
1999年 三鷹市と(株)徳間書店及び(株)ムゼオ・ダルテ・ジブリの間で美術館事業の基本事項に関する「覚書」を締結。直ちに、(株)ムゼオ・ダルテ・ジブリは三鷹市長に対し「負担附き寄附の申し出」を行ないました。
詳しくは美術館事業の経緯(三鷹の森ジブリ美術館ホームページ)
管理・運営を受託するための徳間記念アニメーション文化財団が設立され、美術館は2001年10月1日に開館しました。

美術館の特色・その1は、株式会社ムゼオ・ダルテ・ジブリ(現・株式会社マンマユート団)が美術館の建物を三鷹市に負担付き寄付したことです。
美術館の特色・その2は、入場券が日時指定の予約制となっていることです。
チケットはローソンのみで販売。
料金は大人・大学生が1,000円(中・高生:700円、小学生:400円、4歳以上の幼児:100円)。
美術館の特色・その3は、入場者数を制限していることです。1日の入場者は2,400人に限定。
入館時間も指定されています(10・12・14・16時の4回)。
詳しくは、チケットの購入方法(三鷹の森ジブリ美術館ホームページ)
開館以降、来館者数は順調に推移し、今年9月末には650万人を突破しました。

宮崎駿氏が自らデザインした市のミニバスに乗って美術館に向かいます。
(右)「三鷹駅⇔美術館」往復乗車券。美術館見学後、吉祥寺に行かないで三鷹に帰ってきて買い物をしてもらいたい思いが込められています。帰ってくる割合は約半分とのこと。


三鷹の森ジブリ美術館に到着。屋上に「ラピュタのロボット兵」が見えます。

美術館の西岡事務局長さんにお話を伺いました。

35mm映画フィルムがついている入場券
実際に映画館で上映したフィルムと入場券用にプリントした両方を使っているそうです。

いよいよ美術館に入ります。入口に館内「撮影禁止」の看板が


「美術館内での写真撮影、ビデオ撮影はご遠慮ください。
ジブリ美術館は物語の入り口です。
物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。
そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。
皆様のご協力をお願いします。
館主 宮崎駿」
(左)屋根のない所は撮影OK
(右)屋上の「ラピュタのロボット兵」


常設展示室は、「映画の生まれる場所(ところ)」「動きはじめの部屋」「ネコバスルーム」などからできています。
「映画の生まれる場所」には、スタジオジブリの仕事部屋の風景が再現されています。
宮崎監督とスタッフの部屋の壁にはジブリ作品のイラスト・スケッチ・セル画、絵コンテ等が貼られていて、ファンにはたまらない空間になっています。
「動きはじめの部屋」の展示作品を見ると、アニメーションの仕組みがわかります。
「ネコバスルーム」は、子どもたちがネコバスの中に入ったり上に登って遊べるようになっています。

子どもたちでいっぱい。親は外側から見守っています(屋外から撮影)。
企画展示『ねこバスから見た風景展』は魅力がいっぱい。

『千と千尋の神隠し』に出てきた八百万の神様が訪れる飲食店(千尋の両親が勝手に神々の料理を食べたために豚になってしまったあのお店)が再現されていました。カウンター席に座って写真を撮りたかった〜
(下写真は『ねこバスから見た風景展』パンフレットより)


大人も乗車可能な「ねこバス」がありました
窓からは「心躍った夏の日差しや、夕暮れの切ない気持ち、親を待つ心もとない心情」を描いたジブリワールドの風景が見えます。どれほど写真が取りたかったことか
(下写真は『風景展』パンフレットより)

写真撮影について
『千と千尋の神隠し』の飲食店やねこバスで写真を撮りたかった気持ちを西岡事務局長さんに伝えたところ、意外な事実が分かりました。
開館当初、美術館内の撮影はOKだったそうです
しかし、キャラクターと子どもとの写真やビデオを撮る親の態度が・・・
特に、「ネコバスルーム」では、「場所取り」や「撮り続け」など、親の撮影態度が常識を超えてあまりにひどすぎたそうです
このことが原因で、オープン4ヶ月後の2002年1月からは撮影NGになってしまったのでした
何とも悲しい理由です
入場者がきちんとルールとマナーを守ることで、撮影OKがもう一度復活できないものでしょうか
2001年に撮影されたネコバスルーム(「三鷹の森ジブリ美術館」レポートより)


