2012年06月15日
一問一答方式/児童乳幼児傍聴/本会議場車いす傍聴スペース
今回の市議会第2回定例会から3点にわたり議会改革が実施されました。
1点目は一般質問で一問一答方式が試行的に導入されたことです。
一般質問とは、議員が行政全般にわたり、執行機関(市長など)に対し、事務の執行状況や将来の方針等について質問することをいいます。
従来は、一括質問方式で行われていました。
最初の質問は、演台に登壇して行います。
すべての項目について一括で質問し自席に戻った後、一括で答弁がなされます。
再質問は自席で行います。
一問一答方式は、質問項目ごとに、質問と答弁を行う方式です。
今議会最初の質問者、鈴木議員の例で説明すると・・・

質問のテーマ1「地域情報化の推進について」の質問要旨
(1) 地域情報化の目的と現状
(2) 今後の推進について
(3) 地デジの活用について
毎に、質問をし、答弁があり、必要なら何回でも再質問をします。
両方式それぞれ一長一短があると言われています。
一問一答方式の良い点としては、
①どの質問に対する答弁なのか分かりやすい。
②途中から見ても、やりとりが理解しやすい。
③市長席側に対面して質問した方が自然。
④より白熱した議論が期待される。
など。
悪い点は、
①質問の内容が細かいことになりがち。
②時間配分が難しい。途中で白熱して時間を使ってしまい、尻切れとんぼのケースも。
など。
どちらの方式で行うかは、質問者の議員自らが選択します。
今議会では19人が質問しましたが、12人が一問一答方式を選びました。
全国でも多くの議会が一問一答方式の導入を始めています。
今回は質問を自席で行いましたが、『質問席』を設けること等を検討し、より充実させていく予定です。
2つ目は、調布市議会傍聴規則が一部改正されたことです。
今まで、児童と乳幼児は傍聴席に入ることができませんでしたが、傍聴できることになりました。
付き添いの方がしっかりと面倒を見て下さることが前提なので、よろしくお願いします。
調布市議会本会議・委員会傍聴のご案内は

改革の3点目は、バリアフリー工事等の施設整備を行い、本会議場に車いすの傍聴スペースが設置されたことです。
(左=車いす傍聴スペース、右=出入口のスロープ。市議会ホームページより)


2席(車椅子の方1名+介添者1名で1席分)設置しました。
これで、車いすのままで本会議の傍聴をすることができるようになりました。