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2016年06月23日

緊急地震速報 from 府中市

10時15分過ぎのことです。

開けていた窓の外から緊急地震速報が聞こえてきます。
近所のテレビの音というレベルではなく、かなり大きな音量です。

カミさんも「どこかで緊急地震速報が鳴っているicon_bikkuri」と飛んできました。

ベランダに出てみると・・・府中方向から聞こえます。



緊急地震速報に続いて、何かをしゃべっているようですが、内容がよく聞き取れません。
独特な聞こえ方から、防災行政無線のスピーカーからのようです。


調布市で緊急地震速報を流すのであれば、事前に議会や自治会に説明があるので、府中市かなと思い、ホームページを見てみると・・・


blue_right「防災行政無線試験放送の実施について」(府中市ホームページ)


Jアラートの自動起動による防災行政無線の試験放送で、訓練用の緊急地震速報を放送したのでした。


市境に住んでいると、両市の防災行政無線を聞くことになります。
私の自宅でも、調布市だけでなく、府中市の防災行政無線も聞こえます。

いざという時には、隣接の行政同士、市民同士が助け合うこともあるでしょう。

実際に、2年前まで18年間、調布市消防団第1分団(飛田給管轄)で活動をしていましたが、第1分団は、府中市の押立町・白糸台・朝日町といった隣接地域での建物火災発生時に応援出動していました。
府中市の隣接分団も飛田給の建物火災の時は出動し、火災現場で連携したこともありました。

こうしたことを考えると、訓練時から、何かと連携しておいた方が良いのではないかと思います。
特に緊急訓練の場合は、隣接自治体の広報やホームページでも注意喚起するとか、自治会の回覧板で知らせるとか、何らかの周知を心がけた方が良いのではないかと感じました。


なお。訓練そのものは、内閣府が主体となり、国の機関や地方公共団体等を対象とした全国的な訓練でした。

ただし、訓練の内容は各地方公共団体に任されていて、全国の地方公共団体(全都道府県及び全市区町村)1,788団体の訓練内容は下の6種類に分かれます。

①住民参加による避難等の防災訓練を実施する予定の団体が21団体。
②住民参加による緊急地震速報対応行動訓練を実施する予定の団体が134団体。
③地方公共団体職員を対象とする緊急地震速報対応行動訓練及び避難等の防災訓練を実施する団体が651団体。
④Jアラートを活用し、実際に住民への情報伝達手段を起動させる団体が682団体。
⑤Jアラートを活用し、実際に庁内放送を起動させる団体が390団体。
⑥アラートの受信確認や情報伝達手段の起動手順の確認のみを実施する団体が539団体。
※重複して実施する自治体があります。

blue_right「6月23日に緊急地震速報の訓練を実施します」(内閣府ホームページ)


今回は、両市の訓練内容が異なりました。
府中市は④住民への情報伝達手段(防災行政無線による緊急地震速報)を起動させ、調布市は⑥アラートの受信確認や情報伝達手段の起動手順の確認のみを行ったようです。

次回の訓練は、11月4日に予定されています。
突然の防災行政無線からの緊急地震速報に驚かないように、予定に入れておいた方が良いのでは。
  

  • Posted by 大須賀 浩裕(おおすが ひろすけ) at 23:19Comments(0)今日の出来事消防団飛田給の出来事災害情報