屋上の「ラピュタのロボット兵」は撮影できる数少ないポイント。

美術館入口の北側には「トトロの受付」がありました
大きなトトロが座っている「ニセチケット売り場」です


帰りは「風の散歩道」を歩いて三鷹駅に向かいます。
案内標識もおしゃれ

この勉強会は、持ち回りで行われていて、今回は三鷹が担当。
テーマは「三鷹市立アニメーション美術館」について。
「三鷹市立アニメーション美術館」とは、「三鷹の森ジブリ美術館」の正式名称です。
三鷹市生活環境部の竹内・調整担当部長さん(左)と井崎・コミュティ文化課長さん(右)にお話を伺いました。竹内部長さんは開設時の担当課長さん。
美術館の計画は1992年、三鷹市が、都立井の頭恩賜公園西園に文化施設建設を条件として使用することを東京都と合意したことが発端となっています。
一方1997年ごろから、(株)徳間書店スタジオジブリ事業本部は美術館の構想を独自に検討中でした。
1998年 三鷹市の「公の施設」であることを基本条件とすることで東京都が一定の了解を示します。
1999年 三鷹市と(株)徳間書店及び(株)ムゼオ・ダルテ・ジブリの間で美術館事業の基本事項に関する「覚書」を締結。直ちに、(株)ムゼオ・ダルテ・ジブリは三鷹市長に対し「負担附き寄附の申し出」を行ないました。
詳しくは美術館事業の経緯(三鷹の森ジブリ美術館ホームページ)
管理・運営を受託するための徳間記念アニメーション文化財団が設立され、美術館は2001年10月1日に開館しました。

美術館の特色・その1は、株式会社ムゼオ・ダルテ・ジブリ(現・株式会社マンマユート団)が美術館の建物を三鷹市に負担付き寄付したことです。
美術館の特色・その2は、入場券が日時指定の予約制となっていることです。
チケットはローソンのみで販売。
料金は大人・大学生が1,000円(中・高生:700円、小学生:400円、4歳以上の幼児:100円)。
美術館の特色・その3は、入場者数を制限していることです。1日の入場者は2,400人に限定。
入館時間も指定されています(10・12・14・16時の4回)。
詳しくは、チケットの購入方法(三鷹の森ジブリ美術館ホームページ)
開館以降、来館者数は順調に推移し、今年9月末には650万人を突破しました。

宮崎駿氏が自らデザインした市のミニバスに乗って美術館に向かいます。
(右)「三鷹駅⇔美術館」往復乗車券。美術館見学後、吉祥寺に行かないで三鷹に帰ってきて買い物をしてもらいたい思いが込められています。帰ってくる割合は約半分とのこと。
三鷹の森ジブリ美術館に到着。屋上に「ラピュタのロボット兵」が見えます。
美術館の西岡事務局長さんにお話を伺いました。
35mm映画フィルムがついている入場券


いよいよ美術館に入ります。入口に館内「撮影禁止」の看板が

「美術館内での写真撮影、ビデオ撮影はご遠慮ください。
ジブリ美術館は物語の入り口です。
物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。
そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです。
皆様のご協力をお願いします。
館主 宮崎駿」
(左)屋根のない所は撮影OK



常設展示室は、「映画の生まれる場所(ところ)」「動きはじめの部屋」「ネコバスルーム」などからできています。
「映画の生まれる場所」には、スタジオジブリの仕事部屋の風景が再現されています。
宮崎監督とスタッフの部屋の壁にはジブリ作品のイラスト・スケッチ・セル画、絵コンテ等が貼られていて、ファンにはたまらない空間になっています。
「動きはじめの部屋」の展示作品を見ると、アニメーションの仕組みがわかります。
「ネコバスルーム」は、子どもたちがネコバスの中に入ったり上に登って遊べるようになっています。
子どもたちでいっぱい。親は外側から見守っています(屋外から撮影)。
企画展示『ねこバスから見た風景展』は魅力がいっぱい。

『千と千尋の神隠し』に出てきた八百万の神様が訪れる飲食店(千尋の両親が勝手に神々の料理を食べたために豚になってしまったあのお店)が再現されていました。カウンター席に座って写真を撮りたかった〜



大人も乗車可能な「ねこバス」がありました



写真撮影について
『千と千尋の神隠し』の飲食店やねこバスで写真を撮りたかった気持ちを西岡事務局長さんに伝えたところ、意外な事実が分かりました。
開館当初、美術館内の撮影はOKだったそうです

しかし、キャラクターと子どもとの写真やビデオを撮る親の態度が・・・

特に、「ネコバスルーム」では、「場所取り」や「撮り続け」など、親の撮影態度が常識を超えてあまりにひどすぎたそうです

このことが原因で、オープン4ヶ月後の2002年1月からは撮影NGになってしまったのでした

何とも悲しい理由です

入場者がきちんとルールとマナーを守ることで、撮影OKがもう一度復活できないものでしょうか

2001年に撮影されたネコバスルーム(「三鷹の森ジブリ美術館」レポートより)


屋上の「ラピュタのロボット兵」は撮影できる数少ないポイント。
美術館入口の北側には「トトロの受付」がありました

大きなトトロが座っている「ニセチケット売り場」です

帰りは「風の散歩道」を歩いて三鷹駅に向かいます。
案内標識もおしゃれ

Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:01│Comments(0)
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