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2023年07月04日

第2回調布市議会定例会 報告

令和5年第2回調布市議会定例会が閉会しました。


会期は6月14日から7月4日までの21日間でした。

【会期日程(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告


【新たな任期が6月1日からの理由】
4月23日に行われた調布市議会議員の新たな任期は6月1日からです。
調布市議会と同じく4月23日に選挙が実施された三鷹市議会・狛江市議会・府中市議会などの新任期が5月1日からなのに調布市議会がそうでない理由は次の通りです。

調布市は昭和30年4月1日に調布町と神代町が合併して誕生しました。
新たな調布市の議員の任期について、両町は協議により議員の任期定数の特例を定めることとし、任期を昭和30年5月31日までとしました。
以後、調布市議会議員の任期は5月1日からではなく6月1日から4年間となっています。
blue_right詳しくは2023.6.1ブログをご覧ください。



【議会役員構成】
4月に行われた市議会議員選挙後初めての議会なので、議長以下すべての議会役員構成を新たに決めました。

・調布市議会役職名簿(市議会ホームページ)

私は、文教委員会委員東京都十一市競輪事業組合議会議員に就任しました。
十一市競輪事業組合は八王子市・武蔵野市・青梅市・昭島市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・調布市の11市で構成され、京王閣競輪場(東京オーヴァル京王閣)で自転車競走(競輪)を主催しています。
組合議会の議員は構成市の議会から2名ずつ選出されます。



【審査報告】

市長提出議案10件、市長報告11件、陳情8件、議員提出議案5件、委員会提出議案1件を審査しました。


【市長提出議案】10件(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告


◯議案第39号 令和5年度調布市一般会計補正予算(第2号)
【内容】
歳入歳出それぞれ3729万8000円を増額する。
歳出予算の総務費は、自転車用ヘルメットの購入費用助成に係る経費を計上している。衛生費は、妊婦健康診査における超音波検査への支援に係る経費を計上している。
歳入予算は、本補正の所要財源として歳出予算と連動した都支出金を計上するほか、財政調整基金からの繰入金を計上している。
歳入歳出予算の総額は、1011億4533万8000円となる。

※自転車用ヘルメット購入費助成
自転車用ヘルメット(SGマーク認証付または同等品の新品)の購入費用の助成。
助成額は上限2000円で6000件を想定。
都補助金1/2で、予算額は1200万円余。

※妊婦健診超音波検査支援
一部助成の対象を現状の1回から4回に拡充。
対象者は令和5年4月1日以降妊娠届を提出した妊婦約1500人を想定。
都補助金10/10で、予算額は2400万円余。

【結果】
全員賛成で原案可決


◯議案第40号 調布市税賦課徴収条例の一部を改正する条例
【内容】
地方税法の一部改正等に伴い、森林環境税の賦課徴収方法等及び長寿命化に資する大規模修繕を行ったマンションに係る固定資産税の課税標準の特例割合を定めるとともに、所要の改正及び規定の整備を行う。

【結果】
多数により原案可決


◯議案第41号 調布市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
【内容】
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、引用する用語を改める。

【結果】
全員賛成で原案可決


◯議案第42号 調布駅前広場南側上屋工事請負契約
【内容】
市民の利便性を高めるため、調布駅南側のロータリーに上屋を整備する。
5月23日に制限付き一般競争入札を行った結果、林・相互建設共同企業体が4億5100万円で落札したので、6月2日に仮契約を結び、条例の規定により議会の議決を求める。

【結果】
多数により原案可決


◯議案第43号 調布市立第三中学校第一体育館改修工事請負契約
【内容】
老朽化対策の一環として施設の維持保全を図るため、体育館の屋根及び外壁のほか、内装や体育器具等の改修工事を行う。
5月24日に制限付き一般競争入札を行った結果、林建設株式会社が1億9470万円で落札したので、6月2日に仮契約を結び、条例の規定により議会の議決を求める。

【結果】
全員賛成で原案可決


◯議案第44号 財産の取得について
【内容】
調布市消防団第3分団で使用している、消防ポンプ自動車の老朽化に対応するとともに、消防団活動の充実強化を図るため、消防ポンプ自動車1台を購入する。
5月23日に指名競争入札を行った結果、株式会社モリタ東京支店が2079万円で落札したので、5月26日に仮契約を結び、条例の規定により議会の議決を求める。

【結果】
全員賛成で原案可決


◯議案第45号 調布市監査委員の選任について
【内容】
議員のうちから監査委員を選任するため、鈴木宗貴氏を選任したいので、議会の同意を求める。

【結果】
全員賛成で同意


◯議案第46号 人権擁護委員の候補者の推薦について
【内容】
人権擁護委員のうち小山敦氏の任期が、令和5年9月30日をもって満了するので、後任の候補者について小山敦氏を推薦したいので、議会の同意を求める。

【結果】
全員賛成で同意


◯議案第47号 調布駅前広場整備工事請負契約
【内容】
交通結節点としての機能の充実を図り、魅力的な市街地を形成するため、南側ロータリー部の街築工事及び駅前広場の歩道舗装工事等を行う。
6月19日に総合評価落札方式による制限付き一般競争入札を行った結果、林・調和建設共同企業体が11億4400万円で落札したので、6月27日に仮契約を結び、条例の規定により議会の議決を求める。

【結果】
多数により原案可決


◯議案第48号 調布市立石原小学校給食室改修に伴う機械設備工事請負契約
【内容】
食物アレルギー対応専用調理室の新設、児童数増加への対応及び調理室等のドライシステム化を図るため、給食室の増築のほか既存給食室,休憩室及び物品庫を改修することに伴い、劣化した設備や器具の更新と増設を行う。
6月16日に制限付き一般競争入札を行った結果、宮沢設備工業株式会社が1億8076万3000円で落札したので、6月26日に仮契約を結び、条例の規定により議会の議決を求める。

【結果】
全員賛成で原案可決



【市長報告】11件(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告

◯報告第3号 専決処分の報告について
【内容】
令和4年10月31日、すわくぼ東児童遊園の管理の瑕疵により、人身に損害を与えたもので、その治療費のうち、医療保険の保険者が負担した保険給付に対して賠償する。
これによる市の損害賠償の額は、1万5091円。


◯報告第4号 専決処分の報告について
【内容】
令和5年3月1日、調布市柴崎1丁目7番地先の市道の管理の瑕疵により、自転車のタイヤに損害を与えたもの。
これによる市の損害賠償の額は、8494円。


◯報告第5号 一般財団法人調布市市民サービス公社の経営状況について
【内容】
令和4年度においても、市からの受託事業におけるサービス向上等に取り組むとともに、市民雇用の促進、障害者の就労機会の提供、市内事業者との連携といった取組を継続しながら、市の監理団体としての責務や役割の遂行に努めた。
令和元年度から令和4年度までの4年間を計画期間とした中期経営計画に基づく取組の最終年度であったことを踏まえ、経営目標の達成に向けた取組を推進した。
決算について、収入総額は7億347万6629円、支出総額は8億348万6629円だった。これにより、令和4年度の決算は、当期収支差額0円となっている。
令和5年度の事業計画について、予算として6億9670万8000円を計上している。
令和5年度は、従来の計画やこれまでの取組実績を踏まえつつ、新たに策定した中期経営計画に掲げている「受託事業におけるサービス向上・充実、効率化の推進」、「地域貢献の推進」、「組織の活性化」の3つの視点を念頭に置きながら、設立目的や経営目標の達成を目指し、各種の取組を推進していくこととしている。


◯報告第6号 公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団の経営状況について
【内容】
令和4年度は、文化施設3施設の一体的な活用を推進し、コロナ禍にあっても市民の活動が活気づく兆しの見られた1年において、その一翼を担う文化芸術の振興に取り組んだ。
事業運営では、東京2020大会のレガシー継承のため、引き続き、財団独自のテーマである「100年後の君へ。」を掲げ、文化芸術、生涯学習、コミュニティ各事業において、共生社会の推進、次世代への伝統文化の継承などに取り組んだ。
市の文化芸術振興におけるシンボルである「調布国際音楽祭」は10回目の節目を迎え、調布では30年振りとなるNHK交響楽団などが出演し、来場者数は過去最多となった。
決算の収入総額は14億2094万3401円、支出総額は14億2094万3401円だった。
これにより、令和4年度の決算は、当期収支差額0円となっている。
令和5年度の事業計画の予算として、14億9970万5000円を計上している。
令和5年度は、引き続き、文化施設3施設を拠点として、誰もが文化芸術に親しみ、創造することができる環境づくりに取り組むとともに、財団基本計画に基づき、市内の多彩な人材・団体と連携・協働し、事業を展開する。
今後とも市民の皆さまの声を反映した事業展開、利用者の立場に立った施設管理を心掛け、「豊かな芸術文化・スポーツ活動を育むまちづくり宣言」の実現を目指す、よりよい財団の運営に期待を寄せている。


◯報告第7号 公益社団法人調布市スポーツ協会の経営状況について
【内容】
令和4年度は新型コロナウイルス感染症対策と事業運営の両立を図りながら、市民体育祭、市民スポーツまつり、市民駅伝競走大会などの主要事業を全て開催することができ、「生涯スポーツ社会の実現」を目指し、市民の運動機会の創出を図った。
施設管理では、総合体育館屋内プールの改修工事に伴い、他施設での利用などにより、運動機会の提供が途切れることのないよう最善の対応に努めた。
決算の収入総額は2億9817万2218円、支出総額は3億15万1743円だった。
これにより、令和4年度の決算として、マイナス197万9525円の収支差額となり、前期繰越収支差額344万9442円を加えた次期繰越収支差額は146万9917円となっている。
令和5年度の事業計画の予算として、3億3566万円を計上している。
令和5年度は、調布市体育協会から調布市スポーツ協会へと名称変更し、新たなスタートの年になる。単に競技スポーツの振興や健康増進等の役割にとどまらず、地域のコミュニティ形成、各種交流、ボランティアの育成など多様なニーズに対応しながら、今後の活動計画を立案し実行していく。また、中・長期経営計画で掲げる各種取組の実施により、誰もが持続可能なスポーツとの関わりを持つことのできる機会の創出を目指す。


◯報告第8号 公益財団法人調布ゆうあい福祉公社の経営状況について
【内容】
事業運営では、令和3年度に引き続き、フレイル予防の一つの柱である栄養面に着目した低栄養予防の講義を行い、行動変容に向けた普及啓発を行った。
住民参加型事業では、ケアラー支援として、市や市内ケアラー団体と連携を図りながら、調布市版ケアラーサポートブックを作成した。また、個別の支援では、若年性認知症当事者やヤングケアラーへのホームヘルプサービスの提供についても取り組んだ。
認知症サポーター養成講座事業では、地域の自治会や企業、学校等で講座を開催し、1059人の認知症サポーターを養成した。
そうした中で、決算の収入総額は5億499万8477円、支出総額は、5億389万4014円だった。
これにより、令和4年度の決算は、110万4463円の当期収支差額となっている。
令和5年度の事業計画の予算として、5億4747万円を計上している。
令和5年度は、自主3事業の収入安定を図るために、限定正社員制度の導入により、将来にわたり戦力となり得る人材を確保し、居宅介護支援事業における特定事業所加算の再取得を目指する。また、認知症サポーター養成講座の事務局として、サポーターの活躍と活動促進を図るほか、認知症当事者の社会参加を応援するチームオレンジの立ち上げを実践していく。その他、少しでも多く福祉活動の現場に足を運び、現場からの声に耳を傾け、地域共生社会の推進に尽力する。


◯報告第9号 調布市土地開発公社の経営状況について
【内容】
決算の事業収益が14億8944万9084円、事業外収益が30万6051円だった。
これに対し、公共用地処分のための事業原価が14億8944万9074円、販売費及び一般管理費が30万4147円だった。
これにより、令和4年度の決算は1904円の当期純利益を計上している。
この当期純利益に前期繰越準備金を加えた結果、準備金1億4435万7843円を計上することができた。
事業内容としては、生活道路等用地、公共施設用地及び代替地として、1085.15平方メートルの用地を取得した。
また、土地の処分としては、生活道路等用地、都市計画道路用地、公共施設用地及び代替地として、3999.94平方メートルの用地を処分した。
令和5年度の事業計画について、公有地取得事業として、8億9000万円を計上している。
その主な内容としては、生活道路等用地、都市計画道路用地等を取得する。
なお、公社の経営状況については、これまでの経営健全化の取組によって国の指標による健全な状態を維持していて、引き続き健全性を維持し、透明性の向上に努めて行く。
 

◯報告第10号 一般財団法人調布市武者小路実篤記念館の経営状況について
【内容】
令和4年度は、春・秋2回の特別展、収蔵品による企画展を4回開催した。
秋の特別展では、「受け継がれてきたもの〜武者小路家ゆかりの名品〜」を開催し、武者小路家に受け継がれてきた貴重な資料や実篤の愛蔵品を紹介した。
また、外壁等の改修工事による臨時休館中には、たづくり展示室で実篤の書画、作品から名言を集めて紹介する移動展を開催した。
そうした中で、決算の収入総額は1億3315万7108円、支出総額は1億2798万1298円だった。
これにより、令和4年度決算の収支差額は517万5810円となっている。
令和5年度事業計画の予算として、1億4486万円を計上している。
令和5年度の事業の特徴としては、調布市の指定管理者としての2期目の5年目に当たり、市民が誇れる教育・芸術・文化の拠点となる施設を目指す。
特別展では、春は「武者小路実篤の1923年」、秋は「武者小路実篤の本をめぐる物語」を開催する。
また、貴重な収蔵作品・資料を良好な状態で永く残していくために、隔年で実施している収蔵庫の燻蒸のほか、排水ポンプ、消防設備等の改修及び館内照明設備改修工事に取り組む。
今後も、事業内容を創意工夫し、武者小路実篤の業績を顕彰する魅力ある事業展開に努めて行く。


◯報告第11号 令和4年度調布市繰越明許費繰越計算書について
【内容】
一般会計において、市内事業者の受注機会確保につなげる公共工事の前倒し12事業、物価高騰等に伴う市民生活及び市内事業者支援11事業、その他年度内での完了が困難であった16事業の合計39事業について、令和5年度に繰り越した。


◯報告第12号 令和4年度調布市下水道事業会計予算繰越計算書について
【内容】
下水道ストックマネジメント計画に基づくマンホール蓋交換工事費及び自然流下化工事に伴う水道管移設工事補償費について、令和5年度に繰り越した。


◯報告第13号 専決処分の報告について
【内容】
令和5年4月12日、深大寺地域福祉センター駐車場において、市職員の運転する借上げ車両が当該駐車場フェンスに接触し、当該車両に損害を与えたもの。
これによる市の損害賠償の額は、3万879円だった。


【結果】(報告第3号〜第13号)
全員異議なく了承



【議員提出議案】5件(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告


【委員会提出議案】1件(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告



【陳情】8件(下表:市議会ホームページより)
第2回調布市議会定例会 報告



【大須賀 一般質問】

安全で安心なまちづくりについて
(1) 災害対策の現状と課題について
(2) 防犯対策の現状と課題について
(3) 学校の安全・安心について
(4) AEDについて
(5) 危険な飛田給駅南口交差点の改良について


blue_right質問原稿(2023.6.23ブログ)


(写真:市議会インターネット中継より)
第2回調布市議会定例会 報告

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    Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 11:30│Comments(0)市議会
